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【大学受験】共通テスト英語(リーディング)で9割以上取る方法

こんにちは、大学受験のごろねこです。

共通テスト英語の過去問を解いたり、
模試を受けている時、
以下の項目に心当たりはありますか?

・時間が足りない
・文章が長すぎて疲れる
・単語の意味が分からない
・本文の内容が理解できない
・問題が多すぎる
・選択肢の違いがよく分からない

上記に当てはまる人は、
もしかしたら下記もいくつか当てはまるのではないでしょうか。

・6割しか取れない
・過去問や模試の出来は乱高下しがち
・単語を覚えても点数が上がらない
・長文を読んでも点数が上がらない
・何を勉強したらいいのか分からない
・自信が持てない
・本番で失敗したくない
・確実に9割以上欲しい
・9割じゃ足りない、100点取りたい

今回は上記の悩みを解決すべく、
共通テスト英語リーディングで9割以上取る方法について、
まとめてみました。

このNoteを読めば、
高校初級から共通テスト9割レベルまでの
英語(リーディング)の
勉強法とオススメ教材が分かります。

特に独学で勉強している方に参考にしていただけたらと思います。


勉強の流れ

基本的には以下の通りです。

現状把握
→基本文法(総合英語)の習得
 &語彙力(英単語・英熟語)の習得
→英文解釈(英語構文)の習得
 &語彙力(英単語・英熟語)の習得
→過去問演習(長文読解)

です。

「本当に文法って必要なの?」
「英文解釈って意味あるの?」
と感じる方もいると思いますが、
共通テスト英語リーディングの対策は、
基礎事項の方が圧倒的に大切です。

いきなり長文読解を始めてしまうと、
基礎ができていないので、
学習効率が悪くなります。

また、文法や英文解釈ができないと、
長文を正しく読めませんし、
読むのに時間もかかってしまいます。

現状把握

まずは現状の把握から行います。

①過去問と解答用紙を用意する
東進HP(https://toshin.com/kyotsutest/)などでダウンロードできます

本番同様にきちんと制限時間を測って解答は解答用紙にマークします

採点する

点数ごとの課題は概ね下記の通りです。

・6割未満:基本文法(総合英語)を習得する
      &英単語・英熟語を覚える。
・6〜8割:英文解釈を習得する
      &英単語・英熟語を覚える。
・8割以上:過去問演習で長文読解力をつける、
      問題形式に慣れる。

現状の把握ができたら、
順番に課題を解決していきます。

やることは大きく分けて4つあります。

・基本文法(総合英語)の習得
・語彙力(英単語・英熟語)の習得
・英文解釈(英語構文)の習得
・過去問演習(長文読解の習得)

既に安定して6割以上取れている人は
英文解釈(英語構文)の習得へ。

8割以上取れている人は
過去問演習(長文読解)へ行きましょう。

基本文法(総合英語)の習得

英語の基本は、
文法と単語をおさえることです。

6割未満の人、長文を見ても意味不明・・・
という人は基本文法と語彙力の習得から始めます。

特に英語学習の最初の段階では、
単語、熟語よりも基本文法を最優先で取り組む必要があります。

「文法問題は出題されないから、長文だけ読めばいい」
という考え方で長文読解の勉強だけをしていると、
全く文章が読めないことになってしまいます。

ここで言う「基本文法」とは、
英語のルールであり、
難易度としては高校の授業で習うレベルのものです。

関係詞、不定詞、仮定法など、
教科書や総合英語(文法書)に載っているものを言います。

なので、基本文法の習得は、
英文法・語法問題(※1)ではなく、
総合英語と準拠問題集(※2)を使っていきます。

(※1)英文法・語法問題集の具体例

・全解説 頻出英文法・語法問題1000
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4342726718/
・スクランブル英文法・語法
 → https://www.amazon.co.jp/dp/401034427X/
・英文法レベル別問題集①〜⑥
 → https://www.amazon.co.jp/s?k=英文法レベル別問題集

総合英語に関しては、
基本的には学校で配られているもので大丈夫です。
わざわざ新しく買う必要はありません。

学校で配られていない、
もしくは配られているものが合わない場合は、
下記を参考に自分に合うものを本屋で買いましょう。

(※2)総合英語と準拠問題集

・総合英語Evergreen
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4864607214/
総合英語Evergreen 完全準拠文法問題集
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4864607230/

勉強する際は、
インプットとアウトプットを繰り返しながら行います。

インプットを総合英語で行い、
アウトプットを準拠問題集で行うのがオススメです。

準拠問題集を使うメリットとしては、
・分からない箇所のインプットのやり直しが容易
 (参照ページが書かれているのは地味に時間短縮)
・アウトプットのレベルが基本の範囲を逸脱しない
 (オーバーワークにならない)
・問題の解説がシンプルである
(総合英語が詳しい解説の役割を担う)
ことが挙げられます。

具体的な取り組み方ですが、
総合英語を全て読んでいると時間が足りませんので、
最初に準拠問題集を解きます。

そして、間違えた箇所、分からない箇所を優先して
総合英語を読む感じですね。

この時、準拠問題集には書き込みをしないように。
準拠問題集の使い方は下記の投稿を参考にしましょう。

総合英語Evergreenの準拠問題集であれば、
1問10秒で取り組めます。
分からない問題を考える必要はありませんので、
分からない場合は答えを見ましょう。

ただし、総合英語Evergreen以外は、
残念ながら準拠問題集が学校専売品のものしかありません。
(学校で配られているものがあれば、そのまま使ってOK)

総合英語Evergreen以外の文法書を持っていて、
アウトプット用の問題集がない場合は、
総合英語Evergreenの準拠問題集を買いましょう。
分からない箇所は自分の持っている文法書で確認します。

総合英語Evergreenの準拠問題集が合わない方は、
下記を参考にして、
本屋で見比べて自分に合うものを選びましょう。

【参考】基本文法問題集

・英文法レベル別問題集③〜④(苦手な人は①からやってOK)
 → https://www.amazon.co.jp/s?k=英文法レベル別問題集
・大学入試 全レベル問題集1〜2
 → https://www.amazon.co.jp/s?k=全レベル問題集+英文法
・関正生の英文法ポラリス[1標準レベル]
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4046019263/
・入門英文法問題精講
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4010345721/

語彙力(英単語・英熟語)の習得

基本文法を完全に理解したら、
次は語彙力を上げていきます。

語彙力を高めるには、
・英単語
・英熟語

を覚えていく必要があります。

単語集、熟語集は学校で配られているものを使いましょう。
わざわざ新しく買う必要はありません。

単語集も熟語集もそれぞれ1冊あれば十分ですし、
2冊以上やる必要はないです。

持っていない人や学校で配られた教材が合わない人は
本屋で自分に合うものを1冊選んで買ってください。

そして、その単語集、熟語集から浮気せずに、
最後まで使い倒してください。

【参考】単語集

・DUO3.0
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4900790052/
・英単語ターゲット1900
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4010346469/
・システム英単語
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4796111379/

【参考】熟語集

・解体英熟語
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4860662725/
・英熟語ターゲット1000
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4010346493/

覚え方としては、
英単語と日本語訳をただ見るだけの丸暗記では、
頭に入ってきませんので、
下記を意識しながら取り組みましょう。

・語源を把握して覚える
・前置詞やフレーズごと覚える
・類義語や派生語などもまとめて覚える
・品詞に注意して覚える

英単語、英熟語は本番直前まで繰り返しずっと学んでいきます。
覚える量が増えるにつれて、
読み返すスピードが格段に上がっていきます。

また、同時に2冊始めると消化不良に陥りますので、
まずは英単語から始めてください。

英熟語は、
単語集を1冊仕上げて余裕が出てきてから、
熟語集に着手しましょう。

英文解釈の習得

英文解釈とは、
短い英文を正確に自然な日本語に訳すことを言います。

この段階を省略して、
長文読解を始める方が多いのですが、
これが英語で伸び悩む原因です。

長文は英文の連続ですので、
短い英文が読めないと長文も読めません。

自然な日本語に訳すことも重要ですが、
英文構造を正確に把握することが最も重要です。

英文構造とは、主語がどれで、目的語がどれで、
と言った英文の構成のことを言います。

2次試験や個別試験の和訳問題で、
英文構造を読み取れていない日本語訳を書くと
容赦なく0点になると思ってください。

慣れてくるまでは、
英文にSVOCを書き込んだり、
副詞節を()で囲っていくなどして、
英文構造を分析していきます。

学校で配られている教材がありましたら、
それを使ってください。
無理に新しく買う必要はありません。

1冊も持っていない場合は下記を参考にして、
本屋で自分に合いそうなものを購入してください。

【参考】英文解釈の教材

・入門英文解釈の技術70
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4342210134/
・入門英文問題精講
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4010345713/
・新・英語の構文150(英文解釈の教材として使える)
 → https://www.amazon.co.jp/dp/4828533788/

自然な日本語訳に関しては、
単語レベルの意訳はOK、
英文構造を変えてしまう訳はNG
と言う感じです。

自分で解答を作ったら、
模範解答と見比べます。

例えば、「you」という単語を見ても、
「あなた」と訳すのか?
一般読者を想定して敢えて訳さないのか?
という感じで細かく見ていきます。

語尾までシッカリと見比べるようにしましょう。

こういう細かい解釈の違いを考えて分析していくことで、
英文解釈の力が磨かれていきます。

最終的には、
・英文を見た瞬間に英文構造が分かる
・英文を見た瞬間に日本語訳が思い浮かぶ
レベルまで音読しながら理解していきます。

ここまでやり切れば、
共通テストレベルの英文は、
自然と英文構造を読み取れますので、
長文読解も無理なくスムーズに読めるようになります。

また、英文解釈の勉強と並行して、
単語と熟語の勉強は続けていきましょう。

過去問演習(長文読解力の習得)

・基本文法(総合英語)の理解
・語彙力(英単語・英熟語)の習得
・英文解釈(英語構文)の習得
まで完了したら、
いよいよ長文読解の習得に入ります。

ここでは過去問を長文読解の教材として、
5〜10年分程度解いていきます。

まず、過去問は必ず2冊用意してください。

1冊は書き込み用で、実際に問題を解き、
あとで復習しながら、要点を書き込んでいきます。
もう1冊は反復練習用で一切書き込みをしません。

ちなみに、予想問題集よりは過去問の方が問題の質が高く、
オススメです。

まず、センター試験過去問の第4問〜第6問を2回分用意します。
本試験&追試験、もしくは2年分を1セットとして、
80分で解いていきます。

英語リーディングに関しても、
過去問演習に入る前に基礎を固めておくことが大事です。

8割を取れない人は、
・基本文法(総合英語)
・語彙(単語・熟語)
・英文解釈(英語構文)
のいずれかが不十分なので、習得し直してください。

また、時間が足りない=読解力不足です。

この時も本番形式で
解答用紙を用意した上で取り組むようにしてください。

最初に解く時は時間が足りなかったとしても、
学習効果を最大化するために、
時間を延長して最後まで解き切ってください。

延長した時は、実際の点数を把握するために、
制限時間内で解いた部分と延長して解いた部分を
分かるようにしておきましょう。

理解力が上がってくると、
時間が足りなくなるケースは段々と減ってきます。

問題を解いた後は答え合わせをして、
・本文を読んだ瞬間に英文構造が分かる
・本文を読んだ瞬間に日本語訳が思い浮かぶ
・本文を英語のまま内容を理解できる
レベルまで音読しながら理解していきます。

実際に理解できているか否かは
書き込みをしていない方の過去問を使って確認していきましょう。

過去問や予想問題集で満点を取れる状態になれば、
本番でも9割以上は見込めます。

PS.
「速く解くコツってないんですか?」
と訊かれますが、
結論から言えばないです。

「基本文法」「語彙」「英文解釈」を
地道に取り組んでいくことが一番大事です。

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