サラリーマンの株式投資術01_環境を理解し勝ちやすい領域で戦う
ごろんちゃん@副業投資家です。
会社員は基本的にザラ場を見てのトレードができません。それでも継続的に結果を出している人はいますし、私もその一人です。
会社員が仕事をしながらも株式投資で成功を収めるために気をつけるべきことについて、自身の経験や、身の回りの会社員投資家の行動をもとに初のnote記事を書いてみます。
本記事の内容はプロ向けではございません。これから株式投資を始めたい会社員の方や、日経平均などの指数にご自身のパフォーマンスが追いついていないような会社員の方向けとなっています。
では、早速本題に入ります。サラリーマンの株式投資術として、ピックアップしたいのは以下の3点です。それぞれ後で細かく書きますので、ご興味のある方はお読みください。
サラリーマンなりの投資術というテーマに絞っていますので、財務指標分析、売買のタイミング、無茶な信用取引をしないこと、イナゴはせずに自分なりに考えてみる、など誰にでも共通する基本的な行動については、ここでは割愛しました。また、インデックス投資、投資信託、FXなどは私の領域外ですので言及いたしません。悪しからず。
では、1つずつ説明して参ります。
1. まず簡単ではないことを十分に理解して肝に命じる
1つ目は、心構えです。もしも、あなたが楽して投資で儲けたいと思っているなら、その甘ったれた考え方から正す必要があります。巧妙な詐欺などに引っ掛からないことを願います。ツールとか、サロンとか、グループに招待とか、気をつけてください。
閑話休題。誰でも気軽に始められる株式投資ですが、その世界で稼ぐこと、そしてそれを継続することは簡単ではありません。よく考えてみてください。証券市場は証券会社の運用部門、機関投資家や専業投資家など、プロがたくさんいる世界です。そこに素人がポツンと入って勝負をするわけです。どうやって戦いましょう?
勿論、個別銘柄投資はFXのようなゼロサムゲーム(全員の利得の総和が常にゼロになるゲーム)ではないので、プロに必ず勝たなければ収支プラスにならないのかといえば、そうではありません。とは言え、歴戦のプロが市場に存在していることを常に肝に命じ、そのような状況下で、個人投資家が、しかも本業の仕事をしながら、どう立ち回るべきかを考えることが必要であると考えます。
2. 銘柄選定は大型株よりも小型株に目を向ける
1つ目は心構えに終始してしまいましたが、2つ目は実体験の少し具体的な話が入ります。どうやって投資銘柄を選びましょうか?
私が投資を始めた頃の2007年、当時の勤務先で投資をしている方が何人かいました。私から彼らに聞いたわけではないのですが、投資先は全日空や、あと忘れましたが、皆が知っているような東証一部上場の日経平均採用銘柄でした。よく負け自慢をしてる人たちでした😅
彼らが投資していたのは、いわゆる大型株です。さて、ここで思い出してほしいのは、1つ目に挙げた証券会社や機関投資家の存在です。投資を始めたばかりの私は、素人ながらに、そういう大型株は証券会社の人たちによって既に適正な株価になっているだろうから、そこで自分が株価の上がり下がりを予想して儲けを出すのは至難の業だろう、というように思い込んでいました。それ故、ハナから大型株を投資対象から除外するという方針を持っていました。
大企業を取り巻く市場環境や株価影響要因の最新情報など、情報の量と質で一般のサラリーマンがプロに勝てるはずもありません。大きなハンディキャップを抱えて、勝負しますか?ということです。
では、私が何に光明を見いだしていたのかと言いますと、大きな資金を運用するようなプロたちがあまり見向きもしないような、100株200株で株価がすぐに変動するような小型株です。そっちの方がせいぜい個人投資家同士でマシな勝負ができるんじゃなかろうか、と考えていました。
ちなみに、私は証券口座開設から実に8ヵ月、2007年10月に、浮かれ気味の日経平均が下がって来た頃を見計らい、満を持して株式投資を始めました。私の人生初投資銘柄は、まだ店舗数がかわいい感じのニトリ[9843]でした。その後、日経平均が伸び悩む中、この銘柄の株価は上昇し、2008年に利確できました。(※今の株価は当時の6倍なので、ぐぬぬ... ですけど)
3. 限られた時間と情報でプロに勝つためにできること
ここまでの一連で、プロの存在を認識して、弱小サラリーマンが勝負をするには、大型株よりも小型株の方がまだ勝ちやすいのではないか、というお話をさせて頂きました。
一見、自分たちを卑下し過ぎのような感じに思われるかもしれませんが、謙虚な態度で、環境を客観的に理解し、勝てるところで勝負をしましょうと言うのが持論です。
ここでようやくポジティブな話をします。
情報収集できる時間も限られて、情報量の量にも質にも乏しいサラリーマンですが、実はプロにはないアドバンテージがあると感じています。それを活かさない手はない、ということで紹介します。
それは、①投資の時間軸の話と、②仕事をしているが故のアドバンテージです。
①投資の時間軸におけるアドバンテージとは、私達は、投資家と違って年間で含み損抱えていても、後で株価が上がればいいわけなので、塩漬けでホールドできるということです。
プロはそうはいきません。証券会社や機関投資家は、運用して、精算して、プラスになったことを示さなければいけない立場です。塩漬けしてまーす、と言うような報告ができないが故に、時に不都合なタイミングでの利確/損切りと言うことも避けられません。
専業投資家は株で勝たないと美味しいご飯が食べられないというプレッシャーがあります。
一方、会社員は本業で仕事をしているので、塩漬けしていようが毎月の給料が入ってきて、美味しいホカホカのご飯が食べられます。慌てる必要なんて無いのです。これが1つ目のアドバンテージ。
次は、②仕事をしているが故のアドバンテージ、です。
これはどういうことかと言いますと、仕事の中で、或いは友人や同僚との関り合いの中で、消費者のトレンドに触れたり、法人相手の仕事で企業間の取引やその業界の景況などに触れることが少なからずあるということです。
プロの耳には入ってこないような、末端の情報だとか、市場の変化の兆しに触れる機会が実は転がっています。
趣味や、普段の生活を通じて人より詳しい領域ありませんか?
例えば、あの大きな会社の製品は、いまはシェアNo.1だけど実は高価なだけで質は良くない。一方で、いまはまだ3番手だけど、周囲の知人の話を聞くとみんな口を揃えて褒め称えるような、満足度の高い製品を出し続けている企業がある。
仕事に関連して言えば、ある業種について、普通の投資家たちが知らないような専門的知識をあなたが持っているということはありませんか?
そこから派生する数年後の社会をイメージし、その社会で今よりも需要が高まっているものは何か?それを提供している企業はどこか?
これについては私の経験談があるので、別記事で紹介します。
以上、サラリーマンなりの投資術についての私の持論でした。
1. まず簡単ではないことを十分に理解して肝に命じる
2. 銘柄選定は大型株よりも小型株に目を向ける
3. 限られた時間と情報でプロに勝つためにできること
サラリーマン投資家としての心構えの基本を書いた今回の記事ですが、まとめると、環境を理解し、自分に少しでも利がありそうな、戦いやすい領域で戦うということです。
次回以降は、徐々に具体的な、実践的な内容の記事を書こうと考えています。
本業の傍ら、情報収集をして、結果を出すのは決して簡単ではないけれど、この記事が、私と同じ境遇のサラリーマン投資家の方々の参考になれば幸いです。
次の記事へのモチベーションになりますので、少しでも参考になったと思って頂けましたら、お是非♡クリックをお願いします。
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