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サラリーマン投資家がお宝銘柄を発掘できた実例(株価25倍!?)

ごろんちゃん@副業投資家です。

デジタルアーツ[2326]という銘柄があります。投資3年目の私が2010年に買い始め、その後、私が買った株価から最大で株価25倍になった銘柄です。(注: そうなる前に売却しましたが...)

DigitalArts_推移

サラリーマンでも、少ない情報量しか持っていない人であっても、こんな銘柄に辿り着けるんだという格好の例として、私の経験を記事にします。

まず、この銘柄に投資した理由は、
1. 小型株の増収増益企業で
2. その割には低PER
3. 技術力/競争力がある*ので業界トップシェアを維持できそう(*Webフィルタリングの検出精度が抜きん出て高かった)

というよくある好条件を満たしていたためでした。
※小型株を好んだ理由は別記事(サラリーマンの投資術)を参照

この銘柄を①知ったきっかけと、②本格的に資産を投入した理由がサラリーマンならでは経路と言えるので紹介します。

①知ったきっかけ

妻が教育系のパートタイムジョブを始めて、仕事の話を聞いていたときに、この企業名を妻が出してきたのがきっかけです。「デジタルアーツって知ってる?フィルタリング?ていうの?何かそういうソフトを1台1台ひたすらインストールしたりしたの」

この話を聞くまで、私はデジタルアーツのことを知らなかったんですが、SIerで仕事をしていた時代にセキュリティについてかじっていた時期もあったので、興味をもってその場ですぐに調べました。情報量はとても少なく、会社のIR資料中心だったと記憶しています。

②本格的に資産を投入した理由

これは、端的には、仕事中に得た情報から将来性について自信が持てたことです。

当時のデジタルアーツは、業界首位で特に官公庁向けの導入で確固たるポジションを築き始めていました。しかしながら、まだフィルタリング市場が小さく、株価は上場直後の高騰が落ち着いてヨコヨコ、そんな状況でした。セキュリティ関連では、トレンドマイクロとか、カスペルスキーとかPC用のセキュリティソフトが結構活況で、不正アクセス監視のラックなどが注目を浴びだした時代です。

法人相手のマーケティング支援という仕事をしていた私は、2010年当時、携帯電話3キャリア相手の仕事も多くしていました。当時はスマホが浸透しだして人々の生活が急速に変化を見せ出した時代でしたので、自分たちも業界の情報をキャッチアップしないといけないということで、月に1度、会社に専門家を招いて、モバイル業界のトレンドについて学ぶということをしていました。

ある時、先生がお隣韓国の事情ということで、日本より教育の現場のデジタル化が進んでいて、既にタブレットを使った授業が行われているという記事を見せてくれました。「日本もいずれこうなると思います」「授業の中ではわからないことをインターネットを使って調べたりもするんです」

教育の現場で、タブレットを使用、インターネット・・・

学校側は、生徒が変なサイト見れないように設定しないといけないよね?

あ!

韓国と同じように、デジタル教育の国策化によって、フィルタリングソフトの需要が高まる未来が見えました(先生の講釈そっちのけで、もう頭の中はデジタルアーツのことでいっぱい)

ウッキウキでデジタルアーツの株価が弱気のときにはナンピンした記憶があります。

精算履歴を見ると、コツコツ50株購入→売却、コツコツ70株購入→売却で、利益を出したようです。どちらも300万円超えの投資なので、株2-3年目の初心者からしたら、なかなかの投資額です。

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※2013年に1株→100株に株式分割あり

2012年にすべて売却してしまっているので、残念ながら2013年以降の株価高騰を残念ながら逃してしまっているんですが、株価が動気づく前に、投資家たちが熱い視線を注ぐよりもかなり早い段階で、こうした銘柄を見つけられたということは、私に学びを与えてくれました。(売却の主な理由は確かMicrosoftが全PCにフィルタリングソフトを標準で導入するというニュースに恐れをなしたため)

デジタルアーツの経験から得た学び

サラリーマンだって、アンテナを張って生活していれば、チャンスは訪れるんです。そのチャンスのシーズ(種)は、実は身の回りに転がっているんです!

同時にデジタルアーツへの投資から得たもう1つの学び。それは何%上がったら利確とか、本で学んだ、「非合理な考え」を捨てたことです。

取引休眠期間を経て、私が2019年に株取引を再開したときに、デジタルアーツの株価が私が購入した当時の15倍になっていて、おったまげました(その後25倍まで高騰)。

デジタル教育の制度化が文科省で決定されたのがちょうど2019年。投資時に思い描いたサクセスシナリオが、まさにゴールを迎えた瞬間で、株価はピークに達しました。

そうなる未来を見据えて2010年に投資したというのに、法案検討などがニュースになる前に全て売却しているのは、おかしな話ですね。

国策化のニュースを待たずに、株価がギュインと高騰したタイミングで雰囲気で売ってしまって、その後再投資しなかったのは非常に大きな反省です。

せっかくお宝をいち早く見つけて安く仕込めたとしても、売るタイミングを間違っていては、大きく稼げませんよね。

1つの株を4年、5年持ち続けていたっていいんです。外国株で言うと、Apple, Amazonなんかもそうですよね。株価2倍時点で売らずに、その成長持続に信念を持ち、ホールドし続けた人が勝者です。

というわけで、私にいろんなことを教えてくれたデジタルアーツ[2326]のお話でした。

この記事が、私と同じ境遇のサラリーマン投資家の方々の参考になれば幸いです。次の記事へのモチベーションになりますので、少しでも参考にして頂けましたら、是非♡クリックをお願いします。

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