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人生初めての入院。

私は、大きな病気をしたことがありません。風邪も殆どひかないです。子供の時脱臼かなにかで個人の整体師みたいなところにつれて至れた記憶。

あと、足に出来物が出来て村の医者のところへ行った記憶が有るくらい。あとは虫歯で20歳頃にい来はじめ今は2ー3年毎に行くぐらい。

病気の前兆

今から約12年位前、仕事の現場まで車で行ってましたが駐車場でバックしてたら後ろの左側をこすってしまった(今思えばこれが前兆だったのかもしれません)。当時は運転ミスった位の感覚しかなかった。

のちにだんだんと物が見にくく感じて眼科(いつもいっている近くの眼科で結構高齢だと思う)に行って検査するも目に異常はないと言われた。

それから1年位すると文字を書いていると書いてる文字が読めなくなってしまった。どう考えてもおかしいので前回と同じ眼科を受診したが結果は同じで目には異常無いと言われてしまった。

流石におかしいので違う眼医者(とても若い医者)に行って見てもらった。目の異常については前の眼医者と同じで異常なしでした。書いてる文字が認識出来ないことから視野検査をすることに

なんと、半分見えてない

視野検査の結果右目は右半分見えてない。
左目は左半分見えていない。なので文字を見てるとき真ん中は右目も左目も見えてなくて認識出来ていなかった事が判明。

普通に生活出来ているのが面白い。半分づつ見えてなくても頭のなかで上手く合成して何不自由なく見えてた。

眼科から大学病院に予約を入れてくれた。


病院のエントランス(Webから)

大学病院での検査

車でちょっと都会の町中をはしり少し小高い所に大きな病院がある。駐車場のゲートをくぐって、いざ玄関へ。初めての大きな病院。なにかワクワクする。

病院の中をキョロキョロしながら受付の脳神経外科を探す。受付に眼科の紹介状を渡して待ち合い室で待つ。呼ばれたので先生の前に。とても若い先生。紹介状を見て、問診してから、MRI検査することになった。

当然MRIの予定は入れてないので割り込みで検査することに、割り込みの順番が来たのでMRI検査室へまずは、検査の説明を受けて更衣室に、

身に付けているものは全て外して用意してあるガウンみたいのを着る。順番が来たので耳栓が渡され耳に押し込む。MRIの台に乗り込む。頭を固定され何かあったら押すボタンを渡されて左手に持つ。

いいいよ検査の開始、台が動いて大きな丸い筒の中に頭を入れる。台が小刻みに動いたりガンガンと音がしたり、時々自分の唾液で溺れそうに成ったりしながら(5分ー10分位だと思う)終了。とても長く感じる。

結果発表

検査結果。非機能性下垂体腺腫。

脳に有る下垂体の機能は種々なホルモンを作るきかんで、ホルモン異常が出ると体に奇形が出たりの外部症状がでるようです。

私の場合は、非機能性なので体に異常は出ないですが、目の奥の神経の束(右目と左目の2本)を圧迫して信号の混信を起こしてるようである。ほっておくと失明の可能性が有ると言われた。

入院に向けての打ち合わせ


別の日に妻と一緒に治療方針の打ち合わせに行く。腫瘍をとるにあたり鼻から器具を入れて手術すること。入院前に精密検査のため1日の入院l検査。
手術の為に約3週間の入院。手術は4ー5時間かかる。

などなど、入院書類と大学の資料として使用しても良いと言う承諾書にもサイン。

あとで調べて見ると、この病気は10万人に年に一人位の発症率。先生からは60歳台は珍しいみたいで若い人の方が多いそうである。


いよいよ、本入院

2015年1月5日。
妻の車で行く、入院中退屈しないようにディスクトップパソコンを持ち込む(キャリーに乗せて運ぶ)。何せ体はすこぶる元気なわけで暇つぶし用。

まず手術後の呼吸練習(術後、鼻呼吸は禁止)の為、鼻に詰め物をされ口呼吸の練習を手術を受けるまでする。

1日目は最終検査でまた、3回目のMRI検査。
目の各種検査。特に視力検査に時間が掛かった。なにせ目は異常無いのに視野が無いだけなので、見えたり見えなかったりで検査だけで20分くらいはかかったと思う。

そして、翌日手術の日が来る。妻も来てくれてくれたけど一人で1日疲れて帰って行ったようである。(後日談)


イメージ画像(Webから)

時間は忘れたがおそらく朝の8時頃手術室まで歩いていきそこで手術服に着替えて手術台まで歩き、うながされるまま手術台に自分で登って横わたる。
自分で台に乗るのはへんな感じがする。

麻酔の種類は覚えてないがガスマスクみたいのを着けたと思う。それからたしか100からカウントダウンを言うように言われた。

100 99 98 97 96 95 …………………
…………………………     夢の中。

めざめ

い今私は寝台に横たわっている。廊下を移動中のようだ、看護婦が俺が目覚めたのを確認すると私に「ここは何処ですか?」。俺はこ答える「付属病院」と言ってから「○大付属病院」と言い直す。
どっちでも同じだけど、性格的に正確性を重んじてしまう立ち。

時間はおそらく午後5時ぐらいなので8時間ぐらい手術にかかってるようだ。

行先は集中治療室、ここで絶対安静を申し受ける。
トイレに行けないのでいつの間にかに尿道カテーテルを入れられていた。
入院中一番嫌だったのがこのカテーテルで膀胱に違和感があること、これが3日間続く。

術後の最初の食事。自分は普通に完食したんですが、看護婦が全部食べるのは珍しいと言われた。
看護婦さんが定期的に私の尿の量を計測してる。


病室イメージ(Webから)

3日後、一般病室にはいれた。病室のスケジュール(朝の回診、食事の片付け、お風呂の時間と入りかた、消灯時間など)の説明があった。

ここでの一番の約束ごとは毎回トイレ毎に尿の量を記録すること。なので一旦容器にすることになる。

ここで、1つ問題発生。
右脇腹に4CM位のメス傷あと(鼻の奥の蓋をするのに、部品をここから失敬するため)、テープで止めてあるけどお風呂にはいる時はどうするの。
解決(防水シートを貼ってから入る)で解決。

もうほとんど自由時間になったので、パソコンを使えるようにセッテングする。音楽を聞いたり、映画を見たり、TVを見たり、、、、

どうしてもこれだけだとつまらないので病院内を散策。病室の棟と一般棟は長い廊下で繋がっているので廊下を渡って一般棟へ。

売店があったり、コメダ珈琲店とか、小物店、花屋、ATMコーナー、レストラン……..
着てる洋服が病院のパジャマだし、左手にはバーコードの札着いてるしどう見ても入院中の患者。

入院も長くなると洗濯もしなければならないので、病院のコイン洗濯機で肌着を洗濯して、干す場所は自分のベットの上(ちょうど点滴をぶら下げるひっかけがあったので、そこにパンツとTシャツを引っ掛ける)

手術結果

腺腫が動脈貼り付いていたので、完全には取りきれていない。
術後、MRI検査、視力検査、視野検査全てパス。
と、いうことで17日の入院生活終了です。












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