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バグコンビ
ある路地裏で一人の青年が走っていた。
空「ハァハァ…………ちっ。アイツらいつまで追ってくるんだよ。」
警察「止まれ。止まらないと撃つぞ。」
空「いいさ。撃てるものなら撃ってみろ!!まぁ撃てないだろうがな。」
そう言いながら走っていた空。そしてしばらく路地裏を走っていたところ行き止まりに追い込まれた。
警察「そこを動くな。お前に逃げ場は無い。」
空「くっ。ここまでか。」
そう言って俺に手錠を付けようとしたその時警察の後ろから声をかけられた。
刑事「お前達ご苦労さん。コイツはこっちで預かる事になったから後は任せな。」
警察「ご苦労さまです月山刑事。その………預かるとは?」
月山「あぁ。コイツは別件でな。」
警察「分かりました。では手錠だけ付けておきますか?」
月山「大丈夫大丈夫。それじゃあ仕事に戻っていいぞ。」
警察「はい。ご苦労さまです。」
月山がそう言うと警察は去って行った。そして月山がタバコを吸いながら話しかけて来た。
月山「で?お前は何をやらかして追っかけられてたんだ?まさか殺人か?」
空「違うよ。俺はただ婆さんの鞄を取った奴を追いかけて少しボコして追いかけただけで。」
月山「そりゃあいい事だ。婆さんも喜んだろうよ。」
空「あぁ。そう思ってたんだがな。どうやら鞄を取ったのがどっかの大臣の息子だったみたいで、アイツ警察が来たら「アイツが殴ってきた」って言いいやがって。婆さんも金を貰ったのか俺を悪者扱いする証言しか言わなくて手錠かけられそうになって逃げたんだよ。」
月山「そりゃあ災難だったな。ふぅ~。でお前はどうするんだ?見たところ放浪少年みたいだが?」
空「ちょっとまてよ。俺はなんかの事件で呼ばれたんじゃなかったのかよ。」
月山「うん?ってあれか笑。あれは嘘嘘。というか別件があったとしても警察署まで運んでもらってるし。」
空「警察が嘘言ってもいいのかよ。」
こんな感じで月山と空が話していた所空が急にうずくまった。
空「あぁああああ。」
月山「おい?大丈夫か青年。」
空「あぁ………交差点………交差点。」
月山「交差点?交差点がどうした。」
空「5丁目の交差点で事故が起きる。ガソリンタンクと乗用車が激突してまるで地獄絵図の様な風に。」
月山「5丁目の交差点って。直ぐそこだろ?まさか。」
月山がそう言った直後大きな爆発音が街に響いた。月山は急いで路地裏を出るとそこには、大きな炎が立ち昇り、沢山の人が倒れていた。
月山「なっ……なんなんだこれは。というかさっきの青年が言っていた事と同じ?まさかお前。」
空「えぇ。俺は未来が見えるんだよ。月山さん。」
これは青年と刑事によるお話。彼等はこの先の事をまだ知らない。
皆さんお久しぶりです。ゴロクマです。今回は「未来の目」からアイデアを受け作りました。あと今回出て来た空は「未来の目」とは無関係の空です。決して新しい名前を考えるのが面倒くさくなった訳ではないですから。本当ですからね?
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