Vol.1 気持ちの時効 ~ナナメの夕暮れより~
「気持ちの時効というものがあるのだろうか。(12頁目/若林正恭)」
就職活動まで「負ける」ことを知らず生きてきて、就職活動で初めて「負ける」ということを知った。
では、なぜ就職活動で負けたのか?
それは、就職活動で行なわれる「自己PR」や「面接」というものが苦手だったからだ。
結局、不動産仲介業に就いた自分は、ここでも負けに負けを重ねることになった。
簡単に言うと、16ヶ月で5件の契約数である。
11ヶ月はタダ飯を食わせてもらい、会社のお荷物と化していた。
つまり、就職活動まで負け知らずだった理由は、「負ける」と思う土俵を避け続けてきたから、である。
今まで、たくさんの人を見下してきたと思う。
必死に勉強をする人、必死に走る人、必死にお洒落をする人・・・必死に何かする人をバカにしてきた。
いや、本当に負け知らずだった理由は、必死にやらなくても「中の上の結果を出せる」ことしかやってこなかったから、であろう。
大好きで、尊敬している若林さんの意図に反していたら、申し訳ない。
ただ、気持ちの時効というものは、あっては困るのだ。
今では「必死に仕事をしている。」先輩の背中を見て、仕事をするようになった。
これまでの流れと少しずれるが、「主役になれる人のサポート」をしたいと思うようになった。
人を見下してきた自分も、今になっては「都合の良い人間で終わっちゃうぞ?」と心配されるまでになった。
周りの方々への償いは、始まったばかりなのである。
【前書き】※寄り道する時間がある方は、コチラも読んでください。
なんとなく、noteというものを始めてみたくて・・・気づいたら登録してから2ヶ月も経っていた。
「モノを書いたり、読んだりする時間のほうが楽しいだろう。」という理由だけで、退職を決意した。
だが結局は、面談に面談を重ねて、部署異動というところで着地しているのだから、2ヶ月も経ったのだろう。
この部署異動については、誰が読むのか、備忘録として投稿したいと思っている。
話を、いや、時を戻そう。
普段、歩いてたり、電車に乗ってたりするとき、「こういうことを書いたら面白いかも!」とメモをしては、興奮していた。
何度も自分は天才だと、一喜一憂していた。
が、帰宅してからタブレットに向かうと、何にも面白くない。
暖めすぎて、逆に冷めてしまっていたのだ。
ようやく、仕事が落ち着いてきた頃、表題「ナナメの夕暮れ」を再読したのであった。
そうだ、ココからお題をいただいて、何かしら書いてみることとしよう。
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