何でも自分の嫌いな事を月並と云うんでしょう
仕事でとあるイベントに参加する。イベント運営者曰く、参加者用のまい泉かつサンドが大量に余って困っているらしく、遠慮なくたくさん持ち帰る。
帰りにKindleで夏目漱石『吾輩は猫である』。苦沙弥(くしゃみ)先生の奥さん、つまり漱石の奥さんらしき人がちらほら会話に加わり始める。漱石の奥さんがモデルの人物と言えば、『道草』にも登場する。(当時の主流な価値観に照らしあわせても)男尊女卑の過ぎる漱石の横着に、『道草』の奥さんは面従腹背を貫く。その只では転ばない、彼女のしたたかさがとて