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水晶体に映る記憶vol.3|「なんかあったら、食べ物送るから、大丈夫。」
定期購読マガジン「水晶体に映る記憶」の3つ目の記事です。
このマガジンでは、「今日しか感じ取れないかもしれない有限な感性で、日々の感情や記憶の形を残す」というテーマで文章を書いていきます。週に1度更新します。
天気の良い日、ローソンのメガサイズのカフェラテを買った。頑張らなきゃいけない時と、カフェラテのサイズは比例する。ちなみにメガサイズはマジででかい。セブンの2倍はある。
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最近、急激に忙しくなった。忙しい、という言葉、は「心に亡くなる」と書くから、あまり使いたくないのだけど。余白というものがどこかに飛んでいった気がする。忙しいという言い訳をし始めたら、ついに私は自分を許せなくなると思って、無理矢理にでも余白を作っていた。湯船に入るとか、カフェラテ飲むとか。もうちょいレパートリーがほしい。
そんな日々の中でも、友人や先輩方とお話しする機会は格段に増え、数ヶ月前に机にしがみついて勉強していた頃を取り戻すような気持ち。きっと自分なりの速さで、私は環境を変えようとしているのだね。
そういえば、今は5月の2週目だった。五月病がくるぞ〜〜と身構えていたが、案外大丈夫だったよ。大変さはありつつも、気持ち的なバランスは保てているから、急激に落ちるみたいなことはなくて、今の季節の温度とか、生活が結構あっているのかも。
そんな今朝、とある友人と電話をしていのだけど、その時間がまた良かった。
友人は、私と同じく今年2月の国試の受験組だった。彼女は医師の試験だったから、大変さはきっと別の種類があるのだろうけど、試験前はよくLINEで「今日頑張ったこと」「明日頑張ること」「何でもない日々の出来事」なんて題して成果を送り合っていた。
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当時、私は休学して1年ずれた学年だったのと、知り合いがほとんどいなかったので、基本は自宅で勉強。たまに大学に行くのも、引くほど億劫になっていた。そんな時のその友人とのLINE、めちゃめちゃ私の心の支えになっていた。
国試が終わって、ふぅっしたタイミング。その友人と近況の電話をした。お互い無事合格。お祝いと、これからについてゆっくり話したのだった。
ぽつりぽつり、自分について話す。私は、4月からフリーランスで生きていく覚悟だった。覚悟だった、といっても内心すごく震えていた。ストレングスファインダー上位5つのうち、4つが戦略的思考の自分にとっては、物事のリスク管理できているかどうかがかなり重要で、石橋は叩きすぎるくらいに叩く。そんな私がこんな将来の決断をしたのだから震えるのも当たり前なんだ。
気づいたら、将来の不安を笑いながら話していた。内心すごく不安なはずなのに、「いやぁ、どうなるかなぁ、うまくいくかなぁ〜〜〜」とか、「餓死しないように頑張る!!!!!」などと冗談ぽいことを言って。
そんな私の話を聞いていた友人が一言。
のちに、私のお守りのような言葉になる。
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