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【英語学習】【リスニング】実録: 英語が聞けるようになるまでの道のり

こんばんは、ごろです。
33歳で英語の勉強を始め、当時全くリスニングができなかった私が、リスニングを克服するまでの道のりをご紹介します。
ちなみに私のToeicリスニングパートの最高スコアは490。英語学習を始めて2年後のことです。
私と同じく「英語が聞けるようになるイメージが全くわかない人」の参考になれば嬉しいです。

※私はの場合、Toeicのスコアは「リスニング習得の過程で付いてきたもの」であって、それが目的ではありませんでした。(進捗確認で使っていただけ。)Toeicのスコアを手っ取り早く上げたいだけなら、他に勉強方法があるかもしれませんので悪しからず。


英語学習前のスペック


まずご参考までに、英語学習を始める前の私の英語に関するスペックです。

英語学習歴

高校までは、受験のために勉強していましたがリスニングはゼロ。理系の国公立大の受験には全く不要な時代でした。得意とは言いませんが、足を引っ張る科目ではなかったと思います。ですので、文法等の知識は高校卒業時点ではありました。
その後、英語の勉強は15年間全くせず、英語に接するのは必要にせまられて英語論文を読んだりする時くらいでした。
29歳、31歳のときに少しToeicの勉強をしましたが、リスニングについては何から始めたらいいのか取っ掛かりすら掴めず、長続きしませんでした。(1週間くらい)

Toeic

32歳のとき、会社で強制的に受験させられて、スコアは625(L250/R375)でした。Toeicの一般的なスコアの傾向は「リスニング>リーディング」なので、それとは真逆。「学生時代に受験のために文法と単語しか勉強してなくて、しばらく英語の勉強してない人」の典型パターンです。

英語に対する意識

「Reading」が多少できるだけで、「Listening」は全くできないので、英語は「できるだけ避けて通りたい」。仕事で英語を使っている人や英語学習に取り組んでいる人を見ると自分が情けなくて劣等感を感じていました。

はじめの一歩

英語学習のきっかけと方針

きっかけは仕事と家庭(子育て)が多少落ち着いたから。ストレスなく仕事をこなせるようになり、子育てが少しだけ落ち着いて心に余裕ができました。また、ちょうどグローバル化の影響でいずれ仕事で英語を使うことが見えており、「手遅れになる前に何とかしなければ」と思い始めた時期でもあったので、「次に忙しくなる前にやる!」と腹をくくって勉強を始めることにしました。

方針は
お金をできるだけかけない
家族の時間を犠牲にしない
リスニングを頑張る
Toeicで進捗を確認する
です。

用意したもの

購入した教材は英単語帳「キクタン800」。
これにした理由は理由はリスニング用の音源が付いていたから。
購入した英語学習教材は、この時からこの日に至るまで「これだけ」です。

最初にはじめたこと

まずは仕事に向かう通勤時間を英語学習に充てました。電車の中の20分です。見開き2ページ分を覚える(綴りではなく耳で!←これ大事!)。

そして、例文の音声もしっかり聞いても、単語一つ一つが聞き取れるまで繰り返し聞きます。

次の日は、まず前日覚えた分の復習をして、次の2ページに進みました。

最初の変化

1ヶ月後、変化を実感し始めました。

習慣化した

まず、「通勤時間で英語勉強」が習慣化して、苦にならなくなりました。そして、帰りの電車でも単語帳を開くようになり、勉強時間が増えました。

英単語の語彙が増えた

当たり前と言えば当たり前ですが、覚えた単語が増えていきました。進歩の実感はモチベーションの醸成に重要です。1ヶ月20+α営業日、毎日10個でも積み重ねれば結構な成果になります。

少しずつ、単語が聞き取れるようになってきた。

単語帳の短い例文なら、繰り返し聞けば一つ一つの単語が聞き取れるようになりました。
今振り返ると、これが英語のリスニング習得のポイントだったのでは無いかとおもいます。

ターニングポイント 1 

単語帳に取り組んで1ヶ月、今振り返るとこのあたりが最初のターニングポイントでした。

単語帳に飽きてきた(チャレンジ精神の疼き)

もっと違った教材に触れたいというチャレンジ精神が湧いてきて、「どこかに無料の教材は転がってないか」と探し始めました。

ポッドキャストとの出会い

きっかけは忘れましたが、ポッドキャストがなければ、私は英語を身につけることができなかったと言い切れます。
超高品質な無料の教材がゴロゴロ。
オススメはコチラ。

2つ目の変化

英語に触れる量がポッドキャストで爆増した

ポッドキャストというものを知ってからというもの、英語を聞く機会が爆増しました。無料にも関わらず、ハイクオリティ。前述の「Hapa英会話」は、英語のナレーションの後に日本語でも同じ内容を話してくれるので、答え合わせになります。
やっていたことは

  1. まず1回英語のナレーションを聞いた後に日本語で聞く。1回で何を言っているのか分からなくても問題なし。

  2. 日本語を聞いた後に、一つ一つの単語と文章の内容が英語で聞き取れるまで何度も聞く。(何と英語で言っていて、それがどういう内容なのか分かるまで。どうしても分からなければ、Hapa英会話のウェブサイトでトランスクリプトを確認します。)

  3. 慣れてきたら、日本語ナレーションを聞く前に英語だけを何度も聞いて、全て聞き取り、意味を理解する。(全部は難しいので、どうしてもわからない時は英語ナレーションやトランスクリプトを確認します。)ポイントは、日本語に翻訳しないように心がけること。

※ポイントは、まず「内容がわかっている英語の文章単語が全部聞き取れるまで何度も聞くこと」。その次に「内容がわからない英語の文章を何度も聞いて、単語を全部聞き取り、日本語に翻訳せずに内容を把握すること。

この勉強方法の良いところは「本を開かなくて良いから、場所を選ばない」こと。いつでもできるので、勉強時間を増やすことができます

英語が聞ける人の感覚を理解できるようになった

前述の勉強を続けること1ヶ月。だんだんと英語に耳が慣れてきました。すると不思議なもので、集中して聞くと「すぐには日本語で説明できないけど、何を言っているのか分かる」感覚がつかめて来ました。初めての、新鮮な感覚でした。

この時まで、英語が聞ける人は聞いた英語を頭の中で日本語に変換して理解していると思っていたのですが、全く違うということが身をもって分かりました。英語が聞ける人は「日本語を介さずに英語のままで理解」しています。(通訳は、また別のスキルです。)

ターニングポイント 2

英語だけのコンテンツをポッドキャストで探し始めた

「日本語を介さずに英語を英語のままで理解する」事を意識するようになって、数ヶ月「日本語ナレーションの入っていないコンテンツ」を求めるようになりました。ナレーションが入ると、どうしても英語を日本語に変換する意識が抜けないと思ったからです。
最初は「海外の英語学習者向け」のコンテンツを聞き、そのうち、普通の海外のコンテンツで自分の興味のある(私の場合サイエンス系)テーマを扱ったものを探して聞くようになりました。
楽しいので、通勤時間はずっと英語のポッドキャストを聞いていました。(平日1日2時間)

ここまできたら、後は半自動的にリスニング力は右肩上がりです。
Toeicを受けるまでもなく、リスニング力がついているのは分かりましたが、会社に言われて受けたら490でした。

まとめ

リスニング習得までのステップ

  1. 英語勉強の習慣化(私の場合、単語を毎日少しずつ覚える)

  2. 内容が分かっている短い文章を、全ての単語を聞き取れるまで何度も聞く。(私の場合、単語帳の例文を付属の音源で聞きました。)

  3. 内容が分かっている長い文章を、全ての単語が聞き取れるまで何度も聞く。(私の場合は「Hapa英会話」のポッドキャスト)

  4. 英語だけで文章を何度も聞いて、単語を全部聞き取り、内容を理解する。(できるだけ日本語に翻訳しないことを心がける。)

  5. 日本語に変換せずに、英語のままで何を言っているのか理解できる感覚をつかむ。(←4をやっているうちに自然と感覚がつかめました。)

  6. 好きなコンテンツを探して英語を浴びるほど聞く。

一番のポイントですが、「一つ一つの単語が聞き取れるまで同じ文章を繰り返し聞く」これだと思います。(綴りを覚えたいなら「書き起こす」と尚良いのでしょう。ディクテーションという勉強方法だそうです)

リスニングの取っ掛かりが掴めなくて困っていた時は、いきなり意味を理解しようとしていましたが、まずは「一つ一つの単語を聞き取る」、ここから始めるべきだったようです。

付録: 聞いていたポッドキャスト

※すでに更新が終了しているものもあります。
【英語学習用(日本語での解説あり)】

【英語学習用(全編英語)】

【一般のポッドキャスト】
※興味ありそうなものばかり探して聞いていました。少々難しくても内容を理解しようと頑張れるので。


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