小学生と戦国武将
昨日の夜、どうにも寝付けなくて、『本能寺ホテル』という映画を観た。
映画のストーリーは、ホテルのエレベーターと本能寺が繋がっており、綾瀬はるか演じる倉本繭子が、本能寺の変前日の京都に、タイムスリップしてしまうという感じ。
初めは乱暴に見えた織田信長の、意外な素顔を見せられて… みたいな。
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ウトウトしながら映画を観ていると、初めて織田信長という存在を、小学校で習ったときのことを思い出した。
ごちゃごちゃと、紛らわしい名前が並ぶ教科書の中で、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人だけは、とても印象に残っている。
当時、授業の中で「3人の武将のうち誰を最も指示するか」という質問をされたことがあった。
確か、そのとき私が選んだのは、徳川家康。なんとなく、その後ながーく続いた江戸時代が、それまでの戦国時代と比べて平和で、いい印象を持っていたからだ。
それに比べて、織田信長はなんだか物騒だし、豊臣秀吉は欲張りなイメージだった。
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それから少し成長して、大河ドラマの『江』を観てから、戦国武将3人への印象が更新された。
ミステリアスな織田信長が、かっこよく見え始めたのだ。それに比べて、秀吉の印象はどんどん悪くなっていった。徳川家康は、可もなく不可もなくといった印象。
もう会って話すことはできない人たち。だけどあまりにも有名で、たくさんの人から、あらゆる角度で研究されていて。それでもまだ、謎に包まれている。
その謎を、全部解き明かしたいような、知らないままでいたいような。そんな気分だ。