大切な人とだからこそ、ケンカをしてでも話し合いたいこと。
大切な人やコミュニティ、家族など、自分の考えを伝えるのが怖い。ケンカしたらどうしよう。嫌な思いをさせたらどうしよう。と悩んでクヨクヨしてしまう君に。
そう悩むことも大切だよね。正解はないのかも。だけど、伝えることや話し合うことは大切だよね。それはなぜだと思う?
話をしてみようと、少し勇気をもってもらえたら嬉しいな。
様々な夫婦をみて、自分たちを思い出した。
先日、ママの仕事で「トモダテ講座(ともに子育て、家事、仕事)」を開催した。パパはサポート役で、パートナー目線の意見を伝えるべく参加。
10組の夫婦が参加してくれた。社会情勢や女性の体の変化や、子育てが始まると起こる環境の変化について学び、家事について夫婦で話し合ってもらったり、家事の工程を書き出してもらったりした。今の家の状態をそれぞれ見える化して考えてもらう機会になったよ。
夫婦でよく話し合い、役割分担ができている夫婦や、旦那様があまり積極的でない夫婦。旦那さんが家事をメインで、奥さんが働くスタイル。
それぞれの夫婦に、それぞれの形や考えがあり、講師の立場だけれどすごく勉強になった。
そんななかで、パパやママも数年前にケンカしたり、モヤモヤしていたこと(今ももやもやは尽きない。笑)を思い出した。
ええカッコしたかった自分
当時、ママが時短家事の勉強をしていて家事シェアが大切だねと学び、我が家でも家事シェアを取り入れてみた。育児で疲れているママの負担を軽くすることは大切だと感じていたから。
一人暮らしの経験もあるし、社会人15年の経験もあるから、家事を手伝うことなんて大したことないと考えていたんだよね。すぐに慣れて余裕だろうと思っていた。それをしている自分によっていたのかも。なんせ「イクメン」と言われていたから。
ただ、そんなに甘くなかったよね。
家族の洗濯物を片付けるのに1時間弱かかったり、洗濯物を干しては注文をつけられレクチャーまでされる始末。ストレスもたまり、仕事で働いてきたのに、なんで家事まで指導されてやらなあかんのな!そっちの仕事やろ!とイライラしていた。
文句ばっかりで楽しくなかった。
やり方の先にある「大切なこと」
なんでこんなにうまく行かないのか?自分は家事が苦手で嫌い。やりたくない。この状況をどうしたらいいのかを考えた。プライドもあり、ママに負けたくないってのもあったのかも。
そこで、「本当にこの作業は必要なのか?もっと楽することはできないのか?」を考えた。
するといーっぱい出てきた。無駄な作業や、変なこだわり。あたりまえと無意識でしていた作業が必要なかったなど。
どんどん削ってシンプルにして。
だけど、その工程の中でもケンカもした。納得しないこともあった。
「それは何の為にするの?」
何のために家事を減らすの?
何のために作業をするの?
何のために機会を買うの?
そう、自分たちがどこへ向かうのか?「ゴールの価値観」
を共有しておく大切さに気づいた。
どんな家族で在りたいのか?将来どんなことをしたいのか?大切にしたいことは何?
いっぱい話し合った。
どんな時間を過ごすのが好き?どんな家だと心地いい?家族とはどう接していきたい?どんな自分でいたい?将来、みんなでするなら何をする?ワクワクすることは?
しょうもないことや、未来のことまで。
たどり着いたのが「ごきげんでいる」という価値観だった。
この価値観が決まってから、家族はチームとして動き出した。
「ごきげん」の為に家事をどうするのか?洗濯物はどうするのか?と考える基準になったんだ。
君は今、何を大切にする?
今、クヨクヨして勇気がでないなら、まずは自分はどうしたいのか?どんな価値観を大事にしているのか?どんなゴールを見ているのかを考えてみよう。
そして、勇気を持って相手と話をしてみる。質問して、思いを伝えてみて。
大切な人なら、諦めず何度も。
きっと素敵な未来が待っているよ。
大丈夫。
ママとパパはそこを乗り越えてきたから。
君は身近で見ていたよ。
大丈夫。
きっと乗り越えられるから。