「おいしゃさんになる!」という選択
「おとなになったらおいしゃさんになる!」
4歳のころの私はなぜか家にあった「鼻腔にみられる疾患」という本を片手にそう言っていた。愛読書のようにこの本を読み、「鼻茸!」って叫んでた。そんな私を両親は「こんな本読んでるの〜、すごいね!」と褒めてくれた。祖父母は「遥翔ちゃんがお医者さんになったらおじいちゃんおばあちゃんも診てもらおうかな!何科のお医者さんになるの?」と将来の受診を予約してくれた。
幼少期病気がちで病院にかかっていたとかではなく、ただ医療が身近なだけだった。両親とも