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横浜市の令和7年度予算案「子育て」政策で不安な部分
377万の横浜市民の皆様、お疲れ様です。
本日も「横浜市令和7年度案」について解説をいたします。
今回は「子育て」政策です。
横浜市の来年度の子育て政策は「子育て世帯へ”預けやすい環境づくり”」がコンセプト
子育て政策については以下のように説明していますのでご覧ください。
スライドがあるのでそちらをご覧ください。
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動画やスライドを見るのが面倒な方は書き起こしをどうぞ。
今回の中期計画で、これまで行ってきた子育て施策をまとめております。次年度は特に、スライドの中の青の部分ですね、この青の部分でくくりました預けやすさを実現するための施策に着手してまいります。
22ページをご覧ください。預けやすいまちを推進していくために、全国で初めてとなる、短時間に特化した認証制度の新設に向けて取組を開始します。
今、託児所がいろんなとこで設置されていることが増えてきていると思うんですよね、これ民間ベースで、例えばちょっとイベントがあるとか、例えば私が前職のときに学会に参加しているときとかも、そういった託児所っていうのが設置されることが普通になってきました。
ニーズはいろいろな側面で非常に高いというふうに思います。仕事の間、ちょっと預かってて欲しい、急に医者に行かなければいけない、歯医者に行かなければいけない、あるいはいろいろな諸手続きのためにどうしても預かってほしい、そういったこともあると思いますし、あるいは心身が疲れてリフレッシュしたいっていうようなことを思われるケースも多いと思います。
ニーズが多様で大きい分、行政としても支援をしていきたいと思います。しかし、それを支援しようとするとですね、実はそういう預かりに対する基準がありません。今、民間ベースでやっているものはプロの保育士さんを配置して、プロの保育士さんに預かってもらう、数時間。民間として行っておられるんだと思いますが、行政としてそういったニーズにお応えしようと思いますと、やはり預けやすさもそうですが安心をつくらなければいけません。
預けやすさと安心を両立できる、そういった預けやすいまちを創っていくための取組をこのたび開始いたします。こう
いった取組はですね、例えば保育なんかでも、本市、横浜保育室で作ってます。この横浜保育室っていうのは児童福祉法に定められた保育所ではありませんけれども、横浜市として独自に基準を設けて、例えば保育環境などが満たされれば、市として認定をし、運営経費の助成などを行っている、そういう認可外の保育施設のことであります。
ですので、基準がないからニーズが高いにも手を出さないっていうことではなくて、やはり市民の皆様の安心をつくり、そして預けやすさを創っていくために、基準がないなら、何かこう基準を作って安心を担保しながら預けやすさを創れないか、そういう思いからこの事業を開始したいというふうに思います。
希望するときに活用することができる自治体初の短時間預かりサービスの創設に向けて、モデル事業を開始いたします。
例えばですね、どこにそういった預かり場所を作るかっていう一例なんですけれども、商業施設とか集客施設での短時間預かりっていうのが考えられると思います。これを常設できないかっていうことですね。例えば集客施設商業施設でそういった短時間預かりのところが、常設。もちろんデパートとかの開いている時間になろうかと思いますけれども、そういったものができれば非常に使いやすくなると思うんですね。
ただ、現状調査が必要です。それから基準に照らし合わせた現行どういう基準があるのかっていうものを考えて整理をする必要があろうかと思います。併せて枠組みを検討していく必要があります。これらをですね次年度しっかりと進めたいと思います。そ
ういった常設型の取組とは別に、非常設というか、非常設でいいんですかね。常設に対して非常設の取組を進めていきたいと思います。こちらは基準に関しては、前者よりは緩めになろうかと思いますが、例えばイベント時の短時間預かりをしていただける方に対して、民間ベースでやっていただける方に関して実施の補助を行ったり、あるいはこどもが楽しめる体験プログラム付きの一時預かり事業を開始できないかなというふうに思っております。
はい、24ページご覧ください。そういった一時預かりの更なる使いやすさの拡充として、土日祝日に預かる仕組み、あるいは日中、日中もそうなんですけども土日祝日に預かる。あるいは、夜宿泊の預かりですね、オーバーナイトで預かれる。そういった仕組みを作りたいというふうに思ってます。
ニーズ調査も含めてなんですが、例えばお子さんを見られる人が誰もいない夜。状況っていうのは例えば急な出張が入ってしまった。あるいは近くに親御さんもいない、そういったときで困られている方の声っていうのは聞きます。ですので、それなりの体制が必要になりますけれども、そういったことが可能かも含めて検討していきたいというふうに思いますし、また手続きがですね、預けるまでの手続きっていうのが煩雑になっているところもありますので、そういったところもきちんと改善していきたいというふうに思います。
こういったことは既存資源を活用して多様なニーズに応えるための新たな取組を開始したいというふうに思っています。例えばこの右上にあるように、夜間宿泊も含めて24時間365日対応をするところとか、この左上にあるように、定員割れしている保育施設のスペースを活用するとか、左下にあるように市庁舎内で土日祝預かりできるかどうか。右下にあるように、利用の事前面談のオンライン化ができるかどうか。こういったことにも、チャレンジしていきたいと思います。
役所として、預かりに対しては十分やっているというふうには、本市だけではないんですけれども、行政として預かりに対してどこまでできているか。やってるかやってないかって言ったらやってなくはないんだけれども、使いにくいし、私も自分の経験で、結局使えなかったことのほうが圧倒的に多いですし。またそもそも知らないっていう方は非常に多いんですよね。
ですので、使いにくいっていうことに関しては、以前に比べて預けやすくなったかっていう市民の感覚、市民のご意見を指標にして進めていきたいと思います。やはり市民がどう思ってるかっていうことが重要ですので、以前に比べたら圧倒的に預けやすくなったって言っていただけることがKPIになるかというふうに思います。
また、そもそも知らないっていう方は、本市としての周知不足でありますので、パマトコなどを使ってですね、しっかりと伝える。そういったサービスがあるんだと、支援をしているんだっていうことをお伝えしていきたいというふうに思います。預けやすいまちを目指して取組を進めてまいります。
26ページをご覧ください。パマトコについては、今は乳幼児期の手続き等でお使いいただいておりますが、小学生にまで利用を拡大していくために、様々なできることを付加しようと思っています。まず、学童のオンラインでの利用申込の手続きを開始します。特に学童、民間学童の方にもですね、一応オンラインでの対応等をお願いすることになろうかと思いますが、そういったことを丁寧に進めさせていただいて、学童のオンラインでの利用申込の手続きをできるように進めます。
併せてお子さんが学童に行ったときにね、来たら来たで、そこがeメールとかショートメールとかで連絡あると親御さんにとっても安心度が増すと思います。ちゃんと学童行ったな、放課後預かりに行ったなっていうことが分かると良いと思いますので、そういったメール連絡も可能にしたいと思います。また、小中学生にすぐーるでの取組が始まっていまして、すぐーるを導入したことで、紙のプリントを学校からご家庭に配布するっていう機会が大分なくなったと思います。学校からご家庭に紙のプリントで連絡するっていうことが大分減って、保護者の方々に確実に伝わるようになってきていると思います。一方で、逆。家庭から学校。家庭から学校にデジタルで提出できる。そういうルートも拡大したいと思っています。
学校から家庭はかなり進みました。ですので、家庭から学校へのデジタル化っていうものを進めたいと思ってます。例えば学校の提出書類いろいろあると思います。それを書いて子どもに持たせて行くってなると、やっぱりいろいろな忘れ物も出てくると思いますし、教員の手間も増えると思いますので、あとは何よりも書く手間が保護者ありますので、そういったことをデジタル化でできる限り減らしていきたいなというふうに思ってます。こういったところですぐーるとパマトコの連携を始めたいというふうに思います。
27ページをご覧ください。小学生の夏休み期間中の学童での昼食提供を今年度開始しましたが、これを冬休みと春休みにも期間を拡大いたします。夏休み中はもちろん行います。それから使い勝手に関しても、より簡易にしたいと思います。キャンセルをする場合、結構前にキャンセルしておく必要があったんですよね。それは業者さんの都合があったわけなんですけども、保護者の使いやすさからしますと、やはりキャンセルっていうのは直前に生じやすいものではありますので、そういった対応が出来る限り可能になるようにしたいと思います。
また小学生の朝の居場所づくりモデル事業については2校で青葉区やってますが、これを全市的に10校に拡大していきたいなと思ってます。今年度はですね、朝の居場所づくり事業を始めたんですけれども、保護者説明会を行ったのが6月とかだったんですよ。保護者の方のご意見聞いてみますと、そんな時期に言われても困ると。もう4月に入った時点でだいたい生活のスケジュール感は組んでいるので、6月からそういった預かり始めますよ、できるなりますよって言われてもやっぱり生活スタイルがあるし準備の問題もあるので、すぐには変えられませんっていうようなご意見あって、ごもっともだなと思ったんですね。
ですので、これから議会に予算を承認していただく、いただけることが前提ですけれども、しっかりと4月、新年度になってからすぐにこういった取組が開始できるように準備を進めて、保護者の皆様への周知時期を早めるということですけど、そういったことで利用の拡大を図ってまいりたいと思います。
28ページをご覧ください。青葉区の3つの地区で地域交通サービス「あおばGO!」を行っております。これ行政によるモデル事業を経まして、次年度は企業主体での運行をモデル実証として行います。令和8年度からですね、本格運行を目指していきたいと考えております。
29ページをご覧ください。英語に関してであります。AETの増員によって、小学校の英語教育を推進していきたいというふうに思っています。AETを大幅に増員して、全ての小学校でAETによる授業が毎日、リアルないしオンラインでできるようにいたします。全国でも初めてか、初めてに近い取組であろうかと。特に本市の規模を考えますとAETの人数もそれなりに必要になりますからこの取組はかなり本市としても挑戦的なものではあるんですが、是非このAETを確保して、全小学校で英語教育推進していきたいと考えております。
また、高校生の留学支援を強化したいと思います。長期留学枠。長期留学した場合の支援額が今40万なんですが、これを150万円に増額したいと思います。40万円ですとなかなか長期っていうのが難しくありますから。例えば半年とかそういった期間でもですね、是非支援をして多くの方が海外経験できるようになることを目指したいと思います。また、短期留学への支援も開始して対象人数を100人にいたします。更に本市市立高校ありますので、市立高校を対象とした長期の留学プログラムを新設します。
8年度に向けて開始したいというふうに思っておりますので、今年度中に制度設計をします。特に中高一貫校あります。そういった中高一貫校での長期留学の促進なんかも視野に入れております。中高一貫校以外での留学促進も含めてしっかりと横浜の高校生の留学支援。支援していきたいと考えております。
30ページをご覧ください。図書館であります。新たな大型図書館の整備に向けまして、基本構想を次年度策定いたします。また、新たに市の全域におきまして、地区センターなど身近な施設で図書の取次拠点を増やすことを取り組んでまいります。また、野毛の中央図書館で現在、喫茶部分を親子フロアとして改修中で、今年の4月にはオープンいたします。それとは別に、中央図書館の1階全部をリニューアルして子どもフロアを作りますが、その設計工事を開始いたします。26年度のオープンを目指して、この野毛山の図書館のですね、1階部分の子どもフロア化っていうことを進めてまいります。またデジタル技術を使った新たな図書サービスの導入も着手したいというふうに思います。
◯ツッコミどころ満載の”預けやすい街・ヨコハマ”
今回の子育て予算の目玉である「預けやすい街・ヨコハマ」として短時間でも子どもを預けられる取り組みをするそうですが、市独自の短時間預かりの認証制度は、対象年齢や有資格者の配置基準など詳細は未定です。
会見でも山中竹春市長が明言しています。
朝日新聞 良永:
ありがとうございます。あと、短時間預かり認証制度について、2点お伺いしたいんですけれども、詳細は来年度検討をしていくというところで、ただ一方で、対象年齢ですとか、有資格者の配置、どうなっていくかというところ、気になるんですけれども、方向性見えていれば教えていただけますでしょうか。
市長:
はい、預けやすさというものを創りたいというふうに思っております。私自身もですね、いろいろな保護者の方とも話しましたが、やはり子育て世代の皆さんから使いたくても実際に利用できないとか、私も経験あります。それから、手続きがそもそも煩雑で分かりにくいというようなお声もいただいておりますし、あとですね、子どもを預けることに。不安感とか罪悪感があるという声が結構多いですね。
そういうときに、例えば、そのご家族が日常的に利用されている商業施設とかで預けることができれば、その不安感と罪悪感のハードルって少しかもしれませんが、下がると思うんですよ。ですので、単に場所を増やすとか、例えば保育園で一応そういった制度を作っているとかだけでは駄目で、やはり預けやすさ、柔軟に預けやすくなるような整備が必要だと思うんですよね。
ですので、そういった使いやすさと、安全安心あっての預かりですから、親御さんが、保護者の方が安全安心でということを担保するために、基準を作り、横浜型の認証制度を作り、その上で使いやすさを高めていくっていうことを目指していきたいと思っています。
朝日新聞 良永:
ありがとうございます。最後に1点になるんですけれども、大きく見た中で、保育士不足っていうことがずっと言われているかと思うんですけれども、担い手の確保についてはどう考えていらっしゃいますでしょうか。
市長:
はい、ご質問ありがとうございます。そういった短時間預かりで活躍していただいているプロの保育士さんも潜在的には結構いるんじゃないかなと思うんですよね。ですので、そういった方々の発掘も含めて、是非本市として預けやすいまちを目指していきたいと思っています。
東京新聞 神谷:
東京新聞の神谷です。先ほどの横浜型短時間預かりの制度なんですけど、これは認証制度は、具体的に何を認証、例えばその、保育園の配置基準とかがあると思うんですけど、例えば、そこで0、1、2歳はやらないみたいなことも聞いているんですが、具体的にどういったところだったら認証するみたいなものってあるんですか。
政策経営局報道課長 矢野:
所管局から。
こども青少年局保育・教育部長 片山:
保育・教育部長の片山です。ご質問ありがとうございます。現段階では検討中ではございますけど、今のところ、例えば3時間、2時間程度の預かりを基本として、そこに対して、例えば人の配置とか面積ですとか、どの程度まで必要なのかっていうのをこれから検討するということでございます。今の保育園というのは、基本的に長時間での預かりをベースにした基準が引かれていますので、そこまで必要じゃないだろうというところで、どう考えていくかということでこれから検討しております。
東京新聞 神谷:
そうすると、例えば、商業施設などでやるっていうことですけど、その広さとして、最低限面積とかその人についても基準はあるんですか。
こども青少年局保育・教育部長 片山:
そこら辺はまさにこれから一定程度、なんでもいいというわけではなくてですね、一定程度決めていこうと思っていますが、あまり求めすぎると今度は過剰になってしまいますので、そこら辺のバランスをこれから見ていくということでございます。
東京新聞 神谷:
これはなんて言うんでしょう、各施設さんでもちょっとした、例えばプレイスペースとかあるとこいっぱいあると思うんですけど、それをなんか市の認証で、なんて言うんでしょう、何が変わるんですかね。
こども青少年局保育・教育部長 片山:
既に多分満たしているとこもある、例えばですよ、一定基準があった場合満たしている所もあれば、ない所もあると思いますので、一定のそこにラインを引いて安心してご利用いただくということを目的としております。
市長:
今、神谷さんおっしゃったプレイスペースって最近増えてると思うんですが、ただあれは、保護者の方がいて、そこで遊ばせて時間使えるようにするって、子どもと一緒に時間を使えるようにするっていうことが主眼だと思うんですよね。それに対して一定の面積、一定の保育士さん等々で預かりをできるようにしたいっていう趣旨であります。ただ今部長さんおっしゃったとおり、そういう短時間預かりの制度が国は念頭に置いていませんので、一方でそういったニーズは多様だし大きくあります。ですので、是非本市としてそこに応えていきたいというふうに思っています。
東京新聞 神谷:
ありがとうございます。
基準すら決まっていないことをバラしています。
いいのでしょうか。
人材の確保もこれから。それに
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総額1億2千万円の予算を注ぎ込みます。
いいのでしょうか。
◯アプリで失敗したのにまたアプリを使う横浜市
もう一つ気になるのが「ハマトコ」というアプリの活用です。
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横浜市はアプリの活用で失敗した自治体です。
コロナ対策支援のお金をこの「レシ活」なるアプリに注ぎ込んで巨額のお金を開発会社へ流した上に、損失まで計上して市民に損をさせました。
現在、訴訟まで起こされています。
この失敗に対して反省も総括もっしていないのに約4億7千万円も予算を立てるのは危険な匂いがします。
またW◯D株式会社へ予算流すつもりですかね。
「レシ活」は市議会でも無所属の一部の市議にしか取り上げなかった問題なので、放って置くと市民のために使われない恐れがあります。
ここはしっかりと追求すべき問題でしょう。
安全性について触れない「学童保育の給食拡充」
次に問題なのが、これです。
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学童保育の給食提供を夏休みだけではなく、冬休みと春休みにも広げる政策です。
共働き家庭にはありがたいと思います。
しかし、横浜市は給食で度重なる問題を起こしています。
この件についてはこれだけで終わらせています。
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やったことはこれだけです。
4 対応
(1) 当該昼食を提供した164クラブに、卵アレルギー対応が必要な児童が食べていないか確認した結果、157クラブで7人の児童の喫食を確認(7クラブは現在確認中)。
(2) 7人の児童の保護者に対し、電話により謝罪をするとともに、健康状態を確認しました。現在のところ、健康被害が出た児童はいません。 (3) 7月30日の昼食は、代替食(アレルギー特定原材料等28品目不使用の非常食等)を提供するとともに、登録されている全保護者に当該事案の連絡を行います。
(4) 全ての昼食提供事業者(5者)に対して、7月30日以降の献立におけるアレルギー表示に誤りがないか、改めて確認を徹底するとともに、あわせて本市職員(栄養士)によるダブルチェックを行います。
(5) 今回の事案を受けて、昼食提供を開始した7月22日以降の献立表のアレルギー表示について同様の事案がないか、全昼食提供事業者に対し確認します。
防止策は給食を作る工場に丸投げです。なぜか保健所が調べに行かない。
子どもに食べさせるの危ないと思いませんか。
まず大事なのは拡充の前に安全性でしょう。そこれが抜けているのに
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総額で約1奥5千万円もの予算を組みます。
ハマ弁大好き自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党、共産党の市議さんたちは無視するでしょう。
何せ、ハマ弁と学童保育の給食は「ハーベスト」様が絡んでますからね。
◯「子育て世代に評価された」という分析理由が弱い横浜市
会見で非常に気になったのが「横浜市の政策が子育て世代に評価された」と断言していることです。
その根拠として20代から40代の人口が増えた点を挙げています。
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これは実際にどうなのでしょうか。記者からも突っ込まれています。
神奈川新聞 加地:
神奈川新聞の加地です。2点お伺いします。まず人口増のスライドのところなんですが。先ほど、人口増に転じた背景として子育て施策が好感持たれているというようなお話もありましたが、転入してきた方が子育て施策を評価して入ってきたような何かデータみたいな今既にお持ちなんでしょうか。
市長:
入って来る、転入されてきた方になんで横浜に来られたのかっていうデータ、アンケートとかは基本的には取れないと思いますので、今後何らかの方法で、そういった因果関係ですよね、今加地さんおっしゃってるのは。なぜ入ってきたかっていう、もっと言えばどういったところに魅力を感じたかみたいな、そういった因果関係が取れるようになるといいんですけど、基本的には今の枠組みですとそういったデータはありません。はい。
神奈川新聞 加地:
そうなるとですね、子育て施策がうけてるっていうのはどういったところから。
市長:
20代から40代が増えている、子育て世代が増えているということに基づくスピキュレーション(※注:投機的な取引や推測、思索、考察)です。
神奈川新聞 加地:
ありがとうございます。もう1点伺います。子育て施策のところで、精神的だったり時間的なゆとりの創出と、経済的な支援を両輪で進めていくお話がありましたが、経済的支援というのは国に自治体による格差がなくなるように訴えかけていくことに留まるのか、それとも横浜市として、財源創って独自の経済的支援をこれからも打っていくっていうことなのか、どちらかお考えがあれば。
市長:
はい、両方になろうかなと思います。国としてナショナルミニマムをつくっていただきたい、いろいろな事項でナショナルミニマムをつくっていただきたいっていう思いはありますので、必要と思われることに関して、引き続き要請をしてまいります。一方で、経済的な支援も必要でありますので、経済的なゆとりを創るためにも、本市としてできることをやっていきたいというふうに思っています。
神奈川新聞 加地:
分かりました。ありがとうございます。
山中竹春市長の前職は「データアナリスト」なのに、「子育て政策が受けている理由は」と聞かれて「データがないので推測です」と答えています。
確たる証拠がないのに断言していいのでしょうか。
不安だらけです。
例えば、1月25日に放送された「アド街ック天国」の「町田市編」では、子育て世代が移住しているという証拠を出しているんです。
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このように「0歳から4歳児までの転入超過数が全国1」とか
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日本ユニセフから「子育てしやすい街作り事業実践自治体」に選ばれたとか、理由を出しています。
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その理由として「市内に乳幼児から高校生まで利用できる大型の児童館が5つもあって、子どもの居場所が確保しやすい」とか、
児童館に通う高校生を中心とした子どもたちが企画した迷路や工作教室などのイベントが定期的に行われていて、子ども同士の交流が盛んとか、
市のプロジェクトに子ども達も参加していて子どもの意見を取り上げているとか、
昭和54年(1979年)に町田市にできた「しぜんの国保育園」という人気の保育園では、雑木林に囲まれた約1,000坪の敷地で子どもたちがのびのびと過ごせて、しかもその日1日、何をするのかは子どもたち自身が決めることで主体性を育んでいるのが親御さんに高評価を得ているとか、
具体例やデータを出してほしいものです。
市議会では、その辺りも市長や市の当局者へ突っ込んでほしいものです。
無理か。
今の市議会は「オール山中竹春・市政支持」だから。