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【特別編】石丸伸二都知事候補の疑惑
377万の横浜市民の皆さま、お疲れ様です。
本日は横浜市にも影響がある東京都知事選について、ご紹介したいことがあります。
横浜市については明日おかしな点をご紹介しますのでご承知おきください。
都知事選は小池氏と蓮舫氏が争う形
共同通信が6月29日、30日に電話調査をした結果によると以下の情勢です。
現職の小池百合子氏(71)が一歩リード、前参院議員の蓮舫氏(56)が続き、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が激しく追い上げる展開となっている。元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)は支持が広がっていない。1割強が投票先を決めておらず、情勢は変化する可能性がある。
女性候補二人が争うところに、元安芸高田市長の石丸伸二氏が割り込もうとしている展開です。女性二人と比べて知名度はありませんが、ネットを中心にじわりと支持を広げています。既成政党の支持はありませんが、年齢も若く、経歴から見たら十分当選を狙える位置にいると言えます。
しかし石丸伸二氏にはおかしな広報活動が出てきています。
選挙中に出できたネットメディアの記事
まずはこちらをご覧ください。
安芸高田市における石丸伸二氏の具体的な成果をご存じですか?
— Mediall - メディアール (@Mediall_jp) June 28, 2024
本記事では石丸伸二氏が市政を正常化した実績を紹介。
財政危機からの脱却、行政の透明化、市民サービス向上など、具体的な成果が分かります。#石丸伸二 https://t.co/Ty8FMdRIKR
Mediall (メディアール)というネットメディアが都知事選の真っ只中に安芸高田市の魅力を伝える記事を公開しました。
タイトルでおわかりですが、内容は石丸伸二氏ヨイショ記事です。
これ、気持ち悪い石丸賞賛の記事を最後まで読んでみたらなんと東京都知事選挙に触れてる!
— Stone Circle Watcher (@cq5wt27) June 29, 2024
安芸高田市関係ないし、「応援」って書かずに「注目」っていうギリギリのラインを責める姑息さ。
しかも人気がなくて市長選挙に落選するから都知事選挙に逃げたって言われてるのに。
執行部はおかしくなってる https://t.co/1kTbY6yylz pic.twitter.com/ou3Baywv54
しかも最後はガッツリと都知事選にも触れています。
東京都知事選への挑戦:石丸氏の新たな挑戦
2024年7月7日、東京都知事選の決着がつきます。
石丸氏は東京都知事になった際の公約を「政治再建」「都市開発」「産業創出」と掲げました。
とくに都市開発においては、東京23区の過密具合解消に意欲を見せています。
現在渋谷区・港区において、石丸氏に対する支持率が上昇。
これまでの石丸氏の活動が、多くの人の関心を集めたのでしょう。
安芸高田市の知名度向上に貢献した石丸氏が、東京都政でどのような取り組みを行うか注目されています。
筆者も広島県民として、石丸氏を注目しています!
メディア―ルの運営者もX(旧Twitter)に石丸伸二氏を応援する投稿をしています。
#石丸伸二 の実績から見た期待
— Makoto Tanimura / Mediall (@MakotoTanimura) June 28, 2024
①無駄を省く
財務の健全化は、アナリスト時代に身につけたスキル。市長時代に発揮。
②優先順位をつける
色がないから、合理性、正当性が保てる。
③未来への投資
①②ができるからこそ最大化できる。彼の想いが形になる。#東京を動かそう
この石丸伸二氏応援記事は調べるとおかしなところだらけなんです。
X(旧Twitter)で調べてくれた方がいました。
ホントだ
— gokutsubusy (@gokutsubusy) June 29, 2024
都知事選と全然関係ないはずのこの記事で、こんなファイル名になるのって、石丸選対チームが都知事選用に使う写真素材を提供していて、脇の甘いライター?WEB管理者?がファイル名そのままでUPしちゃったとしか考えられない。選挙目的で発注した記事と疑われても仕方ないのでは。 pic.twitter.com/R56bwO2Xbv
安芸高田市も魅力を紹介する記事の画像名が「石丸伸二_東京都知事選」なのでしょう?
尚、この写真は石丸伸二後援会が上げている写真と一致しました。
— Stone Circle Watcher (@cq5wt27) June 29, 2024
安芸高田市が依頼した記事に、安芸高田市が連絡を取れない石丸の後援会から写真が提供されている不思議。
※安芸高田市は石丸の本の印税を受領する約束をしている件で石丸に連絡を取ろうとしているが連絡が取れない pic.twitter.com/0PHskfRlZa
どうしてメディア―ルが使用した写真と石丸伸二氏後援会がXに投稿した写真が一致しているのでしょう?
おかしいですね。
安芸高田市とメディア―ルは石丸市長時代に包括連携協定を締結していた
地方創生メディアのメディア―ルの運営者が今年の4月にXでこんな投稿をしていました。
東京NBCと安芸高田市で包括連携協定を締結しました。私たちメディアールも安芸高田市を応援し、微力ではございますが安芸高田市の取り組みに貢献させていただきます。#石丸市長 #Medall #安芸高田市 #東京NBC pic.twitter.com/1DuE2W40FB
— Makoto Tanimura / Mediall (@MakotoTanimura) April 18, 2024
石丸伸二氏と並んでいる写真と一緒に記載されている投稿は
東京NBCと安芸高田市で包括連携協定を締結しました。私たちメディアールも安芸高田市を応援し、微力ではございますが安芸高田市の取り組みに貢献させていただきます。
そして安芸高田市のHPににはこんな募集がありました。
安芸高田市では、一般社団法人東京ニュービジネス協議会(東京NBC)と包括連携協定を締結し、市の課題解決に向けて取り組んでいます。
この度、東京NBCの会員である株式会社gr.a.mと連携し、同社が運営する地方創生メディア「Mediall(メディアール)」*1を使って安芸高田市の魅力を発信するライターを募集します!
「安芸高田市のいいところ!」
たとえば、
・私が好きな安芸高田市の“もの”や“場所”
・安芸高田市に住んで感じた(見えた)素敵な“風景”や“人”
・安芸高田市の一押しグルメ!
など、安芸高田市の魅力を発信し、安芸高田市を一緒に盛り上げていきませんか?
因みにメディア―ルで「安芸高田市」をサイト内検索すると
東京都知事選と石丸伸二氏ヨイショ記事しか出てきません。
まさか石丸伸二氏のヨイショ記事を書くのに安芸高田市の税金を使ってませんよね?
もし使っていたら大問題ですよ。当落関係なく石丸伸二氏には説明が求められます。
田中康夫氏は石丸伸二氏の本性を見抜いていた
公金チューチュー疑惑の浮かび上がった石丸伸二氏ですが、彼は説明をしないで逃げるか、論点を変えるか、恫喝して終わりでしょう。
安芸高田市の市議会での答弁や定例会見でもそんなことばかりだったようです。
「広報あきたかた」2022年11月号の「市政の動き」より
— 取材不足 (@shuzaibusoku7) June 30, 2024
------------------------------------------… pic.twitter.com/qKen6hy9SE
[安芸高田市職務権限規程]
— 取材不足 (@shuzaibusoku7) June 29, 2024
第2章第7条 市長は、市民の福祉を増進するため、市行政の最高責任者として市を代表し、市行政の全般的な政策及び運営上の基本方針を決定する。… pic.twitter.com/mf0aecAbs8
「世界で一番住みたいと思える町」の説明はまだ続きます。次第にそれは禅問答の色を帯びてきます。ぜひこのありがたい説明を街頭演説でもやってもらいたい。#石丸伸二 #都知事選 #ひまそらあかね pic.twitter.com/IMoX2fmThc
— 取材不足 (@shuzaibusoku7) June 29, 2024
石丸伸二氏が議会と対立していたのは既得権益層の代表である市議と戦っていたわけではなく、単に人の心を動かすことができなかったからです。
彼の本性を元長野県知事である田中康夫氏は見抜いてました。
頭でっかちな偏差値坊や「純粋真っ直ぐクン」な彼が今更「北風」から「太陽」へと方針転換するのは難しい💔
— 田中康夫Lottaの執事🐩Servant Leader😇 (@loveyassy) June 28, 2024
「#石丸伸二」市長に関して新田哲史@TetsuNittaさん主宰「サキシル」で丁度2年前に「預言」していたYa’ssy論考をInternet Archiveから再録❣
議会運営に必要な創造的葛藤=Creative… pic.twitter.com/dTAQzcUhaw
地方議会では首長(市長などのトップ)と議会は「車の両輪」だと言われます。でも、緊張感が稀薄な“なあなあ”で、タイヤの溝も摩耗してブレーキも効かない両輪だと、住民不在の行政になってしまう。全国を見渡せば、職員に書いて貰った質問文をそのまま読み上げる議員も少なくない。こうした中、河井克行衆議院議員(当時)から60万円受領で前任の市長が辞職し、“よそ者”として市役所に乗り込んだ新市長は、義憤に駆られて議会を挑発したのでしょう。
だって、市長も議員も住民が選んだ代表ですから。海外にも困った議会は沢山有ると思いますが、「クリエイティブ・コンフリクト」つまり創造的葛藤という緊張感を双方が持って、議論すべきという考え方があります。議場以外でも意見を交わして第三、第四の道を創造的に模索しようという。
官でも民でも、事なかれ主義な組織のなかにだって、茶坊主ではない志のある人間はいるはずです。そうした人間を安芸高田市の職員から探し出して、部長や副市長に登用する方法もあったはず。なのに、最初の打ち上げ花火が副市長の公募だったでしょ。しかも、4115人も応募してきた中から選んだのが、大阪の堺市出身で秋田市の大学を卒業後、商社に勤務していた30代。「グローバルな事業経験を持つ即戦力になる女性だ」と太鼓判を押されても、議員だけでなく職員の多くも「なんだかなぁ」と感じたんじゃない? 市政運営がある程度軌道に乗ってから外部から人を入れたなら、摩擦は少なかったと思うけど。
これは議会制民主主義の大きな課題でもあるけど、日本の政治の劣化の原因は小選挙区制だと誰もが思っていても、自分たちの利害と直接関わる選挙制度改革には二の足を踏むのが当事者。その意味では、市民を始めとする外部の人間で定数や市議会のあり方に関して審議する場をまずは設けるべきだった。一足飛びに物事を進めてしまったのが、対立を激化させた原因。しかも定数半減の条例案は、現在35歳の女性が副市長に選ばれなかったことへの意趣返しでしょ。とにかく、やり方が下手っぴ。頭でっかちな偏差値坊やだよね。悔しかったらなおのこと、議員の心を開くような方法を考えないと
地方自治体は首長(知事・区市町村長)が予算を編成し、役所が執行をします。予算の使い道をチェックするのは議会です。
予算も議会がOKと言わなければ執行できません。
つまり首長は議会と対立していたら予算を通すことができないのです。
しかし大阪府や大阪市、東京都のように議会は首長の言いなりではいけません。お互いに市民の選ばれた代表だからこそ、議会で議論して切磋琢磨していくのが民主主義です。
対立を煽るのは民主主義ではありません。
都知事候補に限らずすべての政治家に民主主義の基本を知ってほしいものです。