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小泉進次郎総理誕生で山下埠頭はギャンブル場になるかもしれない
377万の横浜市民の皆様、お疲れ様です。
本日も横浜市のおかしな点についてご紹介します。
本日は山下埠頭再開と自民党総裁選についてです。
自民党総裁選の本命・小泉進次郎を菅義偉が応援
ご存知の方も多いように今回の自民党総裁選は小泉進次郎が出馬しています。全面的にサポートしているのが、前総理の菅義偉です。
自民党 菅義偉 前総理
「何としても、今度の総裁選挙、小泉進次郎さんに日本の舵取りを託したい、そんな思いで皆さんと一緒になって応援をさせていただいております」
菅氏は、横浜市内で行われた小泉氏の街頭演説に応援に駆け付け、小泉氏への支持を初めて明言しました。
投票権がある自民党員の支持率も高いようです。
立候補を表明したり、検討している12人のうち、誰を支持するか、たずねたところ、石破氏が28%で1位、小泉元環境相が18パーセントで続き、高市経済安保相が17%、上川外務相が7%、小林前経済安保相が5%になりました。前回2021年の総裁選挙で岸田首相に敗れ2位だった河野デジタル相は、3%で7位でした。
菅義偉の意向もあるのか、筆者が予想した通り横浜市を選挙区にしている自民党所属の国会議員は小泉進次郎支持を表明しています。
しかし、本当に小泉進次郎支持でいいのでしょうか。
彼が総理になったら、横浜市が大阪みたいに「ギャンブルの街」になるかもしれません。
その理由をご紹介します。
山下埠頭再開発にはあの人達が関わっている
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ご存知の方も多いでしょうが、現在山下ふ頭は再開発の真っ只中です。
検討委員会なんてのも作られています。
委員のメンバーはこんな面々がいます。
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「ハマのドン」こと藤木幸夫氏も名前を連ねています。
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しかも、学識者委員には、どこがで見たような名前の方がいます。
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そうです。デービッド・アトキンソン氏です。彼は菅義偉が総理のときに内閣官房参与をしていました。いわば菅義偉の懐刀の一人。
そこで横浜市民の方なら「この間の市長選挙で菅さんとハマのドンは仲違いしたのでは?」という疑問を抱くでしょう。
残念ながら、とっくに関係修復済です。
ハマのドンと菅義偉は元々決裂していなかった?
この二人が2021年の横浜市長選挙で別々の候補(菅は小此木八郎氏・藤木氏は山中竹春現市長)を応援していました。
当時、ハマのドンこと藤木氏は「カジノ反対」を掲げていたのは御存知の通り。こんな発言もしていました。
カジノの問題なんか小さな問題なんです。ただ、マスコミの皆さんがやっぱりカジノを中心にリポートされてるから、これだけのことになってる。私、カジノはやっていいんですよ。横浜港以外ならどこでもやってくださいよ。だって国がやると言ってるんだから。
「カジノ反対」を表明したことで藤木氏は一躍ヒーローとなりました。こんな映画まで作られたのを覚えている方もいるでしょう。
この映画、多くの有識者に絶賛されました。
この映画で藤木氏が「善玉」で菅義偉が「悪玉」といったイメージを持ったでしょう。
しかし、「ハマのドン」という映画は実は非常に胡散臭いものでした。
フリージャーナリストの犬飼淳氏が公開初日に渋谷ユーロスペースへ鑑賞してきたそうです。
当日、上映後に舞台挨拶で登壇したのが、テレビ朝日「報道ステーション」プロデューサーを務めた松原文枝氏、プロデューサーは「テレメンタリー」の江口英明氏、テレビ朝日の武内絵美アナウンサーが参加していたそうです。
つまり「ハマのドン」はテレビ朝日が作ったようなものです。
テレビ朝日といえば、「報道ステーション」で元官僚の古賀茂明氏が不規則発言をしたことについて、「出演をめぐる私的なやり取りが番組内で行われたことは、あってはならない。ああした事態に至ったことは反省しており、皆さまにおわびしたい」と述べ、不適切な放送だったとして陳謝した早河洋会長がいます。
「ハマのドン」の監督・松原文枝氏は、「報道ステーション」時代に改憲や原発問題などを積極的に取り上げ、政権の問題に斬り込んできたせいで、新設のビジネスプロデュース局イベント戦略担当部長へ異動させられたそうです。
しかし、「ハマのドン」を制作したことで権力に屈せず、ドキュメント映画を作った人と評価されています。
本当にそうでしょうか。
ある人が「ハマのドン」を宣伝していた
まずは1枚の写真をご覧ください。
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「ハマのドン」を菅義偉事務所が宣伝しています。
おかしな話です。
映画が上映されていた頃は2人は決裂していたはずです。どうして仲違いしたのに割引券を送っているのでしょう。
藤木、いや、不思議でたまりません。
そういえば、菅義偉とテレビ朝日にはこんな逸話があります。
27日午前の菅義偉官房長官の定例会見でのことだ。この日の会見は、まさに「獣医学部、全国展開」発言が波紋を広げるなかでの官房長官会見ということで、各社がこの問題を一斉に質問した。しかも、菅官房長官が安倍首相をいさめるどころか「52年間規制してきたことが問題」「全国展開していきたいのは当たり前のこと」などと安倍首相の妄言の実行を示唆したため、その後も20分にわたってこのテーマについての質問が続いたうえ、東京新聞の望月衣塑子記者がこの日も改めて「加計ありきだったことの反論になっていない。中立的な第三者の調査を行わないのか」と政府の対応を追及。菅官房長官も明らかに苛立ちをつのらせていた。
そこに、突然、ある記者が加計問題追及をさえぎり、こんな質問をしたのだ。
「デビュー以来、公式戦での無敗記録が続く史上最年少棋士・藤井聡太四段が29連勝を達成しました。30年ぶりに最多連勝記録を更新しましたが、御所感があればお願いします」
おいおい、このタイミングでいったい何を質問してるんだ? と唖然としていたら、案の定、菅官房長官はそれまで木で鼻をくくったような答えしかしていなかったのがいきなり饒舌になり、「14歳2カ月でデビューしたときも……」とデビュー時の印象から、棋風、AI活用まで、延々3分にわたって“藤井聡太論”を展開。そのまま会見を終わらせてしまったのだった。
この質問をしたのがテレビ朝日の記者でした。しかも、会見の3日前には当時の安倍首相と早河洋会長は仲良くご飯を食べています。
午後6時32分、官邸発。同41分、東京・赤坂の日本料理店「古母里」着。テレビ朝日の早河洋会長、篠塚浩報道局長と会食。
午後9時50分、同所発。
菅義偉も早河洋会長と昵懇の仲だそうです。
仲良くなければ、早河会長になって急に手のひら返ししませんし、「ハマのドン」の舞台挨拶でアナウンサーを舞台挨拶に呼ぶのを容認しないでしょう。
昵懇の仲でなくても、何かしら関係があるでしょう。
「ハマのドン」はギャンブル容認の人
藤木氏と菅義偉との関係はこれくらいにして、次は「ハマのドン」という映画がウソの証拠を提示します。
上記のページは山下ふ頭再開発の市民の意見や事業者提案が掲載されています。
この事業者提案に、証拠が載っています。
268ページにこんな提案が掲載されていました。
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「スポーツベッティング」なんて名前を変えていますけど、要するに「スポーツ賭博」です。
このスポーツ賭博を提案したのは誰でしょうか。
お察しかと思いますが、この方です。
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証拠はこちらです。
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提案事業者の中に「一般社団法人横浜港ハーパーリゾート協会」という名前がありますよね。この協会の会長は誰でしょうか。
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藤木幸夫さんです。
「ハマのドン」は、国主導のカジノに反対なだけで、ギャンブル使った再開発はOKなんです。
しかも菅義偉とも喧嘩別れしたわけでもない。菅義偉はIRだろうが、横浜市主導だろうが、利権に食い込めたら問題ないという立場でしょう。
だから藤木氏は江田憲司が連れてきた山中竹春に乗って、菅義偉は小此木八郎を支援した。
どちらが勝っても、両方とも美味しい思いができるからです。
IRで注目を浴びながら進めるよりも関心が低くなる横浜市主導の方がやりやすいでしょう。
自民党員の皆さんはこれでいいと思いますか?