他人は所有できない
他人は所有できない。
そんな当たり前のことを無視して、契約さえ交せば、あたかも他人を一生所有できるかのように勘違いさせるハチャメチャな制度が結婚。
動物的本能という観点から見れば、本来ヒトはメスがオスと出会って子供を産み育て、ひと段落して次の妊娠ができるようになる4年を周期にパートナーを変える生き物らしい。
私も結婚前は3年周期で恋人が変わっていて、それくらいで恋愛感情は冷めることを経験してるから、すごく納得。ヒトのメスは妊娠して子供を産み育てる2年くらいはオスに守ってもらう必要があるから、妊娠前後含めればだいたい4年くらいかかる。その期間ともほぼ一致していて納得。
恋愛感情は終わるのが当たり前で、そこが終わってからも一人の人間として尊敬を持って関係を続けていけるかを問われるのが結婚。
それができる稀有な人たちも実際いらっしゃるけれども、少数派なのは明らか。
他人を所有するなんて、そもそも無理なことをしているのだから、最初から破綻することは決まっているのに、なぜだか私たちはそこに目を瞑って
盲目に結婚という制度を信じてきた。
最初から枯れることが決まっている花を、一生枯れないと信じて大切に育ててきた。
結婚はそもそも「財産を所有したい、自分の血が繋がった子供に財産を継承させたい」というエゴから生まれた制度。
血の繋がった子供に継承させたいのに、女性がいろんなヒトの子供を産んでしまったら自分の財産の行方がわからなくなるから、結婚外のセックスを禁じた男性主導の制度。(だから男性の婚外交渉には激甘)
ただそれだけなのに、それがヒトとしての当たり前の生き方だと盲信して自分たちの首を絞めてきた。
私はそこから抜けたけど、今もなおギリギリと締め上げられている人も多い。
本来、私たちは何も所有できない。他人はおろか、お金も、土地も、物も、所有してると思ってるものはすべて幻想だ。
死んだら私たちは何も持っていけないし、そもそも他人もお金も物も存在すらしてない。
すべて私たちの内側に映し出された幻想なんだよ。外側には本当に何もない。何もないものを所有しようとがんばってきたのが私たち。
所有という概念から、そろそろ解き放たれるときがきている。
うれしいです!!!!