「良いこと探し」の訓練中
同じ1日を過ごしていても、「良いこと」に目を向けるのか、「嫌なこと」に目を向けるのかで人生は変わってくる。
私はずっと「嫌なこと」に目を向けてきた。
今日起きた「嫌なこと」を数え、過去に起きた「嫌なこと」を何回も思い出しては反芻し、何度も何度も脳みそに叩き込んできた。
頭の中はいつでも「嫌なこと」でいっぱい。
誰かを責めて嘆き悲しみ、そんな自分を責めて、いつも不幸せだった。
でもこれは単なる脳の「癖」
1日の中には「嫌なこと」もあれば「良いこと」もたくさん起きている。
そのどちらに注目していくかで人生は変わる。
私は脳の癖を切り替えることにした。
まずは一冊のノートを用意して、表に「良いことノート」と書いた。
そして1日の終わりにその「良いことノート」にその日起きた良いことを書いていった。
ご飯が美味しく作れた。
犬の散歩で木々が綺麗だった。
子供とアニメを見れた。
猫が甘えてきて可愛かった。
そんな些細なことだ。
些細なことでも書き出してみれば私の1日は幸せで溢れていた。
どうしようもない悲しみに襲われてのたうち回った日には
今日も生きれた。
と書いた。
私は今日も生きた。
息子と娘も生きている。
犬と猫も生きている。
みんな元気。有難い。
と書いた。
そうやって眠る前に、その日の「良いこと」を脳に印象付ける。すると睡眠中にもおそらくそのことを考える。すると朝目覚めた時の気分がとても良いことに気が付いた。(以前は嫌なことを考えながら眠って、夢でも嫌なことを考えてうなされて、起きた時にまた嫌なことを思い出してげんなりしていた)
それを積み重ねることによって私の脳のフィルタリング機能は「良いこと」探しに変わっていった。
私たちは生まれ育った環境で培った癖を自分の力で変えていくことができる。
自分の力で人生を切り開いていくことができる
本来はとてもパワフルな存在なのだ。
自分の力を思い出して、生きる力を取り戻していこう。