見出し画像

夜ふけのタクシーに飛び乗ってアパホテルで迎えるメリークリスマス

残り10

きょうはクリスマス。いまは朝の6時。
わたしは寒さに凍えながら家に帰るバス停に並んでいる。

昨日の夜更け、着の身着のままむすめとタクシーに飛び乗ってアパホテルに来た。
慣れないベッドと夜中の突然の移動に神経が昂ってろくに眠れないまま朝を迎えた。

昨日の晩は楽しくクリパしてたのに、なんでこんなことになったかといえば、翌朝5時半のタクシーがどうにもこうにも予約できなかったからだ。

チキン上手に焼けた!とか言ってる場合じゃなかった


憧れのヴィエネッタ懐かしくない?



10件以上電話したタクシー会社すべてに断られ、UberもDIDIも音沙汰なし。

早朝5時半のタクシーがこんなに手薄で激戦だとは知らなかった。

わたしは車を断捨離しているので、東京遠征に向かうむすめを朝6時に駅に送り届けるためには、前乗りして駅の周辺で一泊するしかもう道は残されていなかった。



時はクリスマスイブ。時刻はそろそろ23時を回ろうとしていた。

こんな時刻に、しかもよりによってクリスマスイブに空いてるホテルなんてあるのだろうか?

トレンディードラマ全盛期世代のわたしにとって、クリスマスイブというのはカップルがこぞってホテルで過ごすものだとすっかり思い込んでいる。
その世界線から離脱して早20年‥‥

その聖なるクリスマス神話が更新されていなかったのだけど、楽天トラベルを見て拍子抜けした。

満室か、万が一空きがあっても法外な値段なんじゃないかとビビり倒していたら、なんのことはない、アパホテル大人2名一室ダブルベッドで税込9,000円だった。

イケる!


すみやかに予約ボタンをクリックし、ぶうたれるむすめ(思春期)を連れてアパホテルへと駆け込んだ。

なんかギラギラしてる


チェックインを済ませて部屋に入る。
部屋のほぼすべてがベッド。
そして目の前の大きなモニターにいろんなお知らせが煌々と光っている。

ベッドの前に堂々とそびえ立つモニター


いままでわたしに便乗してご褒美ラグジュアリーホテルしか泊まったことのないむすめはビビり倒している。

そこに極めつけのご聖水(備え付けのミネラルウォーター)

アパオリジナルミネラルウォーター

むすめが怖い怖いと今にも泣きそうになるのをなだめて、なんとか寝かした。


ただ睡眠をとるためだけにあつらえられた部屋。

あしたは5時起き。
もうここは割り切って眠るしかない。

しかし突然の大移動とアパの洗礼に神経が昂ってろくすっぽ眠れなかった。
(むすめは疲れていたのでぐっすり)



ここから先は

777字 / 1画像
この記事のみ 残り10/10 ¥ 200
PayPay
PayPayで支払うと抽選でお得

うれしいです!!!!