まわりに頼る勇気
夫が亡くなって、下の子はまだ小学生。
実の母親とも妹とも義理の母親とも距離を置いている。
気軽に頼れる人がいない。
こんな状況で自分の学びを諦めることは簡単だ。
今は子供がいるから。
お金がないから。
言い訳はいくらでもできる。
でもそんなこと言って何かを我慢している時間は私には1秒もない。
私たちは今日明日にでも死んでしまう存在。死はいつだってそこにあって、明日生きてる保証なんてどこにもない。
やりたいことをやって、今を楽しむこと以外にやるべきことはない。
勇気を出して近所のママ友にお願いしてみたら、快く娘を預かってくれた。
息子は一人でお留守番しながら、ご飯を炊いて肉を焼き作り置きのサラダと一緒に食べ、汚れた食器を食洗機で2回も洗ってくれた。犬と猫のご飯をやり、トイレを掃除し、犬の散歩にまで行ってくれた。
諦めてやらない選択をするのは簡単だし楽だけれど、勇気を出して扉を開いてみたら、そこには想像もしてなかった光景が広がっている。
私は見慣れた世界の諦めと嫉妬の中で生きる人生よりも、たくさんの新しい景色を見て死にたい。
諦めるよりも、勇気を出して一歩踏み出す人生を選びたい。
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