ソーセージマダムが山で教えてくれた、人生の楽しみ方
前回は自己紹介を書いたので
今日は「ソーセージマダム」の話を。
ソーセージマダムとの出会い
「ソーセージマダム」というのは
わたしが勝手につけたあだ名です。
マダムに会ったのは、
高尾山の隣の草戸山でした。
2年前の秋のことです。
会社の先輩と2人で
のんびり山ごはんをするため
草戸山へ向かいました。
山中で一息ついていると、
バッチリメイクで
サングラスをかけた年配の女性が
魚肉ソーセージをかじりながら
話しかけてきました。
「あなたたち、おいくつ?
わたしはね、60歳から登山を始めて
百名山も達成したの。
あなたたちは若いわ。
なんでもできるわよ。
あなたたち、楽しみなさい!」
マダムはそう言うと、
「それじゃあお先に!」と
颯爽と歩いていきました。
何歳からでも楽しもう
当時わたしは30半ば、
「もう若くないから」と
いろいろなことに消極的になっていた
時期でした。
ですが30半ばというと、
70近く(推定)のマダムから見れば
まだ半分の年齢です!
わたしも今からだって、
なんでもできるんだ、
楽しんでいいんだ!
と大いに勇気づけられました。
いまでも年齢を理由にして、
どうしても気持ちが後ろ向きに
なる時があります。
そんなときは、
「あなたたち、楽しみなさい!」と
言ってくれたマダムの笑顔と
魚肉ソーセージを思い出しては、
一歩踏み出す勇気をもらっています。