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朽ちた靴とパールが教えてくれたこと
先日、ちょっとしたパーティ(新年会)に行ってきた。
前回足を運んだときは、手持ちのワンピースにジャケットという出で立ちだったけど、今回はレンタルドレスを借りて、手持ちの小物を身につけることにした。
小物はシルバーのヒール靴と、ミニショルダーバック、そしてアクセサリー。
ところが、ヒール靴の方が保存状態が良くなかったせいで、人前で履けない状態であることが当日に発覚した。
ずっとクローゼットのスーツケースにしまい込まれていたせいで、包んでいた紙と完全に癒着してしまった。
はがそうとすると、靴のコーティングがとれてしまい、見るも無惨な状態になっていた。
まあ20年後半に購入し、何人かの結婚式で履いたものだから、いつかお別れはくると思っていたけど・・・。
幸い、別の靴があったので、そちらを履くことにした。
ショルダーバックは特に問題なし。
アクセサリーは、普段あまりつけないので、しまい込まれていた。
まず状態を確認し、すべて問題ないことを確認。
まずはリング兼イヤーカフを身につける事は決定。
ネックレスをどうしようかと考えた。
ふと小さな一粒パールのネックレスがあることを思い出した。
こちらは私の伯母(母の姉)から成人か、新社会人になったときに頂いたもの。
頂いたときは嬉しかったけど、身につけた際、ちょっとパールが大きいかな?と思い、あんまりつけていなかった。
このネックレスはどうかな?と思ったら、あら不思議、ちゃんと似合っている。
当時はまだ20代前半だったから、肌の張りの方が勝っていたと思う。
でも42歳の今は、パールの輝きが肌より勝っている。
昔、おしゃれの本で、大人の女性のおしゃれは、アクセサリーや光沢のある素材でツヤ感を取り入れるといい、ということを知った。
今回身につけたネックレスを見て、そのことを思い出した。
年を取るのは仕方ないよな、と思う一方、ちゃんとパールのネックレスが似合う年頃になってきたんだな、嬉しくなったのも事実。
朽ちた靴と、年を取ってから似合うようになったパールのネックレス。
取り扱いを誤ると、ダメになってしまうし、正しい取り扱いをすればキレイに「経年変化」(※劣化とはあまり書きたくない・・・)なんだ。
そしてそれはすべて自分次第。
これから年を取っていくにあたり、ショックを受けたりすることも多くなると思う。
そのダメージを少しでも取り除けるように、小物の助けを借りて行こうと思った。