
第26回キャリアコンサルタント試験振り返り③
前回は論述試験の話。
今回は面接試験の話。
⚫︎面接試験
ここが一番の反省ポイント。
先に反省点を述べるとしたら、ズバリ対策が遅れたことと、経験を積むのが不足していたこと。
養成講座が3月に終わり、抜け殻状態になったこと、また学科を第1優先にしたので、着手が遅れた。
養成講座仲間でやったほうがいいのかな、と思いつつも都合がつかず実現が難しかったので、まずは有資格者のロープレを受けることにした。
最初に行ったのは、キャリコンスタディの個別ロープレ。
GW前半(4月末)に受けたけど、講座終了から1ヶ月のブランクがあったこともあり、ボロボロだった。
指導者の方には、逐語記録をとるようにいわれたので、5月の連休を使って逐語記録を作成。
うまくいかないセッションの逐語記録を振り返り、反省だらけで、5月は頑張ろうと心を新たにした。
ところが仕事でバタついたり、イベントがあったり、想定外のことが複数発生(これは別の記事で後述)し、5月はほとんどロープレが出来なかった。
状況が落ち着いた6月におりゃー、とロープレを重ねた。
4月から6月までのロープレの総数は、15回。
20回30回実施した人に比べると少ないし、仕事の都合で参加できないこともあった。
ただし、闇雲に回数を重ねてもだめだと思うし、顔ぶれによっては調子を崩すきっかけにもなりかねないので、スケジュールと自分の性格を考えてどれくらい練習するのかを考えた方がいいと思う。
反省点が先に出てきたけど、やって良かったこともいくつか。
①逐語記録を作ること
一部のロープレでは録音録画の許可をいただいたり、zoomの文字起こし機能を使用できたので、逐語記録を起こした。
(録音録画は不可と明示されるケースもあるので、要注意)
全部で4~5事例について書いたので、かなり時間はかかった。
でも自分の面談の癖を知ることが出来るので、やった甲斐はあったと思う。
なお最初は、録音した音声を聞きながらすべて手で起こしていたけど、時間がかかりすぎるので、架空ロールプレイケースの場合は、途中で文字起こしアプリも導入して、振り返りのスピードを上げた。
②対面でも面接練習を経験しておく
ほとんどの面接練習会はオンラインだったけど、6月の1回は対面だった。
試験と全く同じ形式とはいかなかったものの、声の通りやマスクを着用した際の声の聞こえ方など、確認できたので良かった。
また、オンラインは練習が終わったらバイバイ、という感じだけど、休憩時間で受講者同士で雑談や情報交換したり、講師の先生方に気になったことを相談したり出来たので、参加して良かった。
今回の26回試験の面接では、前半の日程はマスクは任意だったけど、後半はコロナ感染者が増えたせいか、必須になった。
私は前半でマスクを外して挑んだ。ただしクライエント役の方はマスクをつけていらした。
声の聞きやすさも変わってくるので、クライエント役も含め、マスク有り、無しの両方で練習しておくことは有効かもしれない。
③書籍も活用してみる
ロープレは実践あるのみ、といわれているものの、部分的に書籍を使ってイメージをつかむこともやった。
キャリアコンサルティング協議会で出している実技(面接)過去問題解説集を読みながら、それぞれのケースについて自分で検証して、ノートに書き起こすことをしてみた。
絶対的な正解はないとはいえ、気をつけるポイントを考えるようになった気がする。
ネット環境がない場所での勉強としても有効だと思う。
④過去試験の総評と試験団体が出している資料を読む
私が試験勉強をしていたとき、キャリアコンサルティング技能士試験に関するコメントが掲載されていた。
受験者の全体的な傾向と、良かった点、残念だった点を参考として掲載されている。
また、JCDAで掲載している「キャリアコンサルティングを深く学ぶには」も目を通すようにした。
受検団体はキャリ協の私でも、心持ちや考え方がとても参考になった。
https://www.career-kentei.org/about/learninfo/
本番の試験では、本番の雰囲気に圧倒されしまい、自分でなにを話しているのかわからず、部屋を出た瞬間、終わった・・・と思ってしまった。
実技の結果としては、論述が32点、面接が58点で、合計得点で90点(合格点は90点)となり、何とか合格できた。
なので、偉そうなことは書けない。
反省点の部分は多少に参考になるといいな、と思う。
最後は総括&おまけの話で締めます。