
【変わりゆく葬儀のかたち】家族葬とお別れ会の現在
こんにちは、GORIです。
昨日は、お茶の水のホテルでお別れ会の装花を担当しました。お別れ会の会場を整えながら、近年の葬儀の在り方について改めて考える機会となりました。
日本の葬儀文化は、コロナ禍を経て大きな変化を遂げています。
データによると、現在では全国の葬儀の約50%が家族葬となっており、今後もこの傾向は続くと予想されています。
従来の一般葬に比べて、家族葬は親しい身内や限られた友人だけで行うことが多く、よりプライベートな空間で故人を偲ぶことができます。
家族葬の増加に伴い、お別れ会や偲ぶ会といった形で、後日に改めて故人を偲ぶ機会を設けるケースも増えてきています。
これにより、仕事や距離の関係で葬儀に参列できなかった方々も、ゆっくりと故人との思い出を振り返る場を持つことができます。
また、最近ではオンラインでの参列が可能な葬儀や、環境への配慮からエコ葬と呼ばれるシンプルな葬儀も注目されています。
装花も、故人の趣味や個性を反映したデザインが求められることが多くなり、私たち花屋としてもよりパーソナルな提案が重要になってきました。
お別れの場は悲しみだけでなく、故人への感謝や思い出を語り合う大切な時間です。
花を通じて、その瞬間に寄り添えることに感謝しながら、これからも心に残る装花をお届けしていきたいと思います。
GORI