
植物にも適正価格を!
こんにちは、GORIです。
最近、花屋業界を取り巻く価格の話題について考えることが増えました。
多くの花屋では、スタンド花やその他の商品を無料で回収するサービスが当たり前のように行われています。
胡蝶蘭の回収は有料な場合が多いですが、オンラインショップでは今でも「送料無料」を掲げているところがたくさんあります。
でも、ちょっと待ってください。
本当にその価格設定でいいのでしょうか?
価格転嫁(コストの一部を価格に反映させること)をしないまま、サービスを続けていると、いずれ経営が厳しくなるはずです。
実際、衣食住の分野ではどんどん価格転嫁が進んでいます。でも、植物業界はどうでしょうか?
植物の価値を見直す時が来ているのでは?
体調が悪い時や疲れた時、お花や植物に癒された経験はありませんか?
植物には、人を元気にする力があります。
だからこそ、生産者さんや花屋さんがきちんと収益を得られるように、「適正価格」にしていくことが大事だと思います。
物価上昇と適正価格の考え方
新聞を見ても、衣食住の価格上昇のニュースばかり。
でも、植物だって生活を彩る大切なもの。
もっと注目されても良いはずです。
たとえば、卵やバナナの価格はこの数年で大きく上がりました。
・卵の価格は2022年からの2年間で23.6%上昇。
・バナナの価格も27.3%上昇しています。
それなのに、植物はどうでしょう?
長年、価格が安定しすぎて「物価の優等生」なんて言われています。
でも、それは生産者さんや流通業者さんが頑張って価格を抑えてきた結果なんです。
適正価格への挑戦
最近話題の「Cheapflation(チープフレーション)」という言葉を知っていますか?
安い価格の商品の方が、実は値上げ率が高くなる現象を指すそうです。でも、安いからと言って品質が下がったり、作り手が苦労したりするのは本末転倒。
「適正な価格で、価値を伝える」ことが大事です。
餃子の王将は値上げしても品質を追求して、お客さんの納得感を得て成功しています。
植物も適正価格で愛される存在に
だからこそ、植物も適正価格にしていくべきです。
「安いから買う」ではなく、「この価格でも納得できる」ものを提供していきたいと思います。
植物の価値をもっと伝えて、適正な価格で愛される存在にしていくことが、生産者さん、花屋さん、そしてお客様みんなが幸せになれる道だと信じています。
GORI