海外サッカーと日本の差

初め

 今回は僕がいろんな舞台でサッカーをしてきて、海外のチームとも試合をしてきました。そしてスペインのエスパニョールクリニックという実際にエスパニョールのコーチに教えてもらう機会もあったり、MIC Footballという過去、メッシ選手やネイマール選手も参加したことのある大会にも参加したことがあります。それと自分の中学生の頃のチームのコーチが元スペインのアトレティコ マドリードのU19監督だったこともあり本当にいろんなところで海外サッカーと関わってきました。そんなたくさんの経験をしてきて海外サッカーと日本のサッカーにどんな差があったのか話していきます。

海外との差

 最初に話しておくと、海外と日本のサッカーは何もかも違います。練習時間であったり、環境熱意サッカーのプレイスタイル、何もかも違います。まず練習時間で言うと、国にもよると思いますが、特にヨーロッパは日本に比べて練習時間が少ないです。日本だと2時間だったり3時間、長いところだとそれ以上のところもあると思います。ですが海外では1時間半または1時間しか練習をしません。それにその短い練習や試合での熱量も違います。日本だと練習試合が多いために公式戦と練習試合の強度が全く違うと思います。それに比べて練習試合がほとんどない海外では、公式戦と練習試合の強度が同じです。これがまず驚いたところです。聞いたところによると、日本では小中高と一年一年クビというものがありませんよね。ですが海外では、一年一年シーズンが終わるごとにチームの入れ替えがあるので、移籍やクビが頻繁にあるそうです。なので選手たちは練習試合であってもみんな生き残っていくために必死にプレーしているようです。サッカーにかける思いっていうのも日本との違いですね。
 ここまで環境だったり、選手一人一人の心の持ちようを話してきましたが、次は実際のサッカーのことに関してはお話しします。日本と海外のサッカーの違いは、まずは適応力です。特にスペインは適応能力のレベルが違います。最初はリードしていてもだんだん流れを持っていかれる感覚です。最初は勢いでリードしていても結果的に負けているということが多くありました。小さい頃から頭を使ってサッカーをしていたからこそできる戦い方だと思います。
 それに体格も違います。特にオランダやイギリスは本当に体が大きかったです。自分も大きい方だったので、体の強さには自信があったのですがそれでもいとも簡単に吹っ飛ばされてしまいました。体の構造も日本人と全く違うので、ここも日本人と大きく違う点ですね。MIC Footballの時のスエーデンのチームと試合した時なんか相手のFWの選手が195cmくらいあってその時はもうビビりましたね。外国人の195cmは迫力半端ないです。
 もう一つ日本と大きく違う点は、考え方です。日本では、パスとコントロールの練習をするときにパスの質だったり、パスの強さにフォーカスして練習しているところが多いと思います。ですが、海外ではパスよりもコントロール(トラップ)にフォーカスしています。海外では日本のように、人工芝の綺麗なグランドばかりではなくてぼこぼこの天然芝のグランドが多いのでパスは浮いてしまうのが当たり前でそんな環境でやっているので、自然とコントロール(トラップ)が上手くなるそうです。考え方は他にもあります。外国人は日本人より考えが柔らかいです。日本人はミスに対して怒っている場面をよくみます。ですが、海外ではミスよりもやろうとしないことに怒ります。ミスを恐れてプレーしている方がよりミスを増やします。なのでミスを恐れないでプレーしましょう。
 最後に、違うところはコーチです。日本ではよくコーチが練習中や練習試合の時に椅子に座っていたり、ひどいコーチは携帯をいじっているコーチを見ることもあります。海外ではそんなことありえません。常に立って指示をし続けています。これも違いですね。

勝つには

 海外との差について話してきましたが、次はその差をどう埋めるのか、海外相手にどう勝つのか、について話します。
 どうすれば勝てるのか、それは頭と日本人の強みである繊細な技術、そしてチームプレイです。正直体格やフィジカルでは絶対に勝てません。なので日本人の頭の良さと繊細な技術、チームプレイしか今はないんじゃないかなと思います。なのでパスやコントロール、シュート、の技術、を上げて、チーム戦術で戦うのが今は一番いいのかなと思います。

最後

 最後に僕が伝えたいことを書きます。
一つは、自分に合った環境を選ぶということです。自分は上手いのに、他のチームメイトがやる気がないとか、チームのプレイスタイルが合わないなどで、活躍できるはずなのに埋もれてしまっている。勿体無い人が腐るほどいます。そんなことにはなりたくないですよね。なので自分に合った環境を探しましょう。
日本で物足りないと思う方は、海外に挑戦するのもいいかもしれません。もしそこで成功できなくても必ず自分の経験や武器になります。自分のことは自分でよく考えて決めましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?