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ファシリテーターって司会じゃないの?不幸なミスマッチを減らすため上司がファシリの向き不向きを学びなさいっ怒!

昨日の迷い人(小学校の先生)は、ファシリテーター講座を受講いただきました。

ファシリを依頼されたときに受けると安心&盤石の講座|ファシリテーター完全ガイド

良いタイトルです😁 
まさにファシリを依頼されちゃった人は、60分後、その不安が軽減されます。昨日の迷い人も「 Q:受講前が100としたら、受講後の不安はどれくらい? 」って聞いたら「 A:30くらい 」になったって! 1/3に激減!

・小学校の教員3年目(前職は高校の教員)
・小集団によるグループ学習の進行役をする必要がある
・進行することに苦手意識がある

事前アンケートでは、こんな悩みでした。で、講座でロジカル質問術をしていくと…

・実質、初めてのファシリテーター
・子供たちから想定していない発言があったとき、臨機応援に対応できるか心配
・上手く進められなかったときに、子供たちに「 なんのために集まったのかなぁ… 」と思われるのではないかと不安

ほどんどの「 初心者のお悩み 」の根本は同じです。なんというか、プレゼンにしてもスピーチにしてもファシリにしても、

ちゃんとやらねば!

です。

いやいや、何を言うてまんねん。真面目で責任感があるってのはよろしい。が、ファシリが苦手で初心者って自覚あるわけでっしゃろ?じゃあ「 ちゃんとできないのが当たり前 」やでしかし!「 ちゃんとやらねば! 」って、それ「 傲慢 」って言うんでっせ!


私「 なるほど!それは、不安ですね… 」と、満面の笑顔でロジカル質問術を駆使している脳内で、めちゃディスってます😁 あ、嘘つきました。ディスっていることはありません。が、なんちゅーか「 ちゃんとやらねば! 」って思い詰めなきゃいけない日本のシステムに対して悲しい気分になっています。で、怒りの感情と、正義心がムクムクと湧いてしまいます。思考の奴隷から救ってやらねば!と。

だから、本当は、このファシリテーター講座、経営者とか上司に受講して欲しいんですよね…。ファシリテーターは「 完全に 」向き不向きです。ので、向いていない人にとっては「 苦痛 」なんなら「 パワハラ 」なんなら「 暴力行為 」です。この不幸は「 上司の不勉強 」によってもたらされているわけですからね。そもそも、会議の質を落とし続けているって、上司責任やしね!

早速、昨日の講座レビューいただいたので、一部抜粋します

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受講して、たくさん学びと気付きがありました。ゴリラ先生は、丁寧にこちらのニーズや実践の場について聞き取りをしてくださり、安心して参加できました。(略)また、人には向き、不向きがあることをお話ししてくださり「そうそう、私はファシリテーションに向いてないと思う、でも少しでも上達したいと思ってるんだなぁ」とポジティブに自己理解が進みました。今回の講座を通して、無意識下の思い込み(完璧主義)から大分解放されたと思います。
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解放されて、良かったです😁 受講者のほとんどは、スキルではなく思考の奴隷に気づくことで自己解放が始まります。←ここにアプローチしないとスキルジプシーを量産します

向いてない人向いている人、ワンポイント✅️

で、ファシリに向いていない人を有名人で例えるとすれば、明◯家さんまさんです。自分がしゃべりたい、自分が目立ちたいという特性の人は、ファシリに向いていません。

向いている可能性があるのは、内向型で「 幼少期から他人の顔色を伺って育ってきた人 」です。と、感情的な人も向いてます!

どうですか?結構、これ「 意外 」と思ったでしょ?明◯家さんまさん的な「 おしゃべり好き 」が向いていると思っている方が多いです。が、全く向いていません。前職の同僚、経営コンサルタントも向いていない人多かったです。「 自分がしゃべりたい 」が勝ち過ぎ、なんです。

で、面白いことに、私のファシリ講座の受講生は「 後者 」がほとんどです。おしゃべり好きの人(もしくは、しゃべることに苦手意識が無い人)は、受講しません。「 できる 」と思っているからね。逆に、内向型、もしくはしゃべるのが苦手な人ほど受講されます。ま、世の中そんなもんです。

不幸なミスマッチを減らすためにも、ぜひ「 経営者 」「 上司 」は、受講を済ませておいてください。頼みます!
ファシリを依頼されたときに受けると安心&盤石の講座|ファシリテーター完全ガイド

順番、担当制でファシリをさせたがる日本企業

あ、ちなみに、ファシリテーターと司会は、別の職業です。「 ファシリテーター≠司会 」です。だからこそ

「 ファシリテーターを持ち回りでやらせる 」のは、今すぐ、止めてください

100m走でも向き不向きがあります。練習すれば誰でも自己最高記録は更新できます。が「 大会出場選手を選ぶなら? 」となると、11秒代の生徒です。18秒代の生徒が指名されたら、苦痛で仕方ありません。同じプロサッカー選手と言っても向き不向きがあります。キーパーに向いている向いていない、守備に向いている向いていない、があるわけです。向いていないことをさせる監督は、ヘボ監督ですよね?

ファシリも、練習すれば全員自己最高記録は出せます。が、会議の生産性を上げられる人もいれば、グズグズの人もいます。不向きな人は、ずーっと苦痛で寝られません。不勉強な上司が招いている人的不幸です。

本や広告で「 誰にでもできるファシリテーション 」「 初心者でも簡単にできるファシリテーションのコツ 」なんてキャッチコピーを目にします。真っ赤な嘘です。誰にでもできる、初心者でも簡単にできるのは「 会議の事前準備まで 」です。会議が始まってしまえば「 向き不向きで9割 」です。今すぐ、経営者、上司は考えを改めてください。頼みます。

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