企業研修講師のお悩み解決!リピート指名される営業の秘密 〜満足度追求の罠〜
売らずに売る講座設計の極意
企業研修講師のお悩みは大きく2つあります。
1.単発研修で終わってしまう
2.受講態度の悪い(他人事な)社員の巻き込み方
今回は、プロとして人前で話している人の役に立つ内容です。また、将来、企業研修講師もやりたいなぁ…と妄想している人にも、必ずぶち当たる壁です。
2.受講態度の悪い(他人事な)社員の巻き込み方
先に、多くの講師の役に立つこっちから解決しましょう。これ、私の得意技です。
特に、企業研修ってのは「 言われたから仕方なく出席している社員 」が9割です。自ら積極的に参加する社員はいません。その理由は「 自己負担0円 」だからです。講師への報酬は、会社の経費として支払われます。社員の給料から天引されることはありません。時間という投資はしますが、意識の低い社員は時間を投資している発想もありません。ので、不平不満を抱えたまま研修に参加しています。
いやぁ~大好物です😁
多くの講師、特に企業研修の初級者講師は、この後ろ向き社員を巻き込むのが苦手です。結果、講座満足度が低く、結果、単発依頼で終わるというスパイラルに陥ります。で、メンタルダウンです。
私の講座が始まると、多くの後ろ向き社員は前のめりの受講態度に変わっていきます。講座が終わった後には、なんならニコニコ笑顔で近づいてきて質問すらしてくれます。私は、どんな仕掛けをしているのでしょうか?
十八番の策を授けます。
(1)名刺交換して、仲間にしてしまう
態度の悪そうなオジサンを見つけると、私は、そそくさと名刺交換にいきます。だいたい、会場の後方席に座って腕組みしているオジサンです。課長とか部長風の人が多いです。で、こう言うのです。
「 これだけの人数を相手に場をまとめるのって、さすがに講師の私一人で大変なんですよね。○○部長もぜひ協力してください!なんか、態度悪いなーと思う社員がいたら後ろから注意してもらえると助かります! 」
的な感じです。ニュアンスを理解してください。要は、一番態度が悪そうなオジサンを、講座が始まる「 前に 」仲間に引き込むんです😁
この作戦、めちゃ効果があります。態度の悪そうなオジサンであっても「 講師から頼られると 」嬉しいみたいです。結果、苦笑いしながらも、ほとんどのちょい悪るオヤジが協力的な仲間に変わります。
凄いでしょ?これね、ほとんどの人がビビってしません。で、講師本人は、講座が始まってからずーっと腕組みして睨んでくる態度の悪いオジサンのことが気になって気になって…。臭いものを既読スルーしちゃうもんだから、結局、最後まで自分のテンションがグズグズに乱されるわけです。
こういう面倒な人こそ、最初に仲間にしちゃったら後は楽ちんです。
(2)企業理念、クレドにしゃべらせる
「 積極的な発言をお願いします 」「 意見を否定せず、肯定的に受け止めましょう 」なんて、講座のルールを伝えたとて、何の効果もありません。んなことでウザい人種の態度が変わる様なら、世界はもっと平和です。真人間じゃないから、はじめての外部講師に対して失礼な態度ができるわけですからね。残念ながら程度の低い人は、どんな組織にもいるものです。前向きに諦めましょう。
名刺交換をする勇気がない人は、企業理念とクレドを活用しましょう。企業理念やクレドに書いている言葉を拝借しましょう。で、その言葉を使って講座を受ける姿勢を説教するわけです。
「 御社の企業理念にもある”いつも主体性を以て課題にチャレンジする”を、ぜひ講座でも期待しています! 」的なニュアンスです。
講師の持論は否定されます。が、企業理念やクレドは否定できません。それは、すなわち経営者批評ですからね。引用が下手過ぎると( あざといなぁ… )と思われます。自然と組み込める様になれば、めちゃくちゃ効果的です。何度も失敗して体得してください😁
1.リピート依頼されず単発で終わってしまう講師の勘違い!?
研修講師が、リピート案件を獲得する方法です。
で、これには、大きな勘違いに気づく必要があります。単発で終わっているほとんどの講師の勘違いが
(▲)講座満足度を追求する
です。講座満足度が高ければリピート依頼が発生する!と思っていることが、大きな勘違いです。私は、元々「 めちゃくちゃ講座満足度の高いコンサルタント 」でした。とにかくウケます。が、決して「 リピート依頼されるコンサルタント 」ではありませんでした。とにかく勘違いしていました。講座満足度が高ければリピート依頼される!と。
講座満足ではなく、What for ? を解決しろ!
研修をしたい経営者はいません。研修をすることで解決したい課題があります。
研修をしたい企業はありません。研修をすることで解決したい課題があります。
えっと、突発的な結論に飛びます。リピート依頼は、研修の前の打ち合わせ段階でほぼ決まっています。研修の依頼があった時点から、What for ? に向き合っているかどうか?です。
相手が解決したい本当の課題は何なのか?
です。
研修をしたい経営者はいません。研修をすることで解決したい課題があります。
What for ? をヒアリングし、研修前に提案できているかどうか?です。
研修満足度ってのは「 飲食店で提供される料理が美味しい 」と言っている当たり前のことです。「 話が上手な講師 」であれば、そのギャンブルの成功確率は上がります。が、料理が美味しい不味いってのは個人の主観です。話が上手が下手かってことも個人の主観です。そもそも、素人に話が上手下手ってことを評価されている様では、プロの講師としては残念なレベルで仕事をしていることになります。
(▲)「 参加者の 」講座満足度を追求する
(○)「 経営者(依頼者)が 」講座を依頼した目的、What for ? に対して
(○)講座までに解決策の提案を終わらせておく
単発依頼で終わる講師は、講座の参加者を相手にしています。が、リピートされる講師は、講座の依頼者を相手にしています。講座参加者満足は、そもそも大前提です。この論点に気づけない限り、競合講師との「 話術 」や「 講座単価 」を比べられる単発ギャンブラーのままです。
私がこの思考に至ったのは「 経営コンサルタント 」だったからです。コンサルタントは研修屋さんではありません。経営者のお悩みを解決する仕事です。が、研修講師の専業だと、どーしても「 研修満足度 」に意識が引っ張られます。これは、仕方ありません。が、そのことをメタ認知できないと、よほど独自性ある講座内容を持っているか、よほどの話術を持っていない限り、単発講師の沼から脱出できません。
企業研修講師以外にも普遍的に役に立つ思考です。ご参考ください。
私が個別コンサルしている社労士さんがおられます。社労士さんの本業ではない「 研修 」を受注され続けています。営業は苦手なので営業をされていません。が、経営者から「 こんな研修できますか? 」と、相談され続けておられます。これも、日常の支援業務からWhat for ? を意識する様になった成果です。私は「 どんな講座でも受注してきて! 」とお願いしています。で、受注できた講座の企画設計を私がサポートします。ので、講座満足度は保証付きです😁
英語学習のため記事をAI(Gemini)で全文要点英訳
Let's break down the text and translate it into more understandable English
Prompt Analysis: The Japanese text seems to be a script or outline for a training session aimed at corporate training instructors. It delves into the challenges faced by these instructors, such as:
Low engagement from participants: Many employees attend training sessions reluctantly.
Lack of repeat business: Instructors often struggle to get repeat clients.
The text provides strategies to overcome these challenges, focusing on:
Engaging disengaged participants: Techniques to involve even the most reluctant attendees.
Shifting focus from participant satisfaction to client needs: Understanding the underlying reasons for the training and aligning the content accordingly.
Translation:
Here's a more simplified English translation:
Overcoming the Challenges of Corporate Training: The Secret to Getting Repeat Business
Many corporate training instructors face two major problems:
One-time trainings: Their courses often end up being one-off events.
Unengaged participants: It's difficult to get employees who aren't interested to participate actively.
This guide is specifically designed to help professional speakers and those aspiring to become corporate trainers. It addresses common challenges and offers practical solutions.
Problem 2: Engaging Disengaged Employees
Let's tackle the issue of uninterested employees first. This is something I'm particularly good at.
Most corporate training sessions are attended by employees who are there "just because they have to." They're not actively engaged. Why? Because the training is paid for by the company, not by the employees themselves. Since they're not investing their own money, they don't feel invested in the process. This often leads to negative attitudes and a lack of participation.
To overcome this, many instructors try to make the content more engaging. But that's not always enough. Here's a more effective approach:
Make them your ally: Approach the most disengaged person in the room, often a manager or team leader, and ask for their help. Say something like, "With so many people, it's hard for me to manage everyone. If you could help keep an eye on your team and encourage participation, I'd really appreciate it." This simple request often turns a potential troublemaker into an ally.
Use the company's mission and values: Instead of imposing your own rules, use the company's mission or values to encourage participation. For example, you could say, "Our company's mission is to always be proactive. I'm looking forward to seeing that spirit in action during this training."
Problem 1: Why You're Not Getting Repeat Business
Many trainers mistakenly believe that high participant satisfaction leads to repeat business. While it's important to keep participants engaged, it's not the most critical factor. The key is to understand the client's underlying needs.
Focus on the "why": Instead of focusing on making the training enjoyable, focus on understanding why the client requested the training in the first place. What problem are they trying to solve?
Propose solutions before the training: Offer solutions or recommendations based on your understanding of the client's needs. This shows that you're not just a trainer, but a partner who can help them achieve their goals.
In essence:
Engaging participants: Focus on building relationships and leveraging the company's values.
Getting repeat business: Understand the client's needs and provide solutions before the training even begins.
By following these strategies, you can become a more effective and in-demand corporate trainer.
Would you like me to translate a specific section or provide more context?