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Shopify Plusとは?ショッピファイの最上位プランについて知ろう

「Shopify Plus」について、聞いたことや調べたことがありますか?

Shopify Plusとは、ショッピファイが提供するプランの最上位に当たるもので、Shopify Plusプランのみが受けることができるサービスや追加機能は数多くあります。

この記事では、その謎多きShopify Plusについてわかりやすく解説していきたいと思います。

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INDEX
1.Shopifyの各プランについて
2.[要チェック!] Shopify Plusの概要
3.Shopify Plusだけの追加機能や特典は?
4.Shopify Plusのストア例
5.まとめ



1. Shopifyの各プランについて


まずは、ショッピファイが提供している各プランについて簡単におさらいしましょう。メインのShopifyプランには、3つのプランがあります。

ベーシックプラン: 「小規模な事業者さまや個人ストアにおすすめ」とされている、Shopifyの低価格プランです。月額29米ドルと、かなり始めやすい価格設定になっています。

スタンダードプラン: 「中規模な事業者さまや売上が増えてきた方におすすめ」と言われているのがスタンダートプラン。月額料金は79米ドルとなっています。

プレミアムプラン: 「大規模なチームをお持ちの事業者さまにおすすめ」とされているのがこのプレミアムプラン。月額料金は299米ドルとなりますが、スタッフアカウントを15まで登録できる、クレジットカード手数料がお得になるなどの利点があります。

主にこのShopifyプランの選択については、ストアの売上とコストのバランスを見ながら選べばよいでしょう。ショッピファイ公式の3プラン比較表はこちら

そして!ここからはこのプレミアムプランのさらに上を行く最上位プラン・Shopify Plusについてご紹介していきます!

Shopify Plusの概要

shopify元

まず、概要を説明していきます。特にチェックすべき重要ポイントはこの様にまとめてみました。

まず抑えるべきShopify Plusの特徴

・月額2000ドル〜
・1つのShopify Plusアカウントで最大10のShopifyストア(国内外問わず)を持つことが可能(ストアの複製も可能)
・Shopify側に担当者が付き、24時間対応のコンシェルジュサービスを受けられる
・決済手数料が最も安い
・その他、機能面での自由度・機能性が高くなる点が多々ある


では、これらの項目について一つずつ見ていきましょう。


料金体系

総売上額によって変動する料金システムです。月2000ドルから料金体系が始まり、一定の期間は月額は固定で、(1契約あたりのShopify Plusの)月額売上が80万ドルを超えると、売上の0.25%が月額料金となります。

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この料金で、ストアは国内外問わず最大10ストアまで持つことができます。そして、Shopify Plus専用アプリは無料で使えます。
*ただし、基本的にはこの10のストアは同じブランドのストアでなければなりません。


コンシェルジュサービス

Plusプランになると、Shopify側に担当者が付き、24時間のチャットサポートを受けることができます。立ち上げまでのサポートを行ってくれるローンチマネージャーと日々の運用面でサポートを行ってくれるマーチャントサクセスマネージャーがいます。「コンシェルジュ」と聞くだけでVIPな気分でワクワクしますね!

現在はサポート言語が英語のみとなっておりますが、この先Shopify Japanがコンシェルジュサービスを始めるため、もうすぐ日本語でのサポートも受けられる様になるでしょう!(期待を込めて・・!)


決済手数料

決済手数料については、3.15%となります。(ベーシックプランは3.4%、スタンダードプランは3.30%、プレミアムプランは3.25%)


その他機能面

Shopify Plusでのみ利用可能なアプリや、カスタマイズなどが多々あります。次章にて詳しく見ていきましょう。


Shopify Plusだけの追加機能や特典は?

ショッピファイのプラスプランの概要についてわかったところで、更に詳しく機能面の特徴についても見ていきましょう。最上位のVIPなプランで料金も群を抜いてお高いだけあり、Shopify Plusプランでのみ利用できる便利な機能は多くあります。

ストアの複製が可能

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allbirdsのロケーション選択画面


Plusプランでは、国内外問わず最大10ストアまで持つことができるため、1つストアを構築すれば最大9つのストアを複製して作ることができます。.com、.co.jp、.co.uk など国によって別ページを持つことが可能になるので言語だけでなく通貨表記、ローカライズされた季節のアイテムなどでマーケティングすることもできるということになりますね。

B2Bストアの運営
パスワードで保護された B2Bストアの運営が可能です。一括ディスカウントや個別の配送ルール、卸売専用のプロダクトの設定ができます。

スタッフアカウント数が無制限
スタッフアカウントが無制限で発行可能になります(プレミアムプランでは15アカウントまで)。もちろん、管理画面上のアクセス制限は各アカウントごとに設定可能となっています。

チェックアウト画面のカスタマイズ
ディスカウントコードで無料のプロダクトをカートに入れたり、チェックアウト時にギフトメッセージ入力欄などのカスタムフィールドを入れることが可能になります。

ギフトカードAPI

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ギフトカードを商品として登録し販売したり、リワードとしてカスタマーに送ることができます。(こちらのギフトカード機能は、2020年9月現在、コロナのビジネスへの影響から、Shopify全プランに開放されています!)

マルチパスAPI
「マルチパス」を利用すると、ユーザーはShopifyストアと別のWebサイトとでシームレスにログインを行うことができるようになります。例えば、会員登録しているWordPressの自社サイトからShopifyストアに遷移したときにユーザーはWordPressで登録しているメールアドレス情報でそのままログインをすることが可能です。

ユーザーの情報を自社サイトで保存できるため、自社サイトがShopifyだけでない場合や、他にユーザーを登録させたいサービスなどをお持ちのクライアントさんには便利な機能と言えるでしょう!

事業者側への通知自動化

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Shopify Flow

Plusプランでのみ利用可能な「Shopify Flow」というアプリを利用すると、ロジックを組んで事業者に対しての通知メールを自動化することができます。

例)在庫が残り5になったらwarehouse@email.comに在庫補充の通知を自動送信

キャンペーンのスケジュール

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Shopify LaunchPad

Plus専用アプリの「LaunchPad」「Script Editor」を利用し、事前にキャンペーンの期間を設定すると、その期間中自動でセールが適用され、カスタマーはその割引に対するクーポンコードの入力が不要になります。 また、マニュアルでセールのスタートボタンを押す作業もなくなります。

例)ホリデーシーズン中、全品30%OFF→自動で全品に30%OFFが適用される

データ移行の際のメール一斉送信
Plus専用アプリの「Bulk Account Inviter」というアプリを利用すると、プラットフォーム切り替えに伴うアカウント再設定の際、パスワード再設定のためのメールを一斉送信することが可能です(購入金額などに応じてセグメント別にメール送信を行うことも可能)

おすすめ商品表示の精度
ShopifyのDefault機能で備わっている、商品ページのおすすめ商品セクション機能ですが、これ、Shopify PlusプランとPlus以外のプランで商品表示のロジックが異なること、知っていましたか?

実は、通常プランだと、[閲覧中の商品と以前一緒に買われた商品のデータ]をもとにおすすめ商品が表示され、もしそのデータがない場合は、ただ[閲覧中の商品と同コレクション内の商品]が表示されるだけというロジックになっています。

しかし、Shopify Plusストアの場合は、商品ディスクリプションの類似性からもおすすめ商品を表示してくれるため、よりカスタマーが求めている商品に近い商品を表示させることが可能となります(現時点では類似性の判断は英語でのみ可)。

これはShopifyデベロッパードキュメント上(英語)で紹介されているのですが、Shopify Plusにはこの他にもこのような隠れメリットがまだまだ隠れているのでは!と思っているところでございます・・・!

細かく見ていくと本当にいろいろな限定機能があることがわかりますね。そして、これからもPlusでしかできない機能が追加されていくのではないかと思っております!

4. Shopify Plusブランド例

どんなブランドが現在Shopify Plusを利用しているのかについても、チェックしておきましょう。対応が英語のみということもありまだまだShopify Plusの日本企業は数少ないですが、今後はどんどん増えていくことが期待されます。

ここでは、日本用ストアを持っていて、グローバル展開をしているShopify Plusブランドをご紹介!

Allbirds: ナチュラルでサステイナブルな素材から作られたシューズが各国で大人気となっているAllbirds。2020年1月に原宿に実店舗がオープンし話題になりましたね!AllbirdsはShopify POSを使用し、実店舗とオンラインストアをひとつ屋根の下で管理することに成功しています。

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土屋鞄製造所: シックで上質な革製品のファンも多い土屋鞄さんのストアもShopify Plus!数少ないPlusの日本企業さんの一つです。

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koala: オーストラリア発・寝具ブランドのkoalaもShopify Plus!様々な、メディアにも取り上げられ日本でも人気急上昇中です。

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5. まとめ

さて、Shopify Plusについてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?ショッピファイに乗り換えたいマーチャント様、新規ストアの構築を考えておられる方、Shopifyについてお困りのことがあれば是非お気軽にご相談ください!

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