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自分の文章力や国語力や言語力に辟易とする毎日の中で


数学が教えるのはコトバの使い方


8月20日に更新されたflier
『数学的に考える力をつける』の中で
著者である深沢真太郎氏の言葉である。

小中学生のときに算数や数学が得意だったが、
高校入学後に挫折した私。

要約を読み、自分自身の文章力について、
見直すキッカケとなった。

いつものように、
その時の衝動をツイートしており添付する。


今回は、文章力や国語力について、
日記感覚でつらつらと書いていきたいと思う。


◼️言葉が思考を裏付ける


ジョージ・オーウェル著『1984年』


日課であるVoicy 『荒木博行のbook cafe』にて
荒木マスターがたびたび話題にする作品である。

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荒木マスターの影響を受け、この書籍の要約を
flierにて読み、Kindleにて『新訳版』を購入し、
漫画版も一緒に購入した私は、漫画版を読了した。
残念ながら小説『1984年新訳版』は読めていない。

その作中『ニュースピーク』という言葉が登場する。
概要をWikipediaから引用しよう。

小説『1984年』は、執筆時点からは未来に当たる1984年に、世界を3つの超大国が分割支配し管理社会を建設している様を描いている。ニュースピークは小説の主要な舞台となる「オセアニア」という超大国(かつての英米をはじめとする英語圏を主要な支配地域とする)の公式言語であり、オセアニアを支配する「党」が英語(作中では「オールドスピーク」、「旧語法」と呼ばれる)をもとに作成を進めている新しい言語である。
その目的は、党の全体主義的イデオロギー(「イングソック」、Ingsoc、映画版では独裁政党の名前でもある)にもとづいて国民の思想を管理し、その幅を縮小し一方向に導き、イングソックのイデオロギーに反する思考(「思考犯罪」、thought crime、ニュースピークでは「crimethink」)ができなくなるようにすることである。ニュースピークは国民の思考を単純化するために、辞典の改訂版が出るたびに旧語法に由来する語の数を削減しており、オーウェルは作中で「世界で唯一、毎年語彙の数が減ってゆく言語」と述べている。

(出典:ニュースピーク)

荒木マスターは放送中に『人間が考えるためには
言葉の力が必要だ』といった主旨を語っていた
ように記憶している。

『ニュースピーク』の引用部分を見てみよう。

「世界で唯一、毎年語彙の数が減ってゆく言語」
とあるように、語彙が減ることで思考力が低下する、
そんなことを著者であるオーウェルは危惧していた。

荒木マスターも、この文脈で、言葉の力を
向上させる必要性を説いているのだと思う。


◼️文章を書く力も言語力


毎日アウトプットを重ねる中で

自分の文章力のなさに辟易とする。

といいつつ駄文拙文を量産しているのだから、
ほんとに私はどうしようもないやつだ。

まぁそんな自虐はさておき、
冒頭紹介した『数学的に考える力をつける』では
『コトバの使い方』にスポットライトが当たっており
文章構成や論理構成などを見直すキッカケを得たわけだ。

自らの文章を見直して思うのは、
ほとんど接続詞を使用していないなぁということだ。

論理構成もクソもない。

まぁ日記だから、と言い訳をあげればキリがないが、
論理構成だけでなく、根拠を示したり、
もう少しまともな文章を書きたい。

そんな向上心を得た次第である。


◼️まともな文章ってなんだ?


『まともな』と書いてみたが、どんな文章が
『まとも』と称されるのであろうか。

私が考える『まともな』文章には、
次のような要素があると思う。

・短い文章で簡潔に表現されている
・意見と事実が分かりやすく表現されている
・意見には根拠が示されている

全くの私見であるが、こんなところだろうか。

この要素が散りばめられたコンテンツがある。

文章ではなく音声コンテンツであるが、これまた
日課のVoicy『澤円の深夜の福音ラジオ』である。

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特に8月19日放送の【第875回】を拝聴し、
『まともな』文章を語られているなぁと感じた。
(決して『上から』とかそんなんじゃないですσ(^_^;))

この放送中のコメント返しのコーナーでは、
澤さんがコメントに対して事実と意見を区別しつつ、
思考の解像度を高めていく様が示されている。

こんな風になりたいなぁと憧れを抱いた次第だ。


◼️尊敬する青島周一先生の書籍


澤さんが、事実と意見を明確に区別する様を見て、
私が思い出したのは、青島先生の書籍である。

この書籍は、医療情報を哲学的に考え続け、
医学論文を読み解き続けてきた、青島先生が、
国語力をキーワードに、情報との相対し方について
溢れんばかりの思考を書き記した書籍である。

この書籍では医療情報を読み解くための、
10のスキルが紹介される。

その第1のスキルとして、
『「事実」と「意見」そして議論の
 「主題」と「前提」を読み解くスキル』

が紹介されているのだ。

この書籍を読んだ記憶が蘇り、あらためて、
事実と意見を区別する重要性を認識した次第である。

澤さんが言うように、
『思考の解像度を上げるために事実と意見を分ける』
ということと、青島先生の言う、
『医療情報を読み解くために事実と意見を分ける』
ということが、私の頭の中で繋がったわけだ。

思考するためには、事実と意見を分ける必要があり、
そして意見の多様さに繋がるものが語彙力なのでは?
そんなことを考えたひと時であった。

意見の多様さが語彙力とどう繋がるのか?

そのことに関する私の考えは、
以前noteにも書いた『サピア=ウォーフ仮説』
が元になっており、こちらに添付しておこうと思う。

私の稚拙な思考の一端をダラダラと書き記したが、
もっと語彙力を高めて思考力を向上させたい、
そんな決意表明で日記を終えることにする。

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町田和敏(変な髪型をしたポンコツ薬剤師)
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