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当たり前だけど当たり前ってみんな違うよね

2月の無職期間、わりと予定が埋まってきた。
子供の関係でこれまでとは少し様相の異なるコミュニティに顔を出すことが多くなり、面食らう場面にもまま遭遇して、少し場所を変えるだけでこうも価値観は違うものなのかととても面白い時間になっている。

今日のとある説明会では話者がアイスブレイク代わりに森さんの辞任の件に触れ、差別差別とマスコミが事を荒立ていると冗談交じりに嘆き、女性ばかりの参加者が皆笑うという場面があった。
個人的にはとても強烈な違和感だったのだけど、よもやこの違和感は案外マイノリティなのかと世間の当たり前と自分の距離がふと不安になった。

そこで不意に前職のキャスターを思い出したのでメモ書きしておく。
初めてのスマホ投稿、できるかな。できるかな。
(お前、卒業したのにしつこいなというツッコミは受け付けていないのでお許しください、ごめんなさい。)

すこーしだけ外に出て振り返ってみると、(少なくとも今日時点では)変わった集団だったなと思う。

・働く場所?どこでもよくない?
(当然のように前置き不要でリモートワーク)

・子育て?女性が主であるって誰が決めたの?
(当然のように男性が育休取るし子供の都合で当日休みもする)

・学歴?知らない。年齢?なんのために聞く必要があるの?
(履歴書に記載する部分を聞かれたことは最後までなかった)

・仕事より大事なものがあるのって当たり前だよね
(時にはです。意訳して捉えていたらごめんなさい)

・不便を感じたら秒で変えようよ。偉い人の決裁?そんな手間がかかることいらんいらん。
(今もしもあったらごめんなさい)

中のひとたちはここら辺が当たり前が故に、所謂マミートラック的なものを経験する機会もなく今まで何も感じなかったけれど、そしよく考えるととても普通のことを言ってるのだけど、外を見渡してみると上に挙げたようなことが骨の髄までしみこんでいる環境って極めてマイノリティだったのね。ともするとこのマイノリティの存在って素晴らしいし、それだけでキャスターは価値高い組織なんだなと勝手に腹落ちしてなんだか嬉しくなり、根拠なく中川さんや石倉さんがなんとなく好きな理由もこれまた腹落ちしてとってもすっきりしたよ。

今、一番怖いのは環境適応されて私の身体にもしみこんだであろうこの当たり前の感覚が薄れることなので、たまたまこれをみたお知り合いの方「なんかお前、言ってること前と違うくない?」と感じることがあったら指摘してもらえたら嬉しいです。「おかしいな」「これって変じゃない?」の違和感のアンテナは鈍らせないように意識していきたいなと思う夕暮れ時でした。次の場所もいい感じに尖っていますように!

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