見出し画像

◆動画で企業を知ろう!重工業関連


◆重工業ってどんな企業なの?

●重工メーカーとは、「重工業を中心に事業を展開する企業」を指します。
重工業は、その名の通り「重量の大きな機器や設備を製造する産業」で、製造プロセスも複雑で多岐にわたることが特徴です。
具体的には、重機や大型工作機械、インフラ設備、さらには航空機や発電プラントといった大規模な製品を手掛けています。
日本国内では、「三菱重工業」「川崎重工業」「IHI」「日本三大重工業メーカー」として知られています。

重工メーカーの製品の多くは、建設やエネルギー産業、鉱業などさまざまな分野で使用されており、「社会インフラを支える重要な役割」を担っています。

●具体的に何を製造しているの?

●鉄道車両
●船舶
●航空部品
●発電所
●ロボット
●防衛設備
●宇宙産業

多岐にわたる分野で、各分野ごとの動向や技術革新が進んでおり、これらの製品は高度な技術力と大規模な設備投資が求められる為、業界内での競争が非常に激しい傾向にあると言われています。

◆重工メーカーの業界動向について

重工業全体としては、インフラの需要拡大や
グローバルな課題への対応と更なる向上が急務とされています。
また、安定的な「調達体制」の構築が課題。
国内重工メーカーは、橋梁や発電プラント、鉄道といった大型プロジェクトを手掛けつつ、途上国へのインフラ輸出も進めており、「政府主導」でのODA(政府開発援助)による支援も急拡大しています。

●鉄道車両
業界全体では、「車両の減少傾向」が続いており、鉄道車両の需要は限られている為、鉄道車両メーカーにとっては新たな市場や技術革新が求められている。

●船舶
世界的に発注が低迷しており、日本のシェアは15〜16%にとどまっている。
中でも、「コンテナ船やLNG(液化天然ガス)運搬船」の受注は中国と韓国が強く、政府は「設備投資支援を実施」(下記①参照)しています。

「政府設備投資支援を実施」①

●航空部品
防衛産業を基盤に成長してきましたが、現在では「民間需要」が売上の約50%を占めている。
ボーイングとの共同開発に加え、三菱重工業などが炭素繊維複合材を活用した「機体開発に参加」し、世界的な競争力を発揮している。
(下記②参照)

「航空機関連品/部品」②

●発電所
再生可能エネルギーや電力の効率的な供給が注目
されています。
国内では「三菱重工業」「東芝」「日立製作所」3社が、主に火力や原子力発電所向けの設備を手掛け、「重電3強」として知られています。
(下記③参照)

「発電所関連詳細」③

●ロボット
産業用ロボットを中心に急速な成長を見せており、自動化のニーズが高まる中で、日本をはじめとした先進国から新興国まで広く導入されています。

自動車業界では、車体の溶接や塗装といった工程でロボットが広く活用され、ファナックや安川電機、「川崎重工業」などが主要な企業です。
(下記④参照)

今後も「少子高齢化による労働力不足」や、品質向上を目指す製造業にとって、ロボットの導入は生産性向上のカギとなっていくほか、食品や医薬品といった他産業にもロボットの導入が進むことが期待されている分野です。

「川崎重工業/ロボット」④

●防衛設備
日本政府が2027年度までに「防衛費を43兆円に増額する方針」を発表したことにより、防衛関連企業への発注が急増。
これに伴い、「三菱重工業」「川崎重工業」「IHI」といった大手三重工メーカーが中心となり、防衛関連の武器やシステムの製造を手掛ける企業が活発な動きを見せている。

また、武器輸出に関する「防衛装備移転三原則」の運用指針が見直されたことにより、輸出できる装備品の範囲が広がる見通しです。
これにより、国際的な防衛市場での日本企業の競争力が強化され、「防衛設備業界のさらなる成長期待」が高まっています。

防衛産業は利益率が低いとされ、これまでには撤退する企業もありましたが、政府が企業の「利益率を従来の8%から最大15%に引き上げた」ことで、業界全体の安定性が向上傾向にあります。
(下記⑤参照)

「防衛設備」⑤

●宇宙産業
ここ数年で世界的に急成長を遂げている宇宙産業は、
2040年代に10兆円程度になると予測されています。

これまで、日本の宇宙産業は「政府主導」中心で進められていましたが、2008年に宇宙基本法が施行されて以降、民間企業の参入が活発になっています。
現在では、民間企業がロケットや人工衛星の打ち上げに積極的に取り組んでおり、日本政府も2030年代初頭までに「宇宙関連市場を2兆4,000億円規模に成長」させる目標を掲げています。
(下記⑥参照)

「宇宙産業」⑥

◆IHI(旧/石川島播磨重工業)

◆三菱重工業

◆川崎重工業

◆住友重機械工業


◆セグメント別の業績比較

「川崎重工業/2024年4月1日~2024年9月30日」

●川崎重工業

「川崎重工業/2023年度有価証券報告書 」より

●三菱重工業

火力発電システムなどの「エナジー」、物流機器などの「物流/冷熱/ドライブシステム」、製鉄機械などの「プラント/インフラ」、民間航空機などの「航空/防衛/宇宙」の4つのセグメントで成り立っています

「三菱重工業2023年度有価証券報告書 」より

●IHI

バランスよく事業分野が分散。「産業システム/汎用機械」がやや高い割合ですが、IHIの最も得意とする分野は「航空/宇宙/防衛」。
今やセグメント別の売り上げでは約20%と事業の柱となっており、今後も成長を牽引する事業分野に位置付けられている。
民間航空用のロングシャフトが世界トップシェアとなるなど、海外からの高い評価を励みに世界展開を推し進めていき、この分野の成長のおかげもあり、海外売上比率が現在では45%にまで伸張している。

「IHI2023年度有価証券報告書 」より

◆3社の平均年収/平均年齢/平均勤続年数比較

●平均年収(万円)/平均年齢(歳)/平均勤続年数
三菱重工/966万円/42.4歳/19.0年
・川崎重工業/810万円/41.3歳/15.3年
・IHI/836万円/41.8歳/16.6年

最後まで読んで下さりありがとうございます!
gordon_lapin🐰

👇その他の無料noteとワンコインnote
クリックでサイトに飛びます!

◆三菱重工「H-IIAロケット48号機」打上げ成功!

初心者の方向け/板発注について

東証プライム4689「Zホールディングス」攻略&100株練習方法◆

50代から投資を始めた私が、ひと月400万円の利益を得られるようになった理由!◆

参考/各社有価証券報告書/決算資料説明
ワンキャリア/日経新聞オンライン版

ヘッダー映像/三菱重工業
「新たなフロンティア」 ビジネスパークを目指した新しい宇宙ステーションの建設より

いいなと思ったら応援しよう!

gordon_lapin
いつも読んで下さりありがとうございます。 また、定期的にサポートをして下さる方に、心から感謝しています♡ サポートで頂戴しました代金は、関わっている子供食堂でのイベント活動費 (これまでは駄菓子の購入費)として使わせて頂いています。