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KFC/KFCNサルベージ

K Fan ClanおよびK Fan Clan Nextの小説等コンテンツを再掲したものです。
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記事一覧

アイドルK短編「雪と炎」

著:鈴木鈴  この土地は、冬になるとまばゆいほどに白くなる。  空からしんしんと降り積も…

限定王権戦記 あとがき

※このあとがきはファンクランに掲載されていたものではなく、作者である鈴木鈴個人のTwitter…

限定王権戦記「相席1999」

著:鈴木鈴 「おい! なにしてる!」  叫んで、塩津元は河原の斜面を駆け下りた。  自分と…

限定王権戦記「王と酔っ払い」

著:鈴木鈴  目が覚めた途端、猛烈な頭痛が相馬均を襲った。 「うえ……」  うめき声をあげ…

限定王権戦記「死神と猟犬」

著:鈴木鈴  羽張迅が狙撃されたという報告を受けた瞬間、善条剛毅は走行中の輸送車のドアを…

限定王権戦記「青服と黒服」

著:鈴木鈴  朝から降りはじめた雨は、昼過ぎには土砂降りになっていた。  武地数馬は雨が…

限定王権戦記「霹靂と閃電」

著:鈴木鈴  ふと気がつけば敵がいなくなっていた。  周囲の有様は、まさしく死屍累々。折り重なる死体のほとんどは、黒服――《煉獄舎》クランズマンたちのものだ。情報部からの連絡を受け、善条剛毅率いる突入部隊がこの倉庫を急襲したのが15分前。そして今現在、倉庫内は凄惨な戦場と化していた。  善条は血にまみれた『霹靂』を肩に担いだまま、次に斬り伏せる敵を探しはじめた。  が、すでにそんなものは存在していなかった。  戦闘は終わり、残党狩りに移行しつつあった。まだ何人か抵抗している

限定王権戦記「蝶と蟷螂」

著:鈴木鈴   「うえぇ……これ、ひとりで掃除すんのかよォ……」  モップとバケツを床に置…

K SIDE:PURPLE 12

著:鈴木鈴 「お母さんね、もうすぐ死んじゃうんだ」  紫の髪を優しく撫でつけながら、母は…

K SIDE:PURPLE 11

著:鈴木鈴  炎が、荒れ狂っていた。  居酒屋の軒先から。バーのドアから。ホストクラブの…

K SIDE:PURPLE 10

著:鈴木鈴 「さあ、張った張った!」  相馬が部屋に入ると、そんな声が響いてきた。  広々…

K SIDE:PURPLE 09

著:鈴木鈴 「三輪一言さん、ですか?」  首筋の汗を拭きながら、紫は小首をかしげるように…

K SIDE:PURPLE 08

著:鈴木鈴  入ってきた客を見て、タカさんは目を丸くした。  長谷一心――半年ほど前に、…

K SIDE:PURPLE 07

著:鈴木鈴  秋が過ぎて、冬が来た。  その頃になると、紫の天分とは『目』の確かさだということに長谷は気づきはじめていた。百の言葉を費やすよりも、一の行動を見せたほうがはるかに飲み込みが早い。型どおりの稽古ではなく、実戦方式の立ち会い稽古に切り替えると、紫の剣は日を追うごとに冴えていくようになった。 『当てず』の手加減ができていたのは、最初の2週間だけのことだ。全霊をぶつけるようにして長谷に挑みかかり、稽古が終わる頃には立つこともままならないほど消耗する。そんな毎日を繰り返