やっぱりやさしくないわ
周囲の人々が、誰かに対して怒っているところに立ち会ってしまうことが多い今日この頃。
なぜ怒ってるのか、と聞くと
傷ついたからだ!と返答がきて、本質だ!と納得する。
そっか
傷ついたから、悲しくて、それで
怒りになるんだ。
私は怒るタイミングを逃しがち、または
怒っていても表に出さないことが多いので
健康的ではないなと思う。
そういえば、悲しいときもあまり表情や言葉を
その場で顕にするのが不得意ではあるから、
悲しみと怒りはつながっていることかもしれない。
自分の為への怒りは鈍感な私も
結構他人のことに関しては敏感で
目の前で友人が馬鹿にされたりなんかすると
暴れ出してしまったりする。
奈良駅まで路上ライブに付き添いで行ったとき
ライブをしていた友人に、酒を飲んでイチャモンをつけてきた男がおり、瞬時に頭に血が登って喧嘩になったり、カップルの揉め事に口を挟んで結果私が一番発言権を得ていたり、目の前で理不尽なことが起きるのだけはどうしても許せなかったりする。
もちろん、後悔するまでがセットなので何でもかんでも怒りのまま振る舞うのは、得策ではない。
寛容だね、と言われることも多いけど
実は、傷ついたとか、悲しいとかそういう気持ちに蓋をするのが得意なだけなのだ。その悲しみを認めてしまうと一気に崩れてしまいそうな気がして、逃げてるだけで、闘うよりは逃げる方が自分にとっては楽なだけだったりする。
ちゃんと怒れる人っていうのは、すごい。
自分の為とか人の為を思ってとか
そういう優しさとかプライドとかがある。
許してあげられる人も、すごい。
本当に心が広くないとできないことだから。
これは本当に寛容って意味になる。
私はどちらでもなく、ただ何も聞こえていなかったフリをしているだけ。
寛容と優しさは全く違うから、
どうやって傍にいて支えてあげればいいのか
厳しいことと愛情は少し似てるから
どうすれば相手のためになるのか、ちょっと悩んだりしている。