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福音の聲
塞ぎ込んだ夜には そう
充ち満ちる海原に 手を伸ばす
さざ波を遡行し 夢半ばの刻
静寂の音 波に揺られ
やがてその身体 呑まれるまで
夢 遥々 福音の聲
星空の下 眠りし 宇宙の鼓動を感じる
ここはどこ?
無明の瞳が 松明に揺ら 揺られ
言葉紡ぐ 拡がる 余情の波に 心満たされ
記憶の 奥底に潜り行く
紋様が躍り 艶やかなる 声に唆され
朱に交わる 色 紅き 記憶に
身体 綻びながら 夢の中で弾け飛ぶ
無闇な象が 夜闇に列を成す
この不釣り合いな想いを
あなたのその手の温もりに 遺したまま
そっと消えて この夜の帳 沈むまで
どうか 消えないで
夢 遥々 福音の聲
星空の下 眠りし 宇宙の鼓動を感じる
あなたは誰?
無明の瞳が 松明に揺ら 揺られ
言葉紡ぐ 拡がる 余情の波に 心満たされて
記憶の 奥底に潜り行く
紋様が躍り 艶やかなる 声に唆され
朱に交わる 色 紅き 記憶に
身体 綻びながら 夢の中で弾け飛ぶ
無闇な象が 夜闇に列を成すまで
さざ波を遡行し 夢半ばの刻に
静寂の音 波に揺られて
さざ波を遡行し 夢半ばの刻
静寂の音 波に揺られながら
やがてその身体 呑まれるまで
どうか 消えないで
塞ぎ込んだ夜には そう
充ち満ちる海原に またこの手を伸ばす
から
遡行 そこう
聲 こえ
無明 むみょう
松明 たいまつ
余情 よじょう
唆され そそのかされ
象 かたち
帳 とばり