蟻に見る生存戦略としての優しさ
クモと戦って負傷した蟻を、仲間の蟻が巣まで運んでいた。
巣まで運んで、唾液をだし、治療する。
又ある蟻は、穴を掘り、仲間の蟻の避難所をつくっている ーー
朝からYouTubeを視聴している。
YouTubeは、仕事がない、故にお金がない私の、
数少ない娯楽の一つである。
家でだらだらしている私とは対照的に、
動画内の蟻たちは、その小さい体で、
脅威であるクモに果敢に戦いを挑んでいる。
無理くり話題を変えるが、今年自殺者が増えているようだ。
という以前に、毎年毎年自殺者が多すぎる……
こんなに面白い蟻の動画を無料で見れるような豊かな世の中なのに何故!?
動画の蟻たちは何故仲間の蟻を助けるのか。
こちらのページによれば、
戦死者数を減らし、次の戦いに参加できる数を増やせるという実に実利的な理由だそうだ。
つまり、
戦い続ける<救助する
助けることにリソースを割くことで結果的に集団としての生存確率が上がるということだ。
人間も、優しさを持っていることに意味があるとすれば、
やはりそれは必要な機能なのだろう。
目先の合理性を重視し、元々備わっている本能を無視できるほど、
人間は賢くなったのだろうか。
ーー蟻たちはその小さなアゴでひたすらクモに傷をつけ、ついにクモを倒した。
クモは解体され、巣で待つ幼虫たちの餌になる。
生存戦略としての優しさを思い出せば、
隣で死にゆく人たちを少しは救えるかもしれない。
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