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JF7のアーセナル移籍報道についての雑感

はじめに

みなさん、こんにちは。どうもぐなでろんです。

本当は実家でゴロゴロしてる、もしくは気持ちよく寝ているはずなのですが、大雪のため空港に行けなかったので実家に帰れず1人雪国でぼーっと過ごしていたところジョアンフェリックスのアーセナル移籍報道がスペインの(お笑いクソ)メディアであるEl Chiringuitoと関係の深い記者からの明らかな飛ばしであろう報道に関するFFの方の様々な反応を見ました。

この2月の時期の移籍報道に対して軽く受け流した方がいいのではないかとグーナーにもコルチョネロスにも思ってます。当初僕もどうでもいいや、と思っていましたが僕は逆張り人間なので仮にアーセナルが本当にフェリックスに興味を示していたらどうなるんだろうと思い、暇潰しにこのnoteを書き始めたところです。

勢いで書いているので、かなりおかしいところもあると思いますが気軽に読んでいただけるとありがたいです。

そもそもなぜフェリックス?

こう思われたグーナーの方も多いでしょう。アトレティも「なぜアーセナルが?」と感じたはずです。

果たして彼は来季残るのでしょうか…

僕も「おいおい」と思いましたね〜
「流石にねえだろ」とは思いつつ、なんでフェリックスなんかねえとも思いましたね。

1月にターゲットとされていたドゥシャン・ヴラホビッチを獲得できず、同じくターゲットとされていたラレアルのアレクサンデル・イサクはただのロンドン旅行。あの車はなんだったのでしょうか。
キャプテンだったピエール・エメリク・オーバメヤンも移籍。アレクサンドル・ラカゼットとの契約延長も定かではなく、エディ・エンケティアとは契約延長しないでしょう。
となると最悪の場合来季のCFで起用できる選手がガブリエウ・マルティネッリただ1人になります。勿論アルテタを含めたフロント陣もCFの補強は最優先であり、そこの補強は2020夏(秋)のトーマス・パルティの移籍報道を外したFabrizio Romanoも「アーセナルは絶対にストライカーを取るだろう」とPodcastで話しております。
噂では先程のイサクやリールのジョナサン・デイビッド、エヴァートンのドミニク・カルバート・ルーウィンの名前などが挙がっています。彼らはCFとしても優秀ですし、特にデイビッドにはラカゼットの役割を担えるんじゃないの?と期待しているグーナーも多いでしょう。

そんななかフェリックスの名前が出てきました。
そこで「仮に」アーセナルもといアルテタが「本当に」彼を欲しがっている場合その理由をざっくり考えてみました。
それは、2列目との化学反応を高めることでしょうか。フェリックスを偽9番的に起用するのでは、と思います。ペップ・グアルディオラによるフェラン・トーレスのフォルス9起用のようにしたいのではないでしょうか。
エミール・スミスロウ、ブカヨ・サカ、マルティン・ウーデゴール、マルティネッリ、ニコラ・ぺぺとの相性で言えばウーデゴール以外とはなかなかに合いそうな予感もしてます。もしフェリックスを中心に据える場合であっても、スミスロウやサカ辺りはフィーリングが合いそうな動きを出来そうですし、フェリックスが下がってできたスペースをマルティネッリが突くというようなこともあり得そうです。
フェリックスとウーデゴールは両者とも王様気質があるために合うのかなあと今は想像できませんが、どちらかがどこかの出戻り8番フランス代表のように黒子にも回れるような立ち回りを覚えれば脅威となるでしょう。
あくまで想像の範疇を出ないことではありますが。

またフェリックスはシュートが上手いです。
21/22のプリメーラ第9節のアウェーグラナダ戦だったり、18/19のEL準々決勝1st legのフランクフルト戦のゴールを見ると「あっ、これは天才だわ〜」と思ってしまいます。とにかくミートが上手いですね。見ていてスカッとします。シュート技術に関して言えばかなり高いレベルにありますし、両足でも決められるところはポイントが高いです。ドリブルからの理不尽ミドルなんかできる稀有な選手といえるでしょう。
シュート技術は高いので、むしろエリア内での動きを仕込めれば20/21のCLGS第5節のバイエルン戦の先制ゴールのようなオフザボールの動き出しが更に上手くなり、エリア内でのワンタッチシュートも増えると考えられるので得点のバリエーションも増えてまだまだ化けるでしょう。そもそも代表ではCFを任されることもあり、そこでのプレー経験を増やせればアーセナルでの1トップもない話ではないですし、スケールの大きい選手となることでしょう。

さらに言うと彼はああ見えてメンタルは強いです。負け試合に1人なんとか結果を出そう、なんとか変えてやろうともがく姿は見ていて希望を感じます。マルティネッリと似通う部分でしょうか。

じゃあ問題点を指摘しましょうか。
まずは継続性でしょう。移籍金で選手のプレーを語るのはいかがなものかと思いますが、€126mの金額に見合うプレーを見せる日もあれば€20mレベルのプレーしか発揮しない時もある。
「なぜそれ決められるんだよ」「そのパス、そのドリブルは天才のそれだよ」というものもあれば「それ枠すらに行かないの?あのさあ…」「ロストして取り返そうとせず不貞腐れてるんじゃないよ…」というシーンも。直近のバルセロナ戦は決めるべきところを外したのが印象的です。あの試合に関して言うならフェリックスが決めていれば試合の流れはあそこまで一方的にバルサに押されるはずはなかったと確信しています。継続性が欲しいな、というのはずっと思ってます。
個人ありきで戦術の枠組みすらないチョロ・シメオネの使い方の問題に依りフェリックスが本来のチカラを出しにくいところもとても大きいですが、如何せん3年目です。そろそろやってくださいね、数字という結果も残して欲しいですね、というのはコルチョネロスがフェリックスに思っていることではないでしょうか。

アーセナルが今新しいCFに求めているのはまさにゴールの数字です。ビルドアップやアタックの起点という貢献があるにしても今のラカゼットはお世辞にもゴールという数字を残せているとは言えないでしょう。アルテタの起用法の煽りを受けた側面はあるにせよ実際に彼が外したチャンスは少なくないですし、はっきり言いますが直近のバーンリー戦はまさにそれで勝ち点を落としてしまった。
2/19のブレントフォード戦を見ればアーセナルが脱ラカゼットを模索しているのは言うまでもないですし得点力のあるCFを求めているというのなら、そこにフェリックスが合致するのかといえばどうなの?と思ってしまいます。

次に挙げられるのは負傷癖でしょう。
まずフェリックスのドリブルはほとんどの場合ファールでしか止められません。ファールで止めないと21/22のプリメーラ第8節のバルセロナのロナルド・アラウホのようにけちょんけちょんにされてDFは詰みます。ファールを受け続け、いくらダメージが残らない受け方をしてもそのうち怪我します。

実際足首を怪我してしまい、治ったとはいえさらなる怪我を負うとフェリックスの足首の柔らかさが成せる独特なタッチに影響がでかねません。
プレミアリーグでは危ないプレーをアーセナルの選手が受けるときだけにはイエローはおろかノーカードで終わるケースも多いです。今季でいうならバーンリー戦のティアニーの足の踏まれ方を見るとフェリックスの足首が悲鳴を上げてしまうでしょう。エヴァートン戦にタヴァレスが受けたのも危ない。過去にもアーロン・ラムジーが当時ストークに所属していたライアン・ショウクロスに破壊された痛ましい出来事もありました。

前述のバーンリー戦のシーン
これレッドじゃないのおかしいからね

フェリックスがアーセナルに行った場合、アーセナル戦のみに許容されてしまう理不尽なファールを受け続けて足首が酷い状態になることは考えられるでしょう。過去にフェルナンド・トーレスは足首の怪我を境にキャリアが大きく変わってしまいました。ある程度耐久性が高くないと、スミスロウもスペ体質であることを考慮しても、アーセナルが獲得することにはリスクは小さくないです。

結論

この時点でフェリックスがアーセナルに来る可能性は低いでしょう。まだシーズンも残っています。アーセナルもアトレティコもCL圏でフィニッシュできるのかもまだ定かではありません、信じていますが。それによって来季に向けたメルカートの立ち振る舞いも大きく変わります。

僕個人の意見としては、フェリックスはシメオネが今季で退任するならばアトレティコで更に化けて欲しいと思ってます。
フェリックスの使い方に疑問符が残る監督のもとでの成長は望めませんが、個人的願望も含めた予測では退任するのではないかと思っています。そうなると、彼も連れてくる監督次第ではまだまだ化けると思いますしそうであって欲しいです。

またグーナー目線で言及するならアーセナルの補強戦略と完全に合致しているかと言えば、Noでしょう。ただ、来てどのようなプレーをするのかというのも気になるところ。それはメルカートのシーズンにならないとわからないこと。
それにアトレティコにおいてヤン・オブラクに並ぶネームバリューもマーケティング上もチームの顔と呼べるだけのスター性を持っているのは疑いようもない事実です。アトレティコはそう易々と売却するはずもない。

ただし、アトレティコのフロントは本当にどうしようもない輩の集まりです。トーマスの移籍報道の際にも思いましたが、アホすぎる。未だにシメオネの退任を考えていない、契約延長すらしようとするアホがいるようなクラブです。シメオネと心中してフェリックスを売るようなことも十二分にあり、アーセナルに行く未来がないわけでもないかもしれません。

どっちみちまだフェリックスは今季アトレティコでプレーする存在です。移籍の話はまだ先です。
それよりも先にそろそろ結果を出して、僕のように批判をしている、諦めかけているコルチョネロスやそもそもフェリックスの上手さをわかっていないアンチを黙らせる、熱い掌返しをさせるようなプレーを今季終了までは期待したいと思います。

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