9ヶ月後


ジェノサイドが9ヶ月続き、自分がどうしてデモに行き、アクションに参加するのか自分に問いかける必要を感じました。そう思ったら、自分が12月にも同じ問いかけをしたことを思い出しました。12月に、自分は直感的に、もしジェノサイドがまかり通るのなら、この世界、このシステムは壊れているのだと思いました。 そして、システムが壊れているなら、人、市民が動かなくてはなりません。自分はその答えに従って動いてきました。それから、6ヶ月経ってみると、残念ながら、システムについての自分の直感は正しかったと言わざるを得ません。

世界には、ジェノサイドを止めるよりも現状維持を選択する国家や企業がたくさんある。(どんな例でもいいですが)そのエビデンスがひたすら出てくるばかりです。中には、これを例外と捉えたい人がいるかもしれません。そう捉えれば、例外としてやり過ごせるからです。しかし、これは例外ではないと思います。これが、我々の生きるシステムの状態です。だから、誰もが隠れることはできません。隠れる場所はないはずです。我々は、パレスチナ人のジェノサイドが9ヶ月間続くシステムの中で生きています。そう考えると、正直、悲観的な気持ちになることがあります。しかし、12月の時点で自分が想像できなかったことがあります。

私が、人、市民という時、それはここにいる人々のことだけを指しているのではありません。シオニズムとそれを維持する権力に対する抵抗運動は、グローバルであり、進化してきました。 学生インティファーダを4月以前に想像できた人がいたでしょうか。コロンビア大学に始まったこの動きは世界中に広まりました。日本の大学もキャンプやプロテストを行っています。私は特に東大が、そのリードを取ることが想像できませんでした。このような自分が想像できなかった展開を考えると、自分の悲観的な気持ちは重要ではないと分かります。抵抗運動は自分より大きい。そして、これからも新しい答えが生まれるでしょう。

 私は、どうして、自分がデモに行き、プロテストするのかと問いを立てました。そして、今や、12月にはなかった理由があることが分かります。私は、11月からデモ等に参加してきましたが、今のほうが、この進化する抵抗運動を信じている。それが、今、自分を動かしている大きな理由になっている。なので皆さんに言いたい。抵抗を信じましょう。我々を信じましょう。Free Palestine

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?