副業をはじめる(はじめた)ときの準備
このnoteについて
副業で一定の収入を確保できそうな見通しとなり、開業届をだすことにしたので、そのときの流れを記録します。
最近できてきた色々な便利なサービスを使うと、とてもお得に素早く手続きができました。私は過去に一度個人事業主をしていましたが、当時とは格段の差ですね。
この記事はこれから副業始めようかなという方のお役にたてば幸いです。
前提として
就業規則を確認する
会社勤めをしている方は「就業規則」を確認してください。最近は、副業を解禁する企業が増えてきていますが、そもそも副業を禁止している企業も少なくありません。副業が認められている場合でも、内容が制限されているかもしれません。違反した場合にペナルティが課せられることもあるので注意しましょう。
ちなみに弊社では起業・副業・兼業(パラレルワーク)については、ごく普通に、当たり前のものとして行われています。
家族の同意を得る
家族のいる方は必ず事前に相談し、話し合っておくことが大切でしょう。
ちなみに我が家では、総務経理を本業とする妻も、週末ネイリストをしています。よって家族の反応は「どんどんやれ。」でした。
本業に支障が出ないように注意する
本業のパフォーマンスが低下したり、本業に支障するようなら、その副業はすべきではないでしょう。個人事業主として基本的に必要なセルフコントロールができていないということになるからです。
税金をきちんと払う
お金や税金についての勉強をしてこなかった方や、ずっとサラリーマンの方には、税金の確定申告ということがよくわかっておらず、副業で得た収入を申告せずそのままにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それは税の申告漏れであり、税逃れ(脱税)となります。納税は日本国憲法の三大義務の一つであり、税金は国のサービスをよくする財源となるものです。間違いなく、税金は絶対に払わないといけないものです。
ただし、きちんと勉強することで、有利に納税ができるようになります。
副業をはじめる機会に、税や経理に関する、初歩的な入門書でよいので、読むことをおすすめします。
しなくてはならないこと
🏢 開業時
個人事業主として仕事をはじめようとするとき、
「必ず行わなくてはいけない手続き」というものは、実はありません。
但し以下の3つの書類を税務署に提出しておくことで、先ほど言った税制上のさまざまな恩恵を受けることができます。
あと、今後のコトを考えて、事業用の口座をつくっておきましょう。個人の口座と一緒にすると記帳が大変です。楽天などのネット銀行でつくると楽です。
(1)個人事業の開業・廃業等届出書
(2)所得税の青色申告承認申請書
(3)青色事業専従者給与に関する届出書
(1)個人事業の開業・廃業等届出書
「個人事業の開業・廃業等届出書」いわゆる「開業届」は、事業を始めてから1カ月以内に提出します。提出しないことでの罰則は特にありません。
ただし、以下の「所得税の青色申告承認申請書」の提出、および屋号での口座開設には、開業届の提出が必須となります。
(2)所得税の青色申告承認申請書
確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類の方法があります。
特に、個人事業主として節税を考えるのであれば、数々の優遇措置(総収入金額から最大65万円を差し引くことができる青色申告特別控除など)を受けられる青色申告が良いと思います。
くわしくは検索して調べてみてください。
(3)青色事業専従者給与に関する届出書
これは(少し先の話になるかもしれませんが)、配偶者や親族に給与を支払って仕事の一部を任せる場合に必要なものです、家族に支払った給与は、原則経費として計上することはできませんが、この届出書を提出して青色申告をすれば、一定の要件のもとで経費計上が可能になります。
👔 業務遂行時
収入と経費をきちんと記録を残し、領収書を保管しましょう。
会計ソフトを使うといいかもしれません。
あと、今後のコトを考えて、事業用の銀行口座をつくっておきましょう。
個人の口座と一緒にすると記帳が大変です。
楽天などのネット銀行でつくると楽です。
💵 納税時
確定申告をしましょう。
やり方は、収入の得かたによって変わるので、詳しくは述べません。
これらについては後日かくかもしれません。
どうやって手続きするか?
なんか届け出書が多くて大変だなあ、とおもうかもしれませんが、私はこのようにしてリーズナブルに進めました。ほとんど無料です。
🏢 開業時
(1)個人事業の開業・廃業等届出書
(2)所得税の青色申告承認申請書
freeeさんで無料でできました。
必要事項を入力するだけで、書類のPDFができるので、押印して所轄の税務署に郵送もしくは持ち込みするだけです。
(書類ができたあと、印鑑やら何やら、いろいろな開業用パックをオススメされますが無視します笑)
📓 帳簿をつける時
青色申告での納税に向けて、複式簿記で帳簿をつける必要があります。専門知識がなくても、青色申告に対応した会計ソフト・サービスなら手軽にすすめることができると思います。マネーフォワードさんやfreeeさんなどでもサービスは出ていますが、副業はじめたてで、取引やお金のやりとり、経費も数えるほどしかない場合には、高機能過ぎると思いました。
「やよいの青色申告オンライン」のセルフプランなら、1年間無料になってます。
私はこれに入力していまして、不安なときには、経理を本業にしている妻に、スイーツをおごるかわりにチェックしてもらっています。
📄 見積書・納品書・請求書など
無料で見積書・納品書・請求書の発行管理ができます。
デジタルの印章もつくれますし、源泉徴収にも設定一つで対応できるので、極めて便利です。
上記をかしこくつかっているので、かかる経費は郵送代ぐらいです。
その分、他の経費にまわせます。
まとめ
・副業の条件を整えよう
・ちゃんと税金を払おう
・税金の優遇をうけたければ「開業届」「青色申告納税」
・Webサービスをかしこく使ってお金をセーブ