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色と心の不思議な関係

私たちの周りには、いつもたくさんの色が溢れています。家の中では、ライトの色、家具の色、食器の色。外に出れば、空の色、花の色、広告の色・・・普段、数えきれない色に接していますが、実は色によって気持ちが変わったり、体が元気になったりすることがあります。なんとなく不調だな・・・と感じたとき、色の力が役立つかもしれません。


どうして色が心に影響するのか?

色は見える電磁波

色は光、つまり電磁波の一種です。太陽から地球に届いているのは、遠赤外線、赤外線、紫外線そして、色の電磁波なんです。色の電磁波を可視光線といいます。私たちに見える電磁波の一種が色なんです。


例えば、りんごが赤く見えるのも、りんごの表面に「赤い色」がついているわけではありません。
「太陽光」の中の「赤の領域の光」のみを「りんご」が反射し、反射した赤い光が私たちの目に入ったときに「リンゴは赤い」と認識するのです。

目から入った色の刺激は、脳の視床下部に届きます。この視床下部は、神経系や内分泌(ホルモン)系の機能調節の司令塔です。神経系や内分泌系は、人の感情の形成に深く関わっています。そのため、色で気持ちをコントロールすることもできるのです。怒りや不安、無気力、そんなさまざまなストレスも色が解決の手助けをしてくれます。

自律神経と色

自律神経には、交感神経副交感神経の2つがあり、必要に応じて切り替わって働いています。特定の色が興奮を高め(交感神経を活性化する)、リラックス状態を促進する(副交感神経を活性化する)とされています。例えば、赤色やオレンジ色は刺激的な効果があるとされ、青色や緑色はリラックス効果を助けると言われています。

波長の合う人、合わない人

色は電磁波なので振動しており、その振動の長さによって異なる色が生まれます。例えば、赤色は波長が長く、紫色は波長が短いです。それぞれの色は異なる波長で振動しており、この波長の違いによって私たちが色を感じることができます。

色を選ぶ際、自分のエネルギーや波長と調和する色を好むことがあります。人間もまたエネルギーを持ち、波長が存在します。そう考えると、誰かと「波長が合わない」と感じることも、自然なことですね。人と人の間で波長が異なることで、コミュニケーションや相性に違和感を感じているのだと思います。

また、私たちの波長は状況によって変化するので、その時々で自分にとって心地よい色や波長を求めるのが大切です。ストレスを溜めないためにも、自分自身のエネルギーや感情の変化を汲み取って、色の力で感情や気分を調整できるようになりましょう。

自分でできるカラーセラピー

感情を色で表す

あなたが楽しいとき、つらく悲しいとき、その気持ちを色で例えると何色ですか?
さまざまな感情を抱くとき、その感情を表す色を知っておくことはとっても重要です。自分の感情と色の関係を理解し、マイナスイメージの色をなるべく避け、プラスイメージの色を生活の中に取り込んでいくことで気持ちが豊かになるかもしれません。

生活に「色」を取り入れる

自分に必要な色を見つけ出し、その色を自分の生活の中に取り入れてみてください。植物でも、絵でも、ブックカバーでも構いませんし、服や小物など身に着けるものも良いかもしれません。周囲から見えるところに色を取り入れれば、周りの人にも影響を与えます。

まとめ

いかがでしょうか?
普段はあまり意識することのない「色」の世界。

「この色は気持ちを静めてくれる」
「この色を見るとドキドキする」
「私は怒っている!黒っぽい赤だ!」

こんな風に、自分自身の感情や状態に合った色を感じてみてくださいね。

1000万種類もある色と同じように、あなたの心も豊かでありますように。

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