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“いらない”から”嬉しい”へ。増えてほしいDMのあり方

皆さん!こんにちは!!!


お久しぶりのサステナビリティ×プリンティングについてのブログです!

前回、「このDMって本当に必要?」というテーマで投稿し、多くの方から反響をいただきました。

想いをありのままに書いたので、ハラハラさせてしまった部分もあったかもしれませんが、、、(笑)

でも、「DMは必要だよ!」という声や、「DMにはストレスを感じている」という共感など、多くのご意見をいただき、自分の視点が広がりました。

読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました!!!



DMってやっぱり無くならない!


私もDMは無くなるとは思っていません!
DMは企業とお客様を繋ぐ大切なコミュニケーションの手段の一つだからです。

前回のブログでは、「グリーン、エシカルのためにDMを無くそう!」というメッセージに受け取られてしまったかもしれませんが、私が理想とするのは、「送る側も、受け取る側ももっと心が温かくなるDMを増やしていきたい」ということなんです。

自分が大切な人に手紙を書く時のようなコミュニケーションが企業単位でもできるのではないのか?

いや、したい!

そんなDMが生まれたら、共感が集まり、想いが紡がれて、そこからたくさんのアイデアや取り組みが生まれていく。
それが結果的に、社会全体を豊かにすることに繋がっていくのでは???

と思うんです。


DMを考え抜いた結果、気づいたこと


どんなDMがいいんだろう?と考えていた矢先、グーフのサービス「Print of Things (PoT)」の案件に初めて携わることになりました!

今回携わったお客様は、経理関係の方にサービスを提供している会社で、新規顧客をターゲットとしていました。

でもこの施策の目的は、「サービスを売る」ではなく、「信頼を築くこと」でした。

「顔も見えない相手に、どうやったら信頼してもらえるんだろう?」と悩むところからスタートしました。

ー経理のプロフェッショナルのためにー


この企業のサービスが持つ本質的な価値をしっかりと伝えることが大切だと考えました:

・経理の現場で直面する多様な課題を真摯に捉え、解決策をともに考えるパ 
    ートナーでありたい
・日々の業務を少しでも快適にしたい
・希少価値の高い経理人材が戦略経理の担い手として、経営判断や資本コス  トを意識した戦略提案に集中できる環境を作りたい

これらを受け手にしっかり伝えるためには、どんなDMがふさわしいのかを徹底的に考えました。受け取った瞬間から「自分たちのために作られたものだ」と伝わるDMが理想です。

しかし、一度送るだけでは信頼を築くことはできません。信頼は、時間をかけて少しずつ積み重ねていくことが重要だと考えています。

そのため、日々目に留まり、手に取っていただける工夫が欠かせません。

こうした想いを形にしたのが、挨拶状とともにお届けする「経理のプロフェッショナルのための特別な卓上カレンダー」です。

ーDMに込めた工夫ー


経理担当の方にヒアリングを行い、どんなカレンダーが役立つかを徹底的に考えました。

経理の方々にとってのカレンダーは、ただのスケジュール表ではありません:

・メモや予定が書き込まれ、日々の業務を整理するためのツール
・月次だけでなく、四半期や年次のスケジュール管理に欠かせないもの
・見比べやすく、使い勝手が良いことが必須

そこで完成したのが、以下の特徴を持つ特別なカレンダーです:

➀経理業務に特化したイベントシール
 月次、四半期、年次に必要な項目を整理し、CFO向けの特別項目も加えま
 した。シールの貼りやすさや質感にもこだわり、実用性を高めました。

②二か月分を並べて見られる卓上カレンダー
  書き込みスペースを十分に確保し、必要な情報にすぐアクセスできるデ  ザインに。土日欄は小さめにして業務欄を広くしました。

その企業の存在意義やサービス提供の本質は「経理の方をサポートしたい」という想いにあります。

だからこそ、サービスを提供できていない状況であっても、“今”その企業の経理担当者に対してできるサポートは何かを全力で考えました。

また、新規の方をターゲットとし、信頼性を得ることが目的だったので、
梱包や素材などにも徹底的にこだわり、受け取った瞬間、少しでも明るくなれるように工夫しました。

この施策を作り上げる過程で、私は何度もワクワクしました。「これを受け取った方が喜んでくれたらいいな」「役立ててもらえるかな」と思うと、自然と楽しくなるんです。

でも同時に、「送り手としての責任」を実感しました。単に目先の成果を求めるだけではなく、相手のことを深く考え抜くことが大切だと気づきました。


今、求められるDMとは???


紙のDMの量は確かに減っています。それはデジタルが普及した今、自然な流れかもしれません。

でも、これはネガティブな流れではなく、むしろ、「量」に割いていた時間やコストを「質」に振り向けられる時代になったのではないかな、と思っています!

重要なのは「デジタルか紙か」という選択ではなく、「デジタル×紙」をどううまく組み合わせて活用するか。

さらに、デジタルで得られるデータを活用し、紙DMをもっと「特別なもの」「受け取る人に寄り添ったもの」に仕上げていく事がこれから大事になってくるんじゃないでしょうか。

とはいえ、「カスタマイズすれば良いのか?」という話でもありません。

名前を変えたり、数字を変えたりするだけで、本当に相手の心に響くのでしょうか???

答えはNO!!!

と私は思います。


DMの本質って何だろう?


DMを送る目的は様々ですが、本質は「お客様との関係性を深めること」だと今回の施策を通して改めて感じました。

だからこそ、「どれだけ相手を見て、考え抜き、変わり続けることができるか」という姿勢が重要だと思います。

一方的にメッセージを送るだけではなく、相手の反応や状況を丁寧に受け取って、それを次の施策に繋げていく。

このようなプロセスが、信頼を育む上で欠かせないと感じます。

もちろん、即効性を求める施策が必要な場面もあります。「瞬間的な効果」が注目されるケースがあるのも、よくあることだと思います。

しかし、そればかりを追求すると、最終的には「物売り」の関係に終始し、利己的な印象を与えてしまう可能性があるのではないでしょうか。


相手を想うことを忘れない


たとえば、前回のブログで記載したDMについては「営業をかけられているな」「断っているのになぜ送られてくるのだろう」といった印象を受けました。

正直、そんなDM逃げたくなる!!!(笑)

一見すると相手を想っているように見えて、実際には自分たちの都合ばかりが優先されている、、、そんなDMは相手を無視しているのと同じだと感じます。

一方で、「相手を想った提案」としてのDMは、受け取った人のニーズや状況を丁寧に考慮して、メッセージやデザインに温かみが感じられる。

そんなDMは、読んだ瞬間に心がほっとしたり、ワクワクしたりして、「この商品を試してみたい!」「このブランドをもっと知りたい!」と思えるきっかけになるんじゃないかなと思います。


今回の施策から感じたこと


今回の施策では、経理の方やCFOの皆さんに徹底的に寄り添うことを意識しました。ただ、これで終わりではありません。この施策は「ここからがスタート」なんです!

施策の結果を丁寧にフィードバックしながら、次に繋げていく。このプロセスそのものが、お客様との信頼関係を育む一歩一歩になっていくんだと思います。

もちろん、マーケティングや施策にはコストがかかるし、成果を求めるのも大切。でも、短期的な結果だけを追い求めてしまうと、本当に大事な「関係性」が見えなくなってしまいます。

DMの本質を考えるとき、目先の効果だけでなく、長期的な視点を持つことが欠かせません。そして、それは企業のESG経営にも通じる大切な考え方だと思います!


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