ひな祭りにかこつけて、今聴きたいガールシンガー・ガールズグループの曲を年代ごとに選んでみた~1950年代から2010年代~
こちら明石はここ数日、日中は暖かく一歩ずつ春に近づいていることを肌で感じます。いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。
一昨日のひな祭りに『ひなケーキが食べたい!!』という妻&子どもたちからの要望があり、仕事帰りにひなケーキを買って帰りました。
『ひな祭りなら”ひしもち”だろう!!』って声もありそうですが、”ひしもち”って最近ではあまり食べられていないのか、あまり大々的に『3月3日は”ひしもち”をどうぞ!!』って感じで売ってなかったりしませんか。スーパーなんかに行っても1種類売ってたらいい方で、下手したら全くおいていない店もあるような気がします。
ちなみに我が家では今年”ひなあられ”をもうすでに食し済みということで、3月3日には”ひなケーキ”という流れになったわけです。というか妻や子どもたちは何かにかこつけて甘いものが食べたいだけのようですが・・・(笑)
よく考えてみると”ひしもち”って食べたことあるかのかなぁ?どんな味がしてどうやって食べるんだろう?ひな人形とともに飾ってあるのは知っていますが”ひしもち”って意外と食べたことがないなぁって話に家族でもなりました。来年は一度挑戦してみようかなぁなんて思っていますが、結局多数決で”ひなケーキ”になりそうな気もします。
そんなこんなでひょこっと仕事帰りに立ち寄ったケーキ屋さん。入ってみるとお客さんがいっぱい。飛ぶようにケーキが売れてました。結構ひな祭りにケーキを買う方って多いんだなぁって思いました。まぁ確かに私も小さい頃からひな祭りにはなんだかんだケーキを食べているような気もします。
5月5日のこどもの日にもケーキって文化あるのかなぁ。我が家では食べてないですが実は5月5日にもケーキ屋さんに行くとお客さんでいっぱいなのかなぁなんて思っちゃいました。
と、とりとめもなく前置きの雑談をしてしまいましたが、ひな祭り近辺で一度、山下達郎さんのサンデーソングブックの真似をして『ひな祭りガールシンガー・ガールズグループで棚からひと掴み』ってのをしてみたく、今回はちょいとサンデーソングブックをオマージュして、私が今聴きたいガールシンガー・ガールズグループの曲を50年代~2000年代まで10年ごとに1アーティストずつ選んで紹介したいと思います。
Mr Sandman(ミスターサンドマン) -1954- /The Chordettes(ザ・コーデッツ)
私が音楽を好きなるきっかけとなった曲の中の一つ。この曲との出会いは小学生のころに見たバック・トゥ・ザ・フューチャー。デロリアンでタイムスリップした1955年のヒルバレーの街中でかかっていたこの曲を聴いて、『なんて素敵な曲なんだろう』『なんて心がワクワクする曲なんだろう』と今までに感じたことのない胸の高まりを感じたのが私の音楽の始まりでした。
こういった古き良き時代を感じさせてくれるドリィーミーな曲は大大大好きで、そこからアメリカンポップス、ジャズ、ロック、R&B、そして邦楽へ、ニューミュージック、フォーク、歌謡へと興味が進んでいくのでした。
今でもCMソングとして使われていたりもするので誰が歌っていて、なんという曲がというのは知らなくても聴いたことがある方も多いはず。もしこのこの曲がお耳に会いましたらアメリカンポップスの世界をディグってみてはいかがでしょうか。
One Fine Day(ワン・ファイン・デイ)-1964- /The Chiffons(ザ・シフォンズ)
1950年代後半から1960年代前半はアメリカンポップス全盛期。1964年のビートルズアメリカ上陸と共にポップチャートからアメリカンポップスは一気に衰退し、代わってイギリスのバンド勢の勢力が増します。
この曲はそんなアメリカンポップスの脂が乗り切ったいわゆる最後の年である1964年のヒット曲。作ったのはかの有名なキャロル・キング。その後70年代にシンガーソングライターとしてたくさんの名曲を生み出しますが、実は60年代初頭にもたくさん職業作曲家としてヒットを飛ばしています。
カーペンターズもアメリカンポップスへのオマージュアルバム『Now & Then』でカバーしているのでそちらで知っている人もいるかもしれません。
When Will I See You Again(天使のささやき) -1973- /The Three Degrees(ザ・スリー・ディグリーズ)
この曲を初めて聴いた時、そのドリィーミーさに私は60年代の曲だと思っていました。女性3人組ということもあり、モータウン系のシュプリームスとかの系統のグループのような気もしますが、フィラデルフィア・インターナショナル・レコードからのこの曲もリリースされていることからフィリーソウル系なんだと思います。(この辺まだまだ勉強不足なのではっきりしたことが語れません・・・)
とはいえこの曲も日本でも大ヒットしたようで、わりと知名度のある曲かと思います。こういう優しくてスイートな曲めっちゃ好みなんです。何度聴いてもウットリしますね。
ちなみにこの曲のほかにも『ソウル・トレインのテーマ』などヒット曲もあり、当時何度もに日本に来てコンサートを行っていたようです。
I'm In the Mood for Dancing(ダンシング・シスター) -1980(1979)- /The Nolans(ノーランズ)
この曲も可愛くて大好きなんですよね。80年代代表として今回紹介したのですが、実は日本では1980年のリリースなんですが、本国イギリスでは1979年12月にリリースされているようです。好きな曲なのでギリギリセーフで80年代ということにしてください。
このグループは洋楽グループではありますが、どちらかといえば日本で人気のあるグループのようです。(ウィキペディアを見てもイギリスではそこそこ知名度があるようですが、アメリカでの知名度はよくわかりません。)
とはいえ曲は一級品の王道ポップス然としたもので、明るく楽しい雰囲気に80年代の元気さを感じさせてくれるところが私が思うこの曲のいいところ。
Be My Baby(ビー・マイ・ベイビー) - 1992 - / Vanessa Paradis(ヴァネッサ・パラディ)
ヴァネッサ・パラディと言えば、ジョニーデップの元パートナーとしても有名なんですが、歌手としてもヒット曲を持っています。
レニー・クラヴィッツが作ったこの曲は特に可愛く大好きな一曲。レニー・クラヴィッツってゴリゴリのロックミュージシャンっていうイメージなんですが、実はメローな曲や可愛い曲も結構得意で自身でもメローな曲も結構歌っています。よく聴くとこの曲もレニー節が炸裂してて、レニー自身が歌っていてもおかしくないような気がします。
私がこの曲を初めて聴いたのはリリースからだいぶたってからで、おそらく90年代の終わり頃だったと思います。ピチカートファイブなどの渋谷系っぽくてめっちゃお洒落やん!!って思いながらカーディガンズ辺りと共に聴いていました。今でもお洒落で可愛くて大好きな一曲です。
Don't Know Why(ドント・ノー・ホワイ) -2002- /Norah Jones(ノラ・ジョーンズ)
キュートで可愛い系が続いたのですが、こちらは癒し系といったところでしょうか。2000年代からはノラ・ジョーンズの『Don't Know Why』です。
この曲、めちゃくちゃ流行りましたよね。この頃私は毎週のようにタワーレコードやHMVなどCDショップ巡りをしていたのですが、いつもCDショップの一番いいところにこの『Don't Know Why』が収録されたアルバム『Come Away with Me』がポップと共に飾られていいたことが昨日のように思い出されます。もう20年も前の話なんですね。時が流れるのは早いものです。
ノラ・ジョーンズのジャズのようなボッサのような、この昼下がりのまどろみのようなサウンド本当に心地よくなります。一日予定がなくてもゆっくりするのもいいもんだなぁなんて思わせてくれる一曲です。(最近ほんと忙しくてバタバタしまくりなので、一日予定なくゆっくりしてみたい!!)
All About That Bass(オール・アバウト・ザット・ベース〜わたしのぽちゃティブ宣言!) -2014- /Meghan Trainor(メーガン・トレイナー)
2010年代からのエントリーはメーガン・トレイナーの『All About That Bass』。この曲は仕事で車に乗っているときにカーラジオから流れてきて知りました。
60年代風のコーラスも入っていてなかなかかわいい一曲です。この曲がかかった後に、『少しぽっちゃり目のキュートな一曲です。』みたいな感じで紹介されていましたが、邦題として『・・・〜わたしのぽちゃティブ宣言!』という副題がついているなんて、今日このnoteを綴るまで知りませんでした。
その時は曲を聴いただけでメーガン・トレイナーさんがどんな方とか知りませんでしたが、可愛くて楽しい曲調にいい曲だなぁって思いました。カラフルでキュートなミュージカル風のMVもGOOD!2010年代に出会ったキュートな一曲でした。
あとがき
いかがだったでしょうか。今回はひな祭りにかこつけて『ひな祭りガールシンガー・ガールズグループで棚からひと掴み』をサンデー・ソング・ブックのオマージュとしてやってみました。
50年代から2010年代まで10年刻みで7時代から1曲ずつ選んでみたのですが、10年ひと昔という言葉があるように、10年で結構音楽のノリと言いますか、サウンドだけでなく、歌っている内容や価値観みたいなのが変わってきているような気がしました。
こうやって見ると音楽って、その時代の文化やノリみたいなものを映し出す鏡のような存在なのかもしれませんね。2020年代もまた楽しい曲と出会えるのを楽しみにしています。