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今聴きたい雨の曲【洋楽70年代前半編】
やってまいりました前回に引き続き『今聴きたい雨の曲【洋楽70年前半代編】』。
いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。
前回の『今聴きたい雨の曲【洋楽50~60年代編】』を書くのが楽しすぎて、早く70~80年代編を引き続き書きたいと思い今に至っております。それでは前置きはこの辺にして早速張り切って行ってみましょう!!
P.S 大好きで紹介したい曲が多すぎて、70~80年代編にする予定でしたが、結局今回は70年代前半編とすることにしました。
Raindrops Keep Fallin' on My Head(雨にぬれても)-1969年-/B. J. Thomas(B. J. トーマス)
洋楽70年前半代編と言っているのにしょっぱなから69年の曲。とはいえこの曲が全米1位を獲得したのは1970年のことだからOKとしましょう。
というか私はてっきりこの曲は1970年の曲だと思って、実は今回の目玉曲のの一つとしてとっておいたので、noteを綴る際、もう一度リリースした年を調べて69年だったからちょっと焦りました。
なぜこの曲を紹介したかったかというと、わたくしモーリーは、幼稚園から小学校までエレクトーンを習っていまして、高学年になって発表会で初めてソロで演奏したのがこの曲なんです。(それまではグループレッスンだったので、発表会はアンサンブルでした。)
音楽大好き一家だったので、この曲も家でよく流れていて、小さい頃からお気に入りの曲だったので、先生にリクエストしてこの曲を発表会で演奏させてもらいました。
作曲は大作曲家のバート・バカラック、そして作詞はハル・デヴィッド。バート・バカラックはお洒落でとってもいい曲がたくさんありますので、こちらもまた機会があればnoteで紹介したいと思います。
ちなみにこの曲は映画『明日に向かって撃て』の挿入歌で、雨じゃないシーンで使われています。
歌詞は、雨が降ってきてもいつか晴れる、僕は自由なんだ、といった前向きな内容となっています。
Rainy Days And Mondays(雨の日と月曜日は)-1971年-/Carpenters(カーペンターズ)
雨の日と月曜日って、万国問わず、何となくテンションが上がらない日の代名詞なのかもしれませんね。テンションの上がらない、何となく憂鬱な気持ちと、そんな時支えになってほしい大好きな人への思いについて書かれたこの曲。私の中でカーペンターズの曲の中でも大・大・大好きな一曲です。
作詞作曲はソングライター・コンビであるポール・ウィリアムズとロジャー・ニコルズ。
この二人めちゃくちゃいい曲たくさん書いているんですよ。カーペンターズなら『We've Only Just Begun(愛のプレリュード)』なんかもこのコンビ。
ポール・ウィリアムズとロジャー・ニコルズのコンビによるWe've Only Just Begun(愛のプレリュード)はこちら↑
ちなみにこの曲、結婚式でもかけちゃいました(笑)
なおロジャー・ニコルズが組んでいたグループ『Roger Nichols and the Small Circle of Friends(ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ)』のアルバムは渋谷系のバイブルのような名盤アルバム。フリッパーズギターやピチカートファイブなど渋谷系が好きな方には必聴です。
Roger Nichols and the Small Circle of Friends(ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ)は当時全く売れませんでしたが、渋谷系のキーパーソンたちがこぞって評価し、今や渋谷系のルーツとして知られています。
そんなRoger Nichols and the Small Circle of Friends(ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ)アルバム一曲目は名曲『Don't Take Your Time』
Have You Ever Seen The Rain(雨をみたかい)-1971年-/Creedence Clearwater Revival(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル 略称:CCR)
日本でもCMソングに使われたりと結構有名なこの曲は、Creedence Clearwater Revival(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル 略称:CCR)の代表曲の一つで、明るいメロディとは裏腹に、歌詞の内容はわりとネガティブ。
『晴れているのに降ってくる雨』や『雲は隠れて激しい雨が降る』『僕の場合いつもこんな感じってことは知っている』というように、当時あまりバンドの人間関係がよくなく、うまくいっていなかった状況を歌にしたといわれています。
また一方で反戦歌なのではないかという説もあるのですが、バンドメンバーたちはこれを否定しているようです。
It Never Rains In Southern California(カリフォルニアの青い空)-1972年-/Albert Hammond(アルバート・ハモンド)
90年代、アルバート・ハモンドのCDが手に入らず、レコードプレーヤーを手に入れるまではなかなか聴けなかったこの曲。昔小さい頃、両親がテープにダビングしたものを聴いて好きになった曲です。
原題である『It Never Rains In Southern California』は直訳すると『南カリフォルニアはめったに雨が降らない』みたいな感じだと思うのですが、これを『カリフォルニアの青い空』と訳すセンスは最高だと思います。
歌詞の内容は、アメリカンドリームを夢見る役者のお話。夢破れワラをも掴む思いで西へと向かうのだか、仕事のあてのない毎日に、メンタルは弱り、ホームシックになるといった内容です。
これは実際、アルバート・ハモンドがなかなかミュージシャンとして目が出ず苦しい思いをした経験からできた曲だそうです。
ちなみにアルバート・ハモンド、この曲の大ヒット後にはカーペンターズの『I Need to Be in Love(青春の輝き)』やスターシップの『Nothing's Gonna Stop Us Now(愛はとまらない)』の作曲に携わることとなり、作曲家としても大成功をおさめます。
日本でも大ヒットしたカーペンターズの『I Need to Be in Love(青春の輝き)』はこちら。この曲を聴くと『学校へ行こう』を思い出す(笑)
スターシップの『Nothing's Gonna Stop Us Now(愛はとまらない)』はこちら。この曲も日本で有名ですよね。
Laughter In The Rain(雨に微笑を)-1974年-/Neil Sedaka(ニール・セダカ)
出ました!!また超大好きな一曲。ニール・セダカは60年代ビートルズ登場以前のアメリカンポップス全盛期に活躍した、シンガーソングライターです。
そのニール・セダカ、60年代中盤以降のロック全盛期と共に低迷期に入るのですが、この『Laughter In The Rain(雨に微笑を)』で全米1位を獲得し復活を遂げます。
私がこの曲と出会ったのは高校生の時。学校帰りに友達と中古CD屋さんに寄り道をしたときに、たまたま中古でたたき売りされているこの曲の7インチシングル盤を見つけ(多分50円とかでGET)、どんな曲なのかもわからず買ったのが出会いでした。
高校生の時、中古CD屋さんで50円位でGETした『Laughter In The Rain(雨に微笑を)』のシングル盤。
今、当時の長細いCDジャケットを見てみると、『キャスターマイルド(ボックス)CMテーマソング』と書いてありました。CMソングだったからシングル盤として再発されたんでしょうね。
この曲の歌詞は雨をテーマにしたものには珍しく、彼女との楽しいひと時が描かれたハッピーソングとなっています。恋する二人には雨模様も楽しい!!そんな温かく優しい歌詞です。
余談ですがニール・セダカは80年代に入り、なんと『機動戦士Ζガンダム』のオープニングテーマ『水の星へ愛をこめて』を書いています。歌っているのは森口博子さんです。この曲がニール・セダカのペンによるものだというのは大人になってから知りました。
森口博子さんが歌う『水の星へ愛をこめて』はこちら
実は子どもの頃『機動戦士Ζガンダム』のファミコンのカセットを持っていまして、そのゲームのBGMで知ったこの曲。子ども心にめっちゃかっこいい曲だと思っていたので、その曲がニール・セダカと知ったときは衝撃を受けました。
あとがき
いかがだったでしょうか。予定では70~80年代編にする予定だったんですが、雨の曲ってほんと名曲揃いで紹介したい曲が多すぎて今回は70年代前半までにしました。
皆さん好きな雨の曲ってありますか。雨降りってジメジメしてうっとぉしぃイメージですが、素敵な音楽を聴きながら過ごす雨の日は、なんだかその音楽の世界に浸れてなれなかなかいいもんです。
ではでは次回は70年代後半から引き続き雨の曲で楽しく綴っていきたいと思います。
◇
P.Sおまけ・・・雨ソングと後はやっぱり虹が見たいもの。今回は70年代中期のライブから、リッチーブラックモア率いるレインボーのこの曲のライブ盤で締めくくりましょう!!
それでは皆さんよいレイニーデイズを!!
今聴きたい雨の曲【洋楽50~60年代編】はこちら
今聴きたい雨の曲【邦楽編】はこちら
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