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ぐっでぃテレビの2020年を振り返る。

今年も残すところ今日と明日のあと二日。
いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

2020年は本当に激動の一年でしたね。
今回は一日早いですが2020年の振り返りをしてみたいと思います。

例年にはない舞台の現状

ぐっでぃテレビの映像制作の中の一つに舞台撮影があります。
私たちが指す舞台撮影とは、舞台で行われるダンスや音楽公演を撮影・編集し、DVDやBlu-rayといったソフト化する業務の総称で、毎年関西を中心にたくさんの公演の映像制作をさせて頂いております。

そんな私たちぐっでぃテレビも、3月以降ほとんどの舞台公演が中止や延期となり、長い間ホールへ行くことが出来ない状態となってしまいました。

公演中止や延期の連絡は夏頃まで続き、たくさんの主催者さんの無念の声は今でも忘れることが出来ません。(1年以上前から撮影のご依頼を頂いている公演も多いので、直前の公演だけでなく秋から冬にかけての公演中止や延期についてもこの頃連絡がたくさん入りました。)

初夏のころになると徐々に「形を変えて開催しようと思います。」との声が寄せられるようになり、無観客や観客の入場制限により少しずつ公演が行われるようになりました。

夏の終わりごろに久しぶりにホールに入った時の演者、裏方の一体感は忘れることが出来ません。

再び舞台に立つことが出来た喜び。
スポットライトを当てることが出来た喜び。
そしてカメラを舞台に向けることが出来た喜び。

今考えると舞台に関わった人それぞれが、これまで気づかなった当たり前の大切さ、当たり前の幸せを噛みしめながら過ごした、ひと時だったような気がします。

少しずつ無観客でのステージ撮影や、観客を限定した撮影が復活しながら年末を迎えたのですが、寒い冬が本番となるこれからはどのような状況になるのかわからないのも難しいところです。

一日も早く演者・裏方そして観客が舞台で一体となって輝き喜び合い、客席からは拍手が鳴り響く中、大声で「ブラボー」と安心して叫べる日が来るのを祈っています。

今年になって増えた映像ライブ配信とセミナーコンテンツ制作

一方で映像ライブ配信やセミナーコンテンツ制作など、昨年まで以上にご相談を頂き、たくさん関わらせて頂きました。

人が集まれない分、映像利用した『発信』『学び』『コミュニケーション』が重宝したことを感じさせられた一年でした。

意外だったのは世間の動きがストップした春先には、ライブ配信のご相談が非常に多かったのですが、夏の終わり頃から、だんだんと収録型のコンテンツ制作のお話が多くなってきたことでした。

ライブ配信には『リアルタイム性の良さ』もありますが、『リアルタイム性の難しさ』もあり、オンラインでの情報発信が急激に普及する中、発信者・視聴者共にライブである必要性より、内容によってはコンテンツとしてある程度作りこんだものを発信(または視聴)したいというニーズも生まれてきたのかもしれません。

テレビでも同じですよね。生番組って収録番組と同じくらいのクオリティで作ろうと思うと、驚くほど手間とお金がかかるんです。双方のやりとりが殆どない受講型のセミナーなどの場合は、ビジュアル的にメリハリの付いた収録型の方がいいといった流れが今後加速するかもしれませんね。

収録型のセミナーコンテンツの前後にZOOMでリアルタイムに質問を受け付けるなんてハイブリッドな方法もあるので、今後色々とアイディアを出しながら変化していきたいと思います。

オンラインでの制作打ち合わせも積極的に導入。これまで以上に伝えたい気持ちを感じた企業VP制作。

とにかく人と会いづらかった2020年。
今年は企業VP(プロモーション映像)制作を作るにあったって、クライアントさんの伝えたい熱い気持ちがひしひしと伝わった一年でした。

企業向けの展示会なども軒並み中止となり、対面でものを伝えることが難しかったため、企業の営業さんもとにかく大変だったようです。
今年はPR費があまりとれず、映像やパンフレットなどの制作も縮小化する企業さんも多かったように感じます。

「この状況どうしたらいいんですかねぇ」という言葉を、色々な担当者さんから電話越しに聞いたような気がします。閉塞感があるからか自分たちの商品を、サービスを伝えたいという気持ちは凄かった。コミュニケーションに制限がある中で、歯がゆさのようなものが営業さんやPR担当者さんたちにもあったのではないでしょうか。

制作の打ち合わせもオンラインでさせて頂くことがとても多くなりました。(去年まではほぼ100%対面で打ち合わせをしてました。)
これは手軽に打ち合わせ回数を増やせると意外なメリットもあり、初めて制作させて頂くクライアント様とも深く伝えたいポイントを共有することが出来たという副産物があったように感じます。

もちろん対面での打ち合わせにも、現場の空気を感じるなど様々な良さもあるので、収束した後もハイブリッドで定在適所に応じていきたいと思います。

動画制作・機材システムのコンサルティングが多かったのも今年の特徴

2018年より企業や自治体向けに動画制作のコンサルティング・サポート事業も行っているのですが、今年は企業や自治体さんだけでなくお付き合いさせていただいているダンス教室さんや学校などたくさんの方から映像に関する相談を受けました。(noteを通じてぐっでぃテレビを知っていただき相談の連絡を入れてくれる方々もおられました。嬉しかったなぁ。)

特に多かったのがリモート関連の機材構築や使い方レクチャー。
3~4月は本当に私自身も受験生並みに勉強しました。ZOOMなどを使った簡単な配信からyoutubeなどを使ったライブ配信までたくさんのニーズが一気に押し寄せた気がします。

中でもATEM Miniシリーズをはじめとしたスイッチャーは、相談頂いたクライアント様の殆どが購入してくれたほど大変人気でした。

ATEM Mini関係はnoteでも何度か話題にさせて頂きました。↑↑
ぐっでぃテレビのnoteの中でも大変人気の記事でたくさんの方に読んで頂いているようでとっても嬉しいです。(noteをしている人ではなく検索に引っかかって読んでくれた方が多いようです。)

秋には明石駅前にあるパピオスあかしで、”おとなの夜活~さきどり!みんなの学校2020~”というイベントで一般の方向けにオンライン映像の品質を上げるセミナーもさせて頂きました。

たくさんの方々に参加していただき、オンラインでのコミュニケーションがほんと広く普及しているのを肌で感じました。

2021年はどんな年になるんだろう?

昨年の今頃(2019年12月末)は2020年がこのような状況になるとは思っていませんでした。

今まで時期が来ると同じ舞台で、同じ演者さんや裏方さんと笑顔であいさつをし、撮影が終わったら「それじゃぁまた次の公演で!!」ってにっこり笑って話をしていたことが本当に幸せだったんだなぁって思います。

プロモーション映像制作でもコンサルティングやサポートでも同じです。毎週のように会ってたクライアントさんと何か月も会えなくなるんですもの。そんな状況考えもしませんでした。

2021年はどんな年になるのかなぁ。
来年も皆さんのニーズにたくさん耳を傾け、頭をひねってアイディアを出し、たくさん勉強して(配信系などは特に変化が早いので・・・)、少しでも皆さんのお役に立てるようにスタッフ一同力を合わせて頑張りたいと思います。

みなさん今年一年本当にありがとうございました。
来年も楽しく、パワフルに張り切っていきましょう!!

noteを読んでくださっている皆様へ

いつもnoteを読んで頂き誠にありがとうございます。
何か発信できないかと今年の4月末に始めたnote。
制作が立て込んだ時などは、モーリーが率先して発信を担当しておりますが、スタッフ一同、みなさんの「スキ」や「コメント」に励まされ、心熱くし活力を頂いております。

事務所としてほぼ初めてだったSNSでの発信。noteを読んでくださる皆さんの包み込むような温かさによって続けることが出来たように感じます。
来年も楽しく、時に役に立つnote発信ができるよう頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

ぐっでぃテレビ スタッフ一同

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ぐっでぃテレビ 映像クリエイティブLab
読んで頂きありがとうございます。 『映像制作をもっと身近に、もっと気軽に』という思いでnoteを始めました。 noteでは映像制作に関するtipsや話題をはじめ、ぐっでぃテレビの中の人たちによる他愛のないお話まで幅広く綴っていきたいと思います。