自分を形成した音楽とアメリカンカルチャー
母の日、少しだけ奮発した寿司を持って実家へ行く。フラワーとかスイーツとかお洒落感は全くないが、入れ違いで兄がカーネーションを持ってきたので良しとしよう。
最近、コンビニでLightningという雑誌で「THE USA」という特集を見た。学生時代にジーンズやスニーカー等のアメリカンカルチャーに憧れた日々を思い出した。ふと昔買ったファイヤーキングの「ジェダイ」というマグカップが実家にある事を思い出した。1950年代前半に作られた物である。母には言えないが、ジェダイを持ち帰る事も実家に行く目的であった。
早速、コーヒーを淹れ、大好きなパイシューを食べながら、ゆったりと過ごす時間…43歳という人生の折り返し時点、僕の人生を彩ってきた音楽とは何だろうと何気なく思った。
一番聴いたアルバム、つまりは一番好きなアルバムである。
所蔵している1000枚以上のアルバムの中から選ぶのは難しいが、悩みついた結論はめっちゃ有名な3枚だった。
恐らく一番聴いたアルバムは中学から聴いている事もあるが、AerosmithのGet A Grip(1994)であろう。intro〜Eat The Richへと流れるオープニングから曲間なく続いていく構成は何度聴いても引き込まれる。
現在、フロントマンのスティーヴン•タイラーは73歳…Liveで再び会いたい!
2枚目はRed Hot Chili PappersのCalifornication(1999)である。大好きなギターリストのジョン•フルシアンテの復帰作で冒頭のAround The Worldのフリーのブリブリなベースにホンマにやられた。大阪城ホールのオールスタンディングのLiveが忘れられない。枯れた哀愁メロディという評価もあるが、ここまでおしゃれで無駄がなくて、洗練されたアルバムはないと思う。
最後3枚目はRadioheadのKid A(2000)である。静寂と混乱のバランスが素晴らしく心地よい。コロナ禍という困難な時代に向けた警告のようにも思える。LiveでのIdiotequeのコーラスと共にトム•ヨークの狂ったダンスが大好きだ。
このアルバムを聴きながら仕事をすると創造性が高まる。かなり中毒性がある。
結局、何を伝えたい投稿なのか訳が分からないが、母への感謝はもちろんのこと、個性も好みも十人十色…だからこそ自分史というか43歳の自分を形成してきた物・者・モノを楽しみながら振り返って、たまには仲間と分かち合えたら幸せだという事である。(ただの思い出話ではある)そして40年後、僕が利用するデイサービスではどんな思い出の曲が流れているかをテーマに話せたら面白い。
ちなみに3枚のアルバムに共通している事は「新たな挑戦」である。僕にとって重要なキーワードになっている。