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#13 『シネマの前で論じること』始動

『嫌いながら愛する』を本格的に始動する前、2023年10月に新しい活動を始めました。
それは、映画Podcast番組『シネマの前で論じること』です。

「濱口竜介監督と対談することを目標に、影響元の作品を論じていくことで、対談相手に相応しい知見を高めていく」というコンセプト。それだけ色々映画を観ているなら、アウトプットはもっとしていってもいいのでは?という妻の助言をきっかけに、これまでと趣向が異なるPodcastに挑戦することにしました。

更新頻度は、月に3、4回ほど。古典映画を中心に編成しており、自分より遥かに映画に詳しい人に聴かれても恥ずかしくない番組にするために、しっかり台本を書き込んでから収録しています。自分で決めたとはいえ、課題作品と周辺の作品を鑑賞し、インタビューなどのテキストを辿り、台本の作成と収録し、全編聴き返して編集するという工程は、そんなに楽なものではありません。

ただ、この作業の繰り返しが自分の映画を観る力と、撮影にあたっての引き出しを増やしてくれたのは間違いないと思います。「ここにカメラを置いてるから緊張感があるのかな?」、「やっぱり被写体は動いている方が映画として面白いな」、「アクションをきっかけに繋がれる編集は否応なく気持ちがいいな」と、様々な発見がありました。

『シネマの前で論じること』を始めなかったら、『嫌いながら愛する』の撮影はもっと難航していたかもしれません。グッドウォッチメンズだけでなく、シネマの前で論じることをきっかけに新たな出会いもありました。自分の可能性を広げるにあたって、この番組はとても大事なものになりました。そして、なにより昔の映画を観るのは楽しいんです。若い世代に古典映画の魅力を伝えるためにも、今後も活動を続けていきます。そして、いつか濱口竜介監督と対談できるようになります。

さて、次回はそんな濱口監督にまつわるエピソードを書いていこうかと!思いもよらぬ感動エピソードが展開されるかもしれません。お楽しみに!


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