
#12『嫌いながら愛する』撮影秘話
2023年11月から脚本の読み合わせとリライト、サブテキストの執筆を繰り返し、ついに2024年5月に撮影が始まります。
当初の想定では、5月〜7月は撮影して、夏は暑いから休んで、秋に終盤のシーンを一気に撮るぞ!と意気込んでいました。
はい、これはもう撮影が始まった段階でこのスケジュールは無理だと諦めました(笑)
室内のシーンが多いので必要でなければ、身体的に負荷がかかる夏場の撮影は避けたいのです。ただ、普段は普通に週5日の仕事をしている我々には、スケジュール調整が意外と最大の難関だったりします(笑)各々、仕事や家庭など、映画意外にも大事なものがあるなかで、この長期の撮影を乗り切ったことに、敬意を感じずにはいられません。
『夜が明ける』の撮影は、行き当たりばったりながら、撮影を経て各々が成長を遂げていく面白さがありました。一方、今回は事前に準備期間をしっかり確保したので、最初からある程度整った状態で撮影を始められたかと。
今回の主演はやまにーが務めましたが、常に飄々と演技をしていく様は、主人公・加藤の役柄にとてもマッチしていると感じました。『嫌いながら愛する』では、私が撮影も担当したので、なんとかその魅力を取りこぼさないようにと努めました。ただ、淡々とアクションを続けるやまにー演じる、加藤の姿をぜひスクリーンで堪能していただきたいです。
そして、撮影にあたってあらゆる場所をお借りしました。
どの方も快く撮影を受け入れてくださり、とてもありがたかったです。
『嫌いながら愛する』は、多くのご縁と善意と熱意によって作り上げられていきました。
たくさんの方の思いが詰まった作品ならではの、何かが感じられると思います。ぜひ、上映当日をお楽しみください。
次回からは、私がグッドウォッチメンズとは別で個人的に始めた活動のことを書いていきます。間違いなく、自分が成長するきっかけになった活動です。お楽しみに!