“CAMEO”ツアー振り返り&ワンマンに向けた全員インタビュー!【前編】
“CAMEO” TOUR 2019を無事に終えたGOODWARP。いまは来たるワンマンライブの準備真っ最中ですが、ここでメンバーにツアーを振り返ってもらいました!
ーーーまずは率直に、ツアーを振り返って、皆さんどうでしたか? 思い出のシーンとか。
藤田朋生(Gt)
・・・風邪、ひいたんですよ。
―――え? ああ、風邪ですね。そういえば朋生さん、ラジオ出演も見送ったときがありましたね。
藤田
僕、割とバンド内でおしゃべりな方で。なのに、本当に喉が痛くて、全然しゃべれなくなっちゃって。移動のクルマの中、めちゃくちゃストレスでした…。
―――ああ、なるほど。
吉﨑拓也(Vo/Gt)
たしかに、そのときの帰りのクルマめっちゃ静かだったな(笑)。
藤田
そう。でね、ツアー中に、お世話になった人との飲み会があったんですけど、その時も全く声が出なくて。でも、すごくお世話になった人だったから顔だけでも見たくて参加したんだけど、チャーさんの話がほんとつまんないの。
萩原 “チャー” 尚志(Ba)
おい!(笑)
藤田
「その話このあいだもしてた!しかもつまんないし!」って。これがまたすごくストレス。「ああ、チャンネル変えたい!」っていう感じ(笑)。
吉﨑
そういえばその後、チャーに耳打ちして話してたよね。貴族かよっていう(笑)
藤田
そうそう。我慢できなくなって、意思を伝えたくて。これ思い出のシーン。
―――あ、初めの質問に答えてくれてたんですね(笑)。
藤田
はい。そろそろ真面目にやりますか(笑)。
まず、今回のツアーの大きなトピックは、ケンゴ(Dr)が入って初めて回れたことじゃない? 今までもサポートにはいたんですけど、本メンバーになって、「CAMEO」の制作でもしっかり叩いてもらって、各地のファンにちゃんと4人のGOODWARPをお披露目できた。3人が4人になって、それぞれが覚悟を持ってやれたのが一番よかったと思う。
チャー
うん、僕も、そう思います。
吉﨑
え、じゃあ、僕も(笑)。
いやほんとに、ずっとサポートしてくれていたから、やっていることはあまり変わらないんだけど、やっぱり違ったよね。
コウチケンゴ(Dr)
(ニコニコしている)
チャー
ケンゴ、ライブを重ねて饒舌になるかと思ったら、そうでもなかったよね。関西出身なのに(笑)。いつだったか、メンバー紹介で「新メンバー!一言どうぞ!」って盛り上げて振ったのに、「入って嬉しいです!がんばります!」って、それだけかよ!っていう(笑)
―――ははは。ケンゴさん的にはどうでしたか?
ケンゴ
やっぱり、GOODWARPみたいに、ある意味でメンバーもファンも「完成している」バンドに後から入るっていうのは、すごく緊張するんですよ。だから今回のツアーも、ファンの目に自分がどう映るのか、とても不安で。でも、かなり祝福してくれた感があって、素直に嬉しかったですね。
吉﨑
ツアー初日(東京)からもうだいぶ受け入れてくれている感があったよね。応援してくれている人は、それ以前からケンゴがやってくれているのを知っていたしね。
―――チャーさんの思い出は?
チャー
ちょうどツアー前に、「CAMEO」のリリースに関連して雑誌「ベース・マガジン」の取材を受けたんですけど、ファンの方が客席でベーマガを振ってるのが見えたことがあって。タオルみたいに振ってたんですよ(笑)。それがライブ中にチラチラ見えて。それはちょっとウケましたね。嬉しかったです。
―――それはなかなか斬新ですね(笑)。朋生さんは?
藤田
今回、やっと新潟に行けたことかな。FM PORTっていう新潟の放送局でもう3年近くラジオ番組をやっているんですけど、ライブで行けたのは結構久しぶりだったんです。それで、リスナーの方がライブに来てくれて。終わったあと少しお話ししたときは「あのGOODWARPだ!」って感じで、ちょっと恐縮しちゃうくらい、感動してくれてた(笑)。あのラジオ、やってていつも不安なんですけど、地元の人に「おもしろいです!」って言ってもらえて、本当にホッとしましたね。
チャー
本当に、いつも出たとこ勝負のラジオだからね(笑)
藤田
そうね(笑)。またライブでも来たいなって心底思いました。
チャー
新潟のみなさんに向けてラジオやってるのに、これまで新潟でライブできてなくて。番組の中でもライブ告知とかするんですよ。なのに新潟のはないという状態が続いていたから。今回、「新潟でやります!」ってライブ告知できてすごく嬉しかったです。
―――ざっくり振り返ってもらいましたが、そろそろ細かいところを聞いていきましょうか。ツアー各地の様子はいかがでしたか? 初日は東京でしたね。
吉﨑
初日はね、とにかく緊張しましたね。緊張しないライブなんてないんだけどさ、「CAMEO」やるの初めてだったから。
ケンゴ
ああ、緊張してるなって、後ろにもすっごい伝わってきた(笑)
吉﨑
うん、俺も、緊張してるって思われてそうだなって思ってた(笑)。
でも、いきなりすっごい嬉しいことがあって。バーンって始まって、客席がパッて見えた瞬間に、GOODWARPを結成初期から追いかけてくれている人たちの顔がたくさん見えたの。「あ、みんな来てくれたんだ」って、めっちゃ嬉しかった。
やっぱりリリースの間も空いていたし、最近来ないなっていう人もいたんだけど、そういう人たちも来てくれていて。ちゃんと俺たちを気にかけていてくれていたんだな、って。
―――それは最高のスタートでしたね!次は仙台でした。
吉﨑
仙台はスリーマンでしっかりやったのが初めてだったから、楽しみにしていました。サーキットみたいな形はあったけどね。なんとなくおとなしい人たちが多いのかなって思ってたら、全然そんなことなくて、盛り上がってくれた!
藤田
なんか、チャーさんいじられてたよね。
チャー
そう。アンコールで喋ろうと思ったら、「チャーさんしゃべって〜!」ってすごい大きな声で言われて。お客さんの声の方が俺の声より全然デカくて、ひるんだ(笑)。そんで「あ、しゃべります」って言って終わってしまった。
吉﨑
なんだよそれ(笑)
チャー
最近はラジオを聴いてくれている人が多くて、なんとなくキャラをわかってくれてる感じがするよね。どこ言ってもラジオの話をしてくれるから、嬉しいね。
―――3ヶ所目は、ラジオも放送している新潟!
藤田
今回の新潟でのライブは、ある新潟在住のイベンターさんを通じて出演が決定したんですが、実はかつてそのイベンターさんが初めて立ち上げたイベントにも誘っていただいていたんです。だいぶ昔の話ですけど。その時は残念ながらタイミングが合わなくて参加できなかったんですが、「いつか必ず、リリースツアーを新潟でやらせてください!」とまで言ってくれていて。
それが今回、何年か越しに実現して、その方が「念願のリリースツアー、夢が叶いました!」って熱く話してくれて。あれはグッと来ましたね。「ああ、自分たちの音楽も役に立ってんのかな、やっててよかったな」って思いました。
チャー
お客さんでも、「ずっと来たかったんです」って言ってくれた人がいたしね。本当に行けてよかったと思います。
藤田
あと、新潟バスセンターのカレー。あれはスゴかった。とにかく量が多くて(笑) 食べたはいいんだけど、当時風邪気味だったから残念だけどあまり味がわからなくて、でもケンゴが「美味しい!」って言ってたから、すごくおいしかったんだと思います。
ケンゴ
そう!おいしかった!
―――4ヶ所目は、おなじみの大阪。
吉﨑
大阪は盛り上がって楽しかった!新曲ばかりなのに、みんな結構知ってくれてて。それに、他のバンドのお客さんも盛り上がってくれた。知らなくても、自分で勝手に踊ってくれるイメージがありますね。大阪の人は。
チャー
大阪は、いつもホームみたいな雰囲気で迎え入れてくれるんですよね。本当にバンド初期の頃からずっと足を運んでくれる人がたくさんいる。逆に僕らが毎回元気をもらっちゃいます。
藤田
ケンゴは唯一の関西出身者だから、そうやって張り切って紹介したら、めっちゃ標準語で返してて笑ったよね(笑)
吉﨑
あ、あと、梅田の地下街。あれすごいね。「ダンジョン」って言われてるらしいんだけど、リハの合間に迷子になりかけて焦った。
チャー
大阪何回行ってるんだよ(笑)
―――最後が名古屋でした。
吉﨑
名古屋は謎に男性率が高かったのが面白かったです。基本的にGOODWARPのライブは少し女性が多いかなっていう感じなんですが、今回の名古屋は男性が連れ立って来てくれていて。やっぱり男性のファンがいると、声が違いますね。力強い。コールアンドレスポンスで雄叫びが混じってる(笑)。太い声、大歓迎です。
藤田
名古屋も最高だったね。打ち上げが盛り上がった。対バンでGOODBYE APRILがいて、GOODつながりで昔から知ってたの。昔はもっと「GOOD」が入っているバンドがいたよねって話して(笑)。正確なところはわからないけど、こうやって続けられているのはありがたいなってすごく思った。こうやってライブで、お客さんの反応を通して、自分たちが存在できていることの素晴らしさを改めて知るっていうか。
チャー
最近はバンドでも打ち上げしない文化が広まってきてるんですよ。シュッと帰るスタイルが多い。そんな時代に、このCAMEOツアーではみんな残ってくれた。楽しかったですね。それだけいいツアーだったってことかもしれない。全然音楽関係ない話ばっかでしたけどね。幽霊の話とか(笑)。
―――各地の盛り上がった様子が伝わってきますね!新曲の反応はどうでしたか?
吉﨑
アルバムリードでもある「Wolf tap」は、すごく届いた感覚がありました。「Wolf tap」は「レイニー白書」みたいに、ファンのみんなで一緒にクラップをして楽しみました。それ以上は特に演出をしているわけではないんだけど、歌っていると、集中して見てくれている感じをヒシヒシと感じた。絶対届いてるって思った。
藤田
どこかでのライブで、「Wolf tap」のときにすっごい踊っている人がいて、その隣の人が泣いていたの。そういう極端なコントラストが起きるのが、「Wolf tap」っぽいなって思った。
吉﨑
新しいことを始める時ってきっと迷う。そういう時の気持ちを「Wolf tap」で歌ってるんだけど、ファンのみんなが自分を重ねてくれたんじゃないかなって思うよ。
チャー
そういえば、「Smile」でも泣いてた人がいたね。いろんな思いを重ねてくれたのかもしれないけど、最後はSmileで帰ってくれたら嬉しいね。
吉﨑
「Smile」は「CAMEO」リリースの前からライブでやっていました。今とは違う歌詞で。ずっと来てくれている人からしたらおなじみの曲。間奏でメンバー紹介をするから、コミュニケーションを取れる曲に育っていて、気に入ってます。
―――なるほど。アンコールは?
吉﨑
アンコールはXXXが多くて、たぶんワンマンでも・・・って、これ言っていいの?(笑)
後編へつづきます!
後編ではワンマンライブへの意気込みを語ります!
お読みいただきありがとうございます。GOODWARPを周りの人にもぜひオススメお願いします!管理人のフェイバリットソングは「直線距離」です!