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二十歳 本を読みます

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最近の記事

眠れない

久しぶりに眠れぬ夜を過ごしている いつぶりだろうか 瞬く間に、時は悠然として 目の前を通り過ぎていく かつて手にしていたもの 掌握できない程に溢れていた 今はその小さな輝きを ゆっくりと、丁寧に拾い集めている 信じる ということ これは 自分自身にとっての人生の課題 なのかもしれないと 常々思う 頭の中にぐるぐると邪魔をする 何かがいる その渦が次第に大きくなると 自分は何もかも分からなくなってしまう 渦の中に飲み込まれ、嵐が去った後 私の手には何も残っていない ただの

    • そのいのち

      中村佳穂の「そのいのち」 この曲を聴くと、生きる気持ちを鼓舞されるような そんな感覚に陥る。 今年、私は生と死により深く触れた。 おばあちゃんが亡くなった。 私にとってのおばあちゃんは、一般的に考える おばあちゃんの像とは少し違った気がする。 私が生まれてから今まで同居していたこともあって 家族という枠の、またより深い存在であり 優しいだけじゃなく、おばあちゃんの 色んな側面を知っている気がした。 昔はよくテレビのチャンネル争いで喧嘩したり 小学校から帰ってくると、おばあち

      • 二十歳の原点

        あと時計の針が半周したら、私は二十一歳になる。 大人の仲間入りをしたような、ウキウキしていたあの時から もう一年が経ってしまった。 二十歳は余りにも強烈で鮮明だった。 身近な人の死、出逢いと別れ、癒えない傷、愛すること、音楽、本、、、、 色んな物事の「痛み」を初めて味わった一年だった。 しかし、今振り返って見れば、その痛みも強さに変えられるくらいに成長した自分がいる。 それまで「自分」という人間が、何を考え何に心を揺さぶられるのか、 自分自身を理解出来ていなかったように感じる

        • 光をにぎる

          古き良きもの、についてよく考えることがある。 再開発や技術の進化によって変わりゆく街並みや文化、 そして人々の暮らし。 時代の流れに逆らえないまま、過去は消えていってしまう。 誰かが愛した風景や店が、消えてゆく現実。 老朽化によって変わらずに在りつづけることの難しさ。 時代と共に一色に塗り替えられてしまう 変化の恐ろしさも感じずにはいられない。 いくつもの「物」が形に残らず消えてゆくこの現代。 そこに果たして、本当の未来は在るのだろうか? 最近観た映画の「Perfect D

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