YOSSHI. / LA CLASSIC

Artist / World Champion / World Record / Freestyle Footballer / Footbagger / Choreographer / Video Editor / Radio Dj / City Branding

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最近の記事

ロシュフォールの恋人たち - 恋の変奏曲 -

映画「ロシュフォールの恋人たち」を鑑賞。 軍港の町ロシュフォールにめぐってきたお祭の季節。旅芸人たちはお祭の準備を始め、美しい双子の姉妹は新しい恋の予感を感じ思わず歌い出す。町中が沸き立つ週末に新たな恋が生まれ、かつての恋が再燃する —。めくるめくオーケストレイションによって、鮮やかに彩られた“ルグラン・サウンド”のショーケース。 双子の姉妹、若い画家、有名音楽家、元恋人同士。それぞれの人物には一つの共通点があった。それは、私の運命の恋人は「近くにいるのか 遠くにいるのか

    • シェルブールの雨傘 -音楽と言葉の結婚- 砂時計のような時の流れ

      映画「シェルブールの雨傘」を鑑賞。 物語の舞台は港町シェルブール。傘屋の少女ジュヌヴィエーブと自動車修理工の青年ギイの恋の話。 結婚したいと願いながらも、ある日アルジェリア戦争の徴集礼状がギイに届く。ジュヌヴィエーブは一緒に居れないぐらいなら死んでしまいたいと溢れんばかりの気持ちを伝えるも二人は離れ離れとなる。 感情の起伏が旋律として伝わる今作は 全編、歌が台詞に取って代わった「音楽と言葉の結婚」が実現したミシェル・ルグランの代表作にして最高傑作。 と称されメロディ

      • アルケミスト - 夢を旅した少年 - 天アンカットから感じる物語の手触り

        「アルケミスト 夢を旅した少年」を読了しての感想。 物語は羊飼いの少年が何度も同じ夢を見るところから始まる。しかしそれは、いつも宝物を見つける一歩手前で目が覚めてしまうのだった。 夢を信じ、導かれるように、長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アンダルシアの平原から旅に出かける。夢に登場した手がかりエジプトのピラミッドを目指して。 絵に惹かれ手に取った。物語にすっと引き込まれていく。美しい文章を際立たせている装丁の力に気付いたのは、砂漠へ出発するシーンに差しかかった時だっ

        • 映画「ローラ」を観た感想 〜ポリリズム〜 LOLA - Un Film de Jacques Demy

          物語の舞台はフランス西部の港町ナント。 キャバレーで踊り子として働くローラは7年前に姿を消した初恋の男性ミシェルを待ち続けていた。 そんな中、初恋の相手ミシェルに似た海兵との出会い。ローラを想い続けていた幼馴染ローランと10年ぶりの再会。初恋をした当時のローラを彷彿させるような少女。 というふうに様々な人物が登場する。 彼ら彼女らは近いようで遠く、遠いようで近い。 それぞれの人生が絡み合いそうで、絡み合わない。絶妙なタイミングで展開される物語は異なる複数のリズムを同

          音の視覚化 〜HAN-KUN × YOSSHI.〜 乗っかリディムチャレンジ

          縁あって湘南乃風のHAN-KUNからご連絡をいただき参加した企画をご紹介します。 その名も「乗っかリディムチャレンジ」 この企画はレゲエの世界の文化がルーツで、同じインストの上に色々なアーティストが違う曲を歌うというもの。(インストとは、インストゥルメンタルの略。歌のない、楽器だけで演奏された曲の事) 今回はHAN-KUN自身が作ったリズムの上に歌はもちろん楽器やダンス、朗読など垣根を越えて様々な表現者が交わると言う企画。 私はフリースタイルフットボールというサッカー

          音の視覚化 〜HAN-KUN × YOSSHI.〜 乗っかリディムチャレンジ

          「5時から7時までのクレオ~Cléo de 5 à 7~」 を観た感想。〜多くを語らず鑑賞者に委ねる〜

          アニエス・ヴァルダが監督したフランス・イタリア合作「5時から7時までのクレオ~Cléo de 5  à 7~」を鑑賞。 この映画はクレオの午後、5時から7時までの様子をリアルタイムで描写していく物語。 その内容は医者に診察され「もしかしたら私はガンなのかもしれない」と重い病なのか、違うのか、結果が伝えられるまでの2時間を追いかけていく。 不安に駆られながらも時には何事も忘れるような喜びが溢れるクレオから喜怒哀楽を、人間らしさを感じます。 しかし時間が近づくにつれ不

          「5時から7時までのクレオ~Cléo de 5 à 7~」 を観た感想。〜多くを語らず鑑賞者に委ねる〜

          商品ではなく作品へ。

          本日は来月のイベントへ向けてのトレーニングセッションを行いました。今日そこで行ったのは二つの作品の振り付けを確認すること。 その練習に取り組む中で気付きがありました。何か考え事をして上の空になっている瞬間のパフォーマンスは表面上はできていても何か味気ないということ。 技術が高まる事で、身体が自動でボールに反応してくれるという一見凄い事ではあるが、それは抜け殻のパフォーマンス。「あれ?これは良くないな」と俯瞰して気付き修正。 その後、一回一回、何気なく蹴っていたボールに意

          商品ではなく作品へ。

          サッカーボールと身体で描くアート

          2016年3月29日 福井県坂井市 春江中公民館に 子供のような大人が集まった。 ここは取り壊されることが決まったようだ。 ただ、他のそういった所とは何かが違う。 入り口には今にも飛び出してきそうな恐竜のトリックアート。 中に一歩踏み入れるとあたり一面いたるところに様々な絵が出迎えてくれる。 絵の種類は様々で、それぞれがそれぞれの表情をみせてくれる。 この様子だけをみれば廃墟となるところに落書きされた場所と思う人も多いだろう。 だが真相はこうだ。 長年愛さ

          サッカーボールと身体で描くアート