プレス力を実戦に使えるプッシュ力に変換せよ
少し間が空いてしまいました。
現在も継続中ではあるのですが、2週間以上38度の熱が続いており、ここ数日は疲弊しまくりで更新できませんでした。
タスケテクダサイ…
差し入れ大歓迎です!
果物が良いです!
何かしらの媒体使ってメッセージいただいた方には職場の住所をお伝えします。
ちなみにカットフルーツ限定です!
カットする気力ないので。
ってことで、さて本題。
いわゆるベーシックなウェイトトレーニングを行う中で、最も実動作に還元しにくいトレーニングがプレス系のエクササイズだと思います。
案外、スクワット、ヒンジ、プルは何も考えなくとも正しく行えば実動作に還元されやすいです。
実動作とは競技パフォーマンスに直結しやすいということです。
※あくまで、しやすいです。直結するわけではないです。
何故、プレス系が直結しにくいのか。
特に水平面でのプレス系。
皆さん大好きベンチプレスのことです。
何故?
Why?
Why 何故に〜
ベンチプレスでの「押す」と実動作での「押す」の違い。
肩甲骨の胸椎の使い方が変わってきます。
ベンチプレスでは肩甲骨を内転、下制、後傾で安定させます。
固定と言っても良いです。
胸椎は伸展位で、肋骨は開きやすくなります。
肋骨が開きやすくなる=お腹の力が抜けやすいです。
実動作では肩甲骨を外転させます。
安定させず、動かします。
胸椎は屈曲位で、肋骨は閉じやすくなります。
肋骨が閉じやすくなる=お腹に力が入りやすくなります。
ベンチプレスで肩甲骨を安定させず、外転させながら行うと大胸筋は使えず、いわゆる下手なベンチプレスになります。
しかし実動作で「押す」動きを使う時は、ベンチプレスの様に胸を張る姿勢では力が伝わりません。
立位であれば、下半身で踏ん張り背中を丸め、手を突き出して押します。
寝た状態であっても、床を足で押して背中を丸め、手を突き出して押します。
柔術のフレームやエビはまさにそうですね。
せっかくベンチプレスで高めた筋力も、パフォーマンスに直結しないと残念ですよね。
高めたプレス力をプッシュ力に変換するためのエクササイズは
こちらはピラティスのツールの一つ「チェア」を使用したパイクというエクササイズです。
現存するプッシュエクササイズでは最強の一角に間違いなく入るでしょう。
プッシュに必要な要素が全て入っています。
ただ、チェアを用意しているジムは少ないでしょうし、ピラティス専門のジムですとエクササイズとしてチェアを使用するだけなので余り意味はないです。
身近なツールを利用するとなるとTRXを使用したパイク。
肩甲骨を外転位まで動かす腕立て伏せやディップス。
ハンドウォーク(インチワーム)なんかも良いですね。
こういった一見地味なエクササイズこそ、ジムと競技の架け橋になるので、是非取り入れていただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。